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飲酒運転に社会的制裁を

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000366

記者名 M野 I生

*[安全]・飲酒運転に社会的制裁を

30日のスーパーモーニングで、我らがオーマイニュースの鳥越編集長が、
「飲酒運転を無くすためには社会的制裁が不可欠」と、
強く主張した。

飲酒運転による死亡事故は、厳罰化に伴い一時的に減少したものの、
最近は増加に転じている。刑罰による抑止効果の限界をあらわしているものと見られる。

飲酒運転が減らない原因のひとつに、社会が飲酒運転に寛容なことがある。
特に、他人の飲酒運転を咎めるにはかなりの勇気と、覚悟が必要になってしまう。
[少しくらいは大目に見る風潮]を打破するのは容易なことではない。

秋は各地でお祭りの季節となるが、反面では飲酒運転が横行する時期にもなってしまっている。
赤ら顔の運転手を見かけても、お祭り気分で、「大目に見るのが大人というものだ」、となってしまう。

飲酒運転を許す環境を作っているものに、この大人の振る舞いがある。
人間関係と飲酒運転による罪を天秤にかけるような意識があり、人間関係を重んじるあまりに、罪を見逃すことになってしまっているのが実情だ。

飲酒運転に社会的制裁を下すことの利点はここにある。
個人間で罪を認めさせるには限界のある社会では、全体として対処することにより、罪を指摘することが社会的に認められる条件とする必要がある。

行政や企業は、飲酒運転を絶対に許さないとする強い意思表示をし、飲酒の程度による処罰の違いを無くすことから始めるべきだろう。
飲酒運転をした者は、すべて免職となる厳しい社会制裁が求められている。

酒を飲んで車に乗ろうとする者が、白い目で見られ、追放される社会が当たり前になる日が待たれる。
2006-08-30 10:52

この記事は2006年8月30日07:49以降、2006年8月31日07:15までの間にニュースのたねに掲載されました。タイムスタンプは2006/08/30 10:52:40。後に編集され、2006年9月8日18:32に正式採用・再掲載されました。同時にサブタイトルが以下のように追加されました。

飲んだら乗るな、飲むなら乗るな

コンプライアンスの徹底でほとんどの企業では飲酒運転が発覚した場合懲戒免職になる社会にはなってきています。とくに運送業界では自動車の運転前には検査機器による飲酒(アルコール)チェックが義務として課されています。乗車時のシートベルト、バイクに乗る時のヘルメット着用、義務として、あるいは習慣として続けていくことで現在のように当たり前になってきていることを忘れないようにしたいものです。