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【トラベル】秋の空には藁葺きの屋根が似合う

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/LookKorea.aspx?news_id=000000001909

心解き放たれる楽安邑城の秋
記者名 ハン・ソクジョン
2006-09-29 08:36

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楽安邑城の藁葺きの家々のシルエットが秋の日差しのような暖かみを感じさせ、見る人の心のひだを開いてくれる。
撮影者:ハン・ソクジョン

 全羅(チョンラ)南道の小高く丸みを帯びた山にそっくりの藁葺きの屋根。粗くてどこか懐かしい藁葺き屋根が青い秋空と調和し素晴らしい景観をなす場所がある。順天(スンチョン)楽安(ナクアン)邑城である。

 全羅南道・順天市・楽安面にある楽安邑城民俗村は、一般の城郭が山や海岸に築城されるのに対し、広々とした野原に建てられた。城内には村の役所と、およそ100棟の藁葺きの家が、石垣と、萩で編んだ戸の隙間から昔の面影を覗かせる。楽安邑城の民俗村では現在、85世帯229人の住民が実際に暮らしている。

 約1.5キロメートルに及ぶ城郭の上を歩きながら、一点の雲もない青い空の下に100棟の藁葺き屋根がところ狭しとひしめく姿を見ると、豊かに実る秋の田畑のように、心が豊かになる。

 村のあちこちを見回る途中、私は人ひとりがやっと通れるくらいの狭い路地に足をとめた。そこでふと、失っていた人間の暖かさを感じたのはなぜだろう。

 懐かしい路地文化が完全に姿を消し、都市と自動車文化に慣れきったあまりに忘れていた郷愁を、この狭い路地でつかの間とはいえ取り戻したからではないだろうか。

 住民が暮らす家々の外観は、石垣と藁葺きの昔の面影を留めているが、萩の戸の隙間から庭を覗いてみると、高級自動車が駐車していたり、原色の短いミニスカートや下着が洗濯物干しロープにぶら下がっていたりする。現代人の生活を赤裸々にさらけ出した場面が、見る者の笑いをさそう。

 楽安邑城の民俗村は言葉どおり、伝統と現代の共存を目撃する独特な場所だ。

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人ひとりがやっと通れるほどの狭い路地。昔の民は、しょいこを背負って通れる間隔なら十分だったのだろう。
撮影者:ハン・ソクジョン

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花は瓦の屋根より藁葺きの屋根によく似合う。
撮影者:ハン・ソクジョン

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フクベの蔓には、藁葺きの屋根が似合う。
撮影者:ハン・ソクジョン

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石垣と萩の戸、その上から覗く藁葺きの屋根と山の稜線が穏やかな風景を描く。
撮影者:ハン・ソクジョン

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水車小屋で2人のお嬢さんが写真を撮っている。彼女たちの愉快な姿を盗み見する私も、わくわくしながらカメラのシャッターを押した。
撮影者:ハン・ソクジョン

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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この翻訳記事の元記事は以下。

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ここは『チャングムの誓い』のロケ地だったみたいですね。『チャングムの誓い』は実写ドラマもアニメも両方見ました。物語としては『冬のソナタ』のほうが昔の大映ドラマみたいで好みです。