見出し画像

海上自衛隊所属の潜水艦がタンカーに接触

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003352

練習用潜水艦「あさしお」、浮上練習中の事故
T花 K治
2006-11-23 09:41

11月21日午前9時50分ごろ、海上自衛隊所属の練習用潜水艦「あさしお」が、洋上航行中のパナマ船籍のケミカルタンカー「スプリングオースター」との接触事故を起こした。
事故当時、「あさしお」は訓練浮上中に洋上船舶を感知し、緊急潜行に切り替えたが船尾の「縦舵(たてだ)」がケミカルタンカーの船体に接触したもうよである。
ケミカルタンカー「スプリングオースター」側は船体中央のバラストタンクに浸水が確認されているが、乗組員の16名にけが人は出ていないと言う。

潜水艦と洋上船舶の事故というと、「なだしお」事件と実習船「えひめ丸」沈没事故が記憶に残っているが、その教訓は今回も活かされなかったようだ。
潜水艦は極めて高い静粛性を有しており、潜水中はその発見がきわめて困難だ。自衛隊所属の潜水艦は「ディーゼル・エレクトリック」と呼ばれる推進方法を採用しており、その静粛性は折り紙付きだ。ディーゼルエンジンで発電した電気を蓄電器に蓄え、潜水中はその電気でモーターを回して推進力を得ている。このため一般の船舶では潜水中の潜水艦を発見することは不可能なのだ。
潜水艦側にしても、潜水中には目視で洋上船舶を見つけることは出来ない。ソナーと呼ばれる高性能水中マイクが拾う様々音の中から、ソナー員と呼ばれる専門技術者が自分の耳で洋上船舶のスクリュー音を聞き分け、機械を操作してその方向と距離を割り出すのが唯一の方法である。

潜水艦の訓練は訓練水域を設定し、水域からは一般船舶を排除した上で浮上訓練を行うよう、改めるべきなのではないだろうか。


*「なだしお」事件:1988年7月24日、横須賀港北防波灯台東約3キロ沖で発生した海難事故。浮上航行中の海上自衛隊所属の潜水艦と遊漁船「第一富士丸」が衝突。沈没した遊漁船側に30名の死者と17名の重軽傷者を出した。
*実習船「えひめ丸」沈没事故:2001年2月10日(日本時間)、ハワイ州オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」が浮上してきたアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」に衝突され沈没した事件。「えひめ丸」側に教員5名、生徒4名の死者をだした。

オーマイニュース(日本版)より

接触事故を起こした場所が記述されていません。

こういう事故・事件を追及する時の日本共産党のネチっこさはある意味見習いたいところです。宮崎県沖で起こった事故のようですね。

再発防止に努めてください、としか言えません。訓練は必要です。