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白猿を発見した

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002685

夢中でシャッターを押した
Y田 Y一
2006-11-08 12:23

 やや古くて恐縮だが、今年4月。いつものように、野生動物を観察しようと山奥に入った時の事である。

 この日は、カモシカ、ヤマドリ、カケスぐらいで、大して収穫がないと思っていた。

 もう少し、林道を登ってみようと前進し、カーブを曲がって、ニホンザルの群れに遭遇した。サルには良く出会うため、大して驚く事はなかった。今日は、たいしたことがないと諦め、サルを観察する事にした。

 サルは、林道の傾斜したところに生えている、カタクリを美味しそうに食べていた。

【画像省略】
新潟県の山中で遭遇した白猿です
撮影者:Y田Y一

 突然、声を出してしまった。

 今まで、雪と思っていたものが、動き出したのである。白いサルである。

 私は、長年、自然観察が好きで、いろいろなものを見てきたが、人生初めての事である。夢中でシャッターを押したのは言うまでもない。白いサルは、カタクリの葉、花を、他のサルの影に隠れながら、実に美味しそうに食べるのである。

 山形県吾妻山系には白猿がいるといわれ、天然記念物になっている。新潟でも天然記念物発見か!と思った。ニホンザルの研究者で有名な、京都大学霊長類研究所渡邊邦夫先生に、お話を聞くことが出来た。

 先生のお話では、「大変珍しい。日本では、ずいぶんニホンザルの調査はされているが、そうそういるものではない。大きさから見て、2~3歳、しかし、写真では、確認できないが、アルビノ(先天的に皮膚や髪のメラニン色素が著しく少ない症状)ではないか」とのこと。

 その事がきっかけで、私は、サルのとりことなってしまった。以来、暇さえあると、山にサルを見に出かけるようになっている。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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この記事についたコメントは7件。

7 ぉゃっ 11/10 08:40
これぞ「ニュース」です。
いやしかしメチャメチャきれいですね。
ネコだとオッドアイになるケースが多いようだけど、
サルの場合もそうなるのだろうか?

それにしてもホントお見事です。

6 じぇじぇ 11/10 05:43
>5 椎名(somethingwild)さん

人間っぽくて 
なんてコメント読んだ後に再度マジマジと見ていたら、そこらのオジサンに見えてきたじゃないですかぁ

それにしても白すぎますね。おでこが少し色が違うようですが怪我してるんでしょうか(ハゲてるんでしょうか)心配です。

5 椎名 11/09 01:09
すごいっすね。
顔が赤くないから人間っぽくてちと怖い。(-_-;

4 ふねしゅー 11/08 23:04
いやいや驚きました!
猿にもアルビノっているんですねえ。

それとまた、仮にも野生動物を、これだけはっきり撮影できた記者さんの腕前にも驚きです。もともと狙って待ち受けていたならともかく、偶然見かけた場合は、カメラを構えている間に逃げられてしまいそうなものです。

世の中まだまだ知らないことが多いなあと思いました。感謝です。

3 八代目ジョン太夫三郎 11/08 18:48
白すぎじゃない?

2 マウンテン・ティム 11/08 15:15
さるっ。しろざるっ。素敵。物憂げっ。

神様の使いかもわからんね。

1 Hounddog 11/08 15:03
アルビノというのは身体的に虚弱であると聞きます。
この珍しい白猿が、厳しい自然を生き抜いていければよいのですが。


映像で見て「ほ~ん」と思っていても、いざ現実で遭遇したらビビりまくると思います。幸運は持っている人は持っているものですねぇ。