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いつまで続くのか“買うVS借りる”論争

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001901

記者名 菊池 浩史
2006-09-28 22:10

9月27日に発売されたリクルート住宅情報(関西版)に、「賃貸VS買う 今の収入で買えるのか?ズバリそれが心配」という見出しで、賃貸が得か、購入が得か、という特集が掲載されています。

「賃貸か分譲(購入)か」という論争(?)は随分と前から言われており、住宅雑誌などを中心に数多く取り上げられてきました。その内容の多くは、住まい方、暮らし方からの選択に始まり、最後はライフサクルコストの収支比較で結論づけています。結論は分譲系の雑誌か、賃貸系のそれかによって異なるケースが多いような気がしました。

例えば、分譲(購入)のメリットは、広い住宅に住める、定年退職後の家賃負担が不要、資産形成の面においても、自分の財産が持てる、物件によれば将来、売却益が期待でき又、賃貸に廻せば賃貸収入を得ることも可能です。

一方、賃貸には賃貸のメリットがあります。ライフステージに併せた住み替えが容易、転勤・転職の際にも移動が楽、多額のローン負担というリスクを負わなくてすむ、といったことが挙げられます。

但し、それぞれのメリットということは、逆に言えばデメリットでもあるわけです。そう考えると、結局のところ、一人ひとりのライフスタイルや価値観によって結論は異なってくると思います。月並みな言い方ですが、個々人及び各家族が決定することではないでしょうか。(決定の際の情報提供という点では参考になりますが)ある意味では、電気製品かガス製品かという比較と似ているところがあるのかもしれません。

ところで今や、賃貸と分譲(購入)の中間領域と言える形態の“定期借地権”付という住宅もあります。同住宅が世の中に出回り始めて10年以上経ちますが、まだまだ少数派です。但し、これも選択肢の一つとして検討の余地が十分ある住まいだと思います。

要するに、“自分はどんな暮らし、住まい方をしたいか。住まいにそのくらいの予算をかけたいか”を整理するのが先決だと言えるでしょう。今日は、住宅情報誌の特集の見出しを見た雑感を記しました。

この広告は電車の吊り広告で見つけました。記事の内容はおおよそ予測がついたので結局、書店に立ち寄ってページをめくることはありませんでした。

定期的にメンテナンスが必要となるなど持ち家が負債だという考えも一理ありますが、終の棲家とするなら持ち家一択だと思います(個人の感想です)。死の床でまで家賃の心配をしなきゃいけないのは勘弁願いたいものです。

ご近所ガチャに失敗した場合には、たぶん賃貸のほうがいいと思うだろうですがw