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友近とユースケ・サンタマリア、家族のしあわせ論

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003200

映画『酒井家のしあわせ』完成発表
豊原 富栄
2006-11-20 16:43

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「酒井家のしあわせ」は、12月23日、渋谷アミューズCQNにて公開 (C)「酒井家のしあわせ」フィルムパートナーズ

 対象の特徴を良く捉えたものまねで不動の人気を得ているお笑い芸人友近さんと、独特の存在感で活躍している役者ユースケ・サンタマリアさんらが出演する、『酒井家のしあわせ』のプレミア試写会が、11月17日東京・東商ホールで行われた。この日は監督の呉美保(オ・ミポ)さんと3人が舞台挨拶に登壇、作品について語った。

 この映画で監督は「家族ってなにかな」と考えるような一面と、この家族が出すポップで「どこにでもある日常の風景」を描き出した。また、ユースケ・サンタマリアさんは「いつの間にか涙が出る映画。木綿のハンカチーフが必要」と、彼らしい表現で主演の1人としての感想を語った。友近さんも「改めて家族の大切さを思う」とPRした。

 今回の配役に関してユースケさんは「(バラエティ番組などに出ている友近さんを見ていて)興味があった。イメージ配役のリストの中に『友近』の名前を見つけ、イメージにピッタリ。できれば友近が良いです」と配役にアドバイスしたとのことだ。友近さんも「ナギスケじゃなく、トモスケみたいな感じで料理番組でもやりたい」と思うほど、現場は想像通りに楽しいものだったというエピソードを話した。

 それぞれ家族について監督は「家族とは、切っても切れないもの」と話した。友近さんは、「恋人なんかには見せられないものが家族の前では見せてしまう。家族の前では嫌な自分も見せられる。信頼できる存在です」と言い、「心を許せる部分もあり、家族にだからこそ見せられない部分もある。いとおしい距離感があって難しいです」と言うのはユースケ・サンタマリアさん。それぞれこの映画を通して『家族』というものを再考したということだった。

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『酒井家のしあわせ』完成試写会より。左より呉美保(オ・ミポ)監督、友近、ユースケ・サンタマリア
撮影者:豊原富栄

 別室での取材でも、主演の2人は自分にピッタリの役柄だったと振り返った。特にユースケ・サンタマリアさんは「自分じゃなかったら、公開までこぎつけなかった」と豪語、映画の完成度の高さを予感させる言葉を繰り返し強調した。それぞれ、持ち前のキャラクターらしく会場や記者を笑わせるコメントもあったが、「ボーっとして見ても、ちゃんと考え、ほっこりする映画です。最高の映画、ぜひ見てください」と、自信をもって『酒井家のしあわせ』を紹介してくれた。

 最後に理想の家族像について聞かれた呉監督は「感情をぶつけ合えるような家族だと思います。それができないからその先に行ってしまうんじゃないか。日々、その場その場で問題を解決することが大切」と言った。それに友近さんは、「思ったことが言い合える存在がいいもの。その日に分かり合えるように」と同調。作り手と演者の歯車がしっかりかみ合ったこの作品は、12月23日渋谷アミューズCQN他で全国順次公開予定だ。この冬、家族や家族を思いながら、「心のほっこりする映画」を楽しむのはいかがだろうか。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 四季 11/22 15:16
監督のこの言葉・・・・・

「感情をぶつけ合えるような家族だと思います。それができないからその先に行ってしまうんじゃないか。日々、その場その場で問題を解決することが大切」

どのようなことでも話し合える家族、何時も子供の方を向いている両親・・・非常に大切な事でしょう、日々問題に成っている陰湿なイジメも減少するのではないでしょうか。

1 akisaya 11/20 19:17
気にしていた映画だったので、参考になりました。時間ができたら、見に行きたいと思いました。

記事についてですが、せっかくのネット記事ですので、公式サイトへのリンクなどがあっても良いのではないでしょうか。


WOWOWでやってたら観てみます。

レビューでは良作と評価されているようですね。ユースケ・サンタマリア氏は『踊る大捜査線』や『アルジャーノンに花束を』で見ました。味のある演技をされていたのを覚えています。まだフジテレビがギリギリ面白かった頃の話ですねw

『アルジャーノンに花束を』は原作を知っているのでドラマ自体はちょっと期待外れでした。