今までなかった「場所」
引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/HotIssue.aspx?news_id=000000000120
まず『恋空』作者にインタビューを
記者名 H子 M
【画像省略】
撮影者:OhmyNews
現在、都内の大学に通っています。サークル活動に熱中し、バイトもやる、そんなごく普通の大学1年生です。
以前から海外にとても興味があったので、世界とメディアを関連させた講義がたくさんあるグローバルメディアスタディーズ学部を選びました。授業は楽しく、毎日充実しています。
興味のある分野はファッションと音楽です。大学ではもちろん、学校帰りによく渋谷に行って、すれ違う人のファッションを見ています。
好きな歌手は倖田來未さん。自分の力で必死に夢をかなえたという一人の人間として尊敬します。今、はまっているものはmixiです。電車に乗っていても常に
チェックしていて、ほとんど中毒です。
こんな私がなぜ市民記者になったのか。
大学でオ・ヨンホ代表がオーマイニュースについての講演してくれたからです。既存メディアにはなかった「市民記者」を作った新しいメディアに、私はとても興味を持ちました。そして、もし自分が市民記者になったら……と考えるうちにいろいろ書きたいことが広がり、「私もできるかもしれない!」と思い、市民記者になりました。
実名で書くことには不安もあります。ネット上に自分の名前が出てしまうことは、いつ・誰が・どこで見ているのか全く把握できないということです。しかし逆に言えば、いつ・誰が・どこで見ているのかわからないから「しっかり書こう」という意識に自然と変わるのではないでしょうか。それが責任ある参加だと私は考えます。
匿名だと中傷しても知られません。しかし、オーマイニュースは実名なので中傷すると誰が書いたのかわかってしまう。私は実名で書くことによって秩序のとれたメディアになることを期待しています。
ニュースと言われるとどうしても堅苦しいイメージを持ってしまいます。新聞も、堅苦しいし難しいので、最近若い読者が減ってきたと聞いています。私もその一人でした。まわりの友達も同じような意見で、読んでいる人は少ないです。
しかし、今、特に同世代の人たちへ私は言いたいです。「オーマイニュースは今までのものとは全く違うんだよ。まず、創刊号読んでみて!」と。今までこのように自分がたくさんの人に意見を言う場面は、多いようで少なかったと思います。普通にただなんとなく生活を送っている人も、必ず伝えたいことはあるだろうし、自分の意見を伝えたいけれど、「どんな方法で?」と感じている人も多いでしょう。
今までは『場所』がなかっただけなのです。せっかくできたこの『場所』を無駄にはしたくありません。若者も正面から向き合える。そんなメディアにしていきたいです。
最後に、私はこんな記事を書きたいです。
たとえば、「作者本人が語る『恋空』のすべて」。
いまや小説でさえ携帯で見られるようになり、私たちの世代では数年前から『恋空』という小説が長く人気を集めています。
携帯小説なので作者はメディアに取り上げられていません。ですが、作者はどんな人なのだろう? などと考えている人はたくさんいると思います。その作者にインタビューして、実際の話を聞きたいです。そして、それを通じてもっと多くの人に知ってもらって、感動を共有できたらと思います。
また、日本人は「あれが流行っているからわたしも」と考えて、自分の着る服を決める人が多いので、街を歩いていると同じような格好をしている人をよく見かけます。ですから、そうではなく、自分らしくカッコよく着こなしている人に話を聞きたいです。自分の勉強にもなり、それについて他の人の意見も聞いてみたいです。
さらに、ネットを使うメディアの特性を生かし、日本だけでなく世界の国々のオススメスポットを載せたら面白いと思います。旅行に行ったときの経験を記事にしたり、海外在住の市民記者と意見交換したりして、「穴場スポット」を教え合いたいです。季節に応じて「夏なら海、プール、花火」「冬ならスキー場、夜景」といった場所を載せれば面白くなると思います。
2006-08-28 09:00
※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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撒き餌記事。出てくるSNSがmixiです。時代を感じますね。この時には既に招待制は廃止されていた頃でしょうか。日本版オーマイニュースにも市民記者同士の交流をはかるという目的で記者クラブという機能が実装されていたのですが、これも機会があれば書きます。