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【くらしの話】「車椅子を押すことにかけては、専門家になりました」

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/LookKorea.aspx?news_id=000000001892

全国中高生ボランティア大会で銀賞 仁川サムサン高校イ・ドンヒョンさん
記者名 チャン・ホヨン
2006-09-28 17:29

【画像省略】
撮影者:チャン・ホヨン

 「周りからの助けの手を待っている障害者や一人暮らしのおばあさん、おじいさんに、幸せに暮らしてほしいと思います。少しでも力になりたいです」

 「2006第8回全国中高生ボランティア大会」で銀賞を受賞したサムサン高校のイ・ドンヒョン(2年生)さんは、学校での授業時間と家で寝る時間を除けば、ほとんどの時間をボランティア活動に費やしている。現在行っているボランティア活動は7つを超える。そのせいか、周辺から「ボランティア活動ばっかりして、勉強する暇があるのか」と、褒め言葉とも叱責ともつかぬことを言われるという。

 ドンヒョンさんのボランティア活動は8歳の頃から始まった。小学校1年生の時、父に毎朝ゴミ袋をもらい、通学時にゴミを袋にぎっしり詰め込むようにと言われた。幼いイさんは当時、この仕事がいやだったが、続けるうちにボランティア活動に興味を抱くようになり、学校での廃品回収には積極的に参加し、つねにトップの成績を上げた。

 中学生になってから仁川(インチョン)で暮らすようになったドンヒョンさんは、福祉施設を訪ねたことがきっかけになって、暁星(ヒョソン)洞に位置する知的障害者施設の「希望の家」を知った。中学2年生の時から今日まで、週末、平日を問わず「希望の家」を訪問しお年寄りのお風呂の世話をしているドンヒョンさんは、今では「希望の家」が自分の家のように落ち着けるという。

 「通路が狭くて、他の友人らにとっては一人でお年寄りを風呂場につれていくのも大変なようですが、長く活動したせいか、私は一人でお年寄りの沐浴のお手伝いができます。それに、ご覧のように、私は体が頑丈です。今では車椅子を押すことにかけては専門家になりました」

 ボランティアセンターで足の裏をマッサージする技術を学んだドンヒョンさんは、「希望の家」のお年寄りのお風呂の世話をした後、足の裏をマッサージして疲れを癒してあげる。また、障害者施設の「イェリムウォン」で足の裏をマッサージする活動も始めた。

 学校のサークルの「郷土愛奉仕団」にも加入したドンヒョンさんは、指導教師のイ・ヒャンランさん、学校の先輩、後輩と一緒に西部幹線水路の浄化活動、一人暮らしのお年寄りへのボランティア活動などにも参加している。一人暮らしのお年寄りへの奉仕活動は、ドンヒョンさんが道で偶然出会ったおばあさんがきっかけになって、奉仕活動をサークルに提案して始まったという。

 飢餓体験24時間・義援金募集活動にも積極的に参加したドンヒョンさんは、今やさらに活動の幅を広げたいと胸を張って話す。

 「今回のボランティア大会でワールドビジョンの製作者に会いましたが、アフリカの難民村を訪問してボランティア活動をする国際交流プログラムに参加することを提案されました。これから活動の範囲を広げて海外奉仕活動をし、周りの友だちが形式的な奉仕活動を抜け出して私のように奉仕する喜びに目覚めたらいいなと思います。支援の手を待っている周辺の皆さんが幸せになるまでボランティア活動を続けるつもりです」

 自分のことだけでも大変なご時世に、ドンヒョンさんを通じて韓国社会の明るい将来像が期待できる。

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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正直な感想を書きます。このイ・ドンヒョンさんのやっていることは気持ち悪いです。困っている人を助けたい、誰かの役に立ちたいという思いは立派ですし尊敬はしますが、滅私奉公、対価はいらないというのはボランティアというより宗教の範疇に入ります。中学生・高校生で親に扶養されているからこそできる活動だと思いますが、社会人になってからはこの活動は続かないでしょう。

世の中には想像もできないようなスーパーマンがいることは認めます。けれどそれを凡人に求めてはいけないんです。個人の能力に寄りかかった活動はその個人がいなくなったら終わります。その後はどうするの?