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戦後教育の醸成が生んだネット右翼

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000537

2ちゃんねるを斬る
記者名 A川 K

昨今、ネット右翼なるものが2ちゃんねるなどの巨大掲示板で跳梁跋扈している。彼らは我が物顔で左翼系書き込みを蹂躙し、鬼の首を取ったかのように揚げ足を取り、中には非常に頷ける文章で華麗に論破している。これは軍国主義が再び首をもたげてきた結果なのであろうか。

だがしかし待って欲しい。
彼らは「体制に反抗」しているつもりなのである。戦後教育では、歴史教科書に「弾圧されるが当局に反抗する市民」がどの時代にもいたことを表記していた。つまり、正しい市民のあり方というのは、体制に反抗してこそ成り立つ、という意識が普遍のものとして刷り込まれたのである。しかし日教組はこれを続けるうちに、日本人の本質である平和を愛する気持ちから起こる、日本国自体を愛する気持ちを次第に呼び覚ましていった。

この非常に牧歌的・日本的な「愛国心」が呼び覚まされた団塊ジュニア以降の世代では、成長期に情報化時代を過ごすこととなり、大量の情報をすぐに手に入れられるのが当たり前となったせいで、教育の偏向性を見抜いたのである。次に彼らが見抜いたのは、「報道」である。報道が左傾化していることを正確に見抜いた彼らは、日教組が醸成した反骨心をマスコミに向けたのである。つまり、市民が倒すべき対象として選んだのは、なんとマスコミである。

彼らの勝利目標は、報道が中道化することである。極端な右傾化も嫌っている者が多い。たとえばこのオーマイニュースが2ちゃんねるに目を付けられたのも、明らかに鳥越編集長の開幕の一言、「2ちゃんねるはごみため」発言をしたことである。これで反抗心に火がついてしまい、さらに掲載される記事の中に左傾化どころではないものが多数あったためである。このまま、オーマイニュースは2ちゃんねるで弄ばれるだけとなるのだろうか。

だが、心配のしすぎではないか。
彼らも市民である。真のジャーナリズム精神には賞賛をしている。我々は、左傾化した意識を記事に刷り込むことなく、スクープを続けるべきなのである。そのとき、2ちゃんねるは我々ジャーナリストの大きな味方となるのである。

オーマイニュースは、その先駆者となる可能性を秘めた巨大な存在となれるのである。
2006-09-01 07:45

定型文が多いため気づかれやすかったのが敗因だと思います。念の為書いておきますが、わたしはこの方ではありません。わたしなら読んで不快になるもっとうざったい文章を書きます。