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水素自動車

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002145

これで世界が平和になる?
Y中 K
2006-10-06 22:08

今夜放送されたNHKのローカルな番組「かごしま熱風録」は、鹿児島の発明家が世界でただ1台だけという水素自動車を走らせているという素晴らしい内容でした。
これまで安全性に問題があると言われていた水素自動車が実用化されるようになったそうです。
まだまだ庶民には手が届かない、1台1千万円という高価な自動車ですが、国が本気で補助を出して量産すれば、ガソリン車はあっという間に姿を消す事でしょう。
 
自動車にガソリンが要らなくなるという事は、発電も出来るのでしょうから、原発も即時停止。六ヶ所村も必要なくなり、温暖化も解決。

田中優氏の講演で、今の戦争の主な原因は石油に依存しているからだと知りました。
戦争も無くなって、鹿児島の1発明家が世界を救う事になります。

他の事は何とか我慢できても、戦争と原発だけは絶対にいやです。
田中優氏の講演を聞いて、気持ちが明るくなりましたが、今夜はもっともっと嬉しいことでした。

うん、残念だけど今ロシアがウクライナを侵略している戦争って石油が原因じゃないんだよね。だからこの記者さんが書いている田中優氏の主張も間違い。記事の根幹となっている「世界でただ1台だけ」という水素(を燃料とする)自動車も、この記事が掲載された当時で三菱自動車が「水素燃料電池」自動車を試作とはいえ完成させているので間違いです。取材不足です。

他にはガソリンが要らなくなる→発電できるの項ですが、ガソリンは発電用の燃料には向きません。揮発性も割と高いほうですし、わざわざ原油から分離させるという手間をかけた上で燃料として燃やすならはじめから原油を燃やしたほうがコストもかかりません。実際に原油を燃料として使用している火力発電所もあります。

この記者さんが希望されるようにガソリンを燃やして発電するならば二酸化炭素が出ますね。二酸化炭素が大気中に増えるならむしろ地球温暖化を促進することになり、記事中の記述「温暖化も解決」と矛盾するのでは? 温暖化を抑制するためならば記者さんが否定している原発を稼働させたほうが二酸化炭素も発生させない発電方法であること、火力発電所よりもよほど発電出力が大きいことをあわせて考えると地球に優しいのではないかと考えます。

そうですね、戦争も原発もいやですね。だったら戦闘行為を維持するための資金を断つ金融制裁、弾薬や保守部品を供給させないための経済制裁、「形式上は」プーチン大統領を支持しているロシア国民が情報統制され「事実を知ることができない」状態を無理矢理にでも「事実を知ることができる」状態にする情報公開、すべての面でロシア(と消極的に支持している中国共産党)を締め上げる必要があります。もちろんこの記者さんも「戦争はいや」なんだから賛同してもらえますよね?

原発がいやなら簡単な方法がありますよ。電灯もテレビも冷蔵庫もエアコンもPCもすべての電化生活を捨てて300年前の電気インフラのない社会に戻すことです。近世の社会生活に戻すための運動を始められてはいかがでしょうかw

田中優氏のサイトを貼っておきますね。