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「出来るだけ早く」…日韓両首脳が電話会談

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001882

記者名 佐々木 伸彦
2006-09-28 13:09

読売新聞は、安倍首相は28日午前、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と就任後初めて電話で約20分間会談し、未来志向の関係をつくるため、出来るだけ早く日韓首脳会談を実現する考えで一致したと報道しています.(9月28日)

日中、日韓関係について日本側は経済界・アメリカからも「うまくやってほしい」という希望が強く出されており、中国側、韓国側とも一つの障害以外に障害はないということを明らかにしてきました.

したがって、「出来るだけ早く日韓首脳会談を実現する考え」で一致することは、当然で、その点ではこれまでと変わりはありません. 問題は、日本側の安倍新総理の方針は、「歴代の総理の靖国参拝は当然」しかし「安倍総理は、参拝するかしないか、したかしないかは言わない」ことを明らかにしていることです.

この経緯からすると、日本側は「他の閣僚は別にして、首相は参拝するかしないかは言わないことにしているが、実はいかないから首脳会談をしよう.あなたの方はそれについても触れないでほしい」と提案し、相手側が承諾した場合には首脳会談は実現することになると考えられます.

しかし、すでに数名の新閣僚が「靖国参拝」を公言している段階で、そのような提案が「コッソリ」なされたとしても、「早い時期の会談」の実現はないと考えられます.「電話会談」についての日本側の発表は、この問題についての国際的な「孤立化」からくる「あせり」であることが容易に想像できます.

以上。