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【自然】小さな秋見つけた!

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003330

草と虫たちにとっての天国
S浦 M晴
2006-11-30 07:24

 小さな秋見つけた。

 秋の日に 光りかがやくススキの穂 これの高屋に のぼりてみれば   良寛

 某私鉄沿線の斜面には多くの草花が咲き、秋を思わせる。空を見やれば、はや秋の青い空、西を望むと富士の嶺には白きものが、時の移ろいをしみじみ感じさせている。

 沿線の柵内にはススキ、クズ、アキノキリンソウ類、センダンクサ類、アザミ、ヨモギ……など多くの種の草が、花をつけたものから終わったものまでいろいろある。またこれら草花に多くの虫が見られる。ハチ、チョウ、バッタ、カマキリ、クズノチビタマムシ、コガネムシ類が。またクズの花にはウラギンシジミの幼虫まで観察できる。すでに孵化(ふか)して幼虫になり、地下にもぐったコフキゾウムシ、シロコブゾウムシ……などが、来年には再び現れるだろう。いったい全体どのくらいの種類の虫がいることかわらない。

 この沿線の柵内斜面は草と虫にとっては天国のような場所だろう。除草剤を撒(ま)かれることもなく、度重なる草刈りも少ない。おまけに線路は長くつながるので、飛翔力のあまりない虫にはありがたいことだ。人も線路沿いの小さな秋を感じつつ犬と散歩する。遠出しなくとも四季を感じさせてくれるこの線路脇は、人にもうれしい場所。さて、犬には秋がわからないと思うが、寒さはわかるようだ。

 ここで昭和天皇と入江侍従との会話を思い出す。吹上御所の雑草を刈りました、と入江侍従が説明した。そのとき天皇は「雑草」と言う草はないのだと仰せられた。多分人間の都合で草を刈るな、と私は解釈している。以後私は雑草という言葉は使わないようにしている。なぜかこの「雑草」のことだけを覚えて、ほかの内容は忘れている。そしてわずかな庭の草は伸びるに任せるが、手入れはたまにするだけ。おかげで虫もよく遊びにくるので、デジカメで撮り、観察する楽しみがある。

 庭のフジバカマにはウマオイが来て「シッチョ、シッチョ」と、小さな小さな秋を教えている。

【画像省略】
線路脇に秋見つけた。さまざまな虫も来ているので観察する楽しみがある
撮影者:S浦M晴

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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昭和天皇には申し訳ありませんが庭の草むしりはします。放置するとセイタカアワダチソウがすごいことになるのでいつもなるべく生え始めの時期にむしります。側溝まわりとか玄関のところとかは除草剤をまけばいいのですが、さすがに畑とかにほいほいまくのは気が引けるので手間はかかりますがちょこちょこむしりますね。

昔のように勝手に野焼きとかはできないのでゴミの減量化のためにも早めの対策はしておきたいところです。毎回腰が痛くなるんだぉor2