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中国の‘裏取引’

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003198

夢と現実の狭間で苦しむ人たち
S中 K織
2006-11-17 17:17

先日、中国人の女優の勇気ある証言によって
中国映画界のとんでもない実態が明らかにされた。


女優が役と引き換えに肉体関係を結ぶ・・・
いわゆる「裏取引」である。


一般市民である私達は「ありえそう」な世界だと誰もが認識している反面、
どこかでそれに対して何にも感じていないような気がする。

強要される側は、絶対精神的に苦痛な事なのに
半ば、自分の夢のためなのだしそういう事はよくある世界だろうし
しょうがないんじゃない?というような感覚を持っていた。


しかし、これは明らかにおかしい事なのだ。


つい昨日あたりも、
日テレ人事を装って女の子をだまそうとしたやつがいたというニュースがあった。

こういう類の話は、就職活動中には
毎回、女子大生に呼びかけられる有名は話ではあるが
そういう、相手の弱みを握って自分の汚い欲を満たそうとするヤツが
世の中にたくさんいるのだと心の底から嫌な気分になった。

きっとそれと同じ数だけ、
泣き寝入りをしている子がいるのだろう。
ただまっすぐ夢を追いかける純粋な子にとっては
あまりにも残酷な選択だ。

もちろん、
いくら悩んだとしても、歯をくいしばったとしても
そういう関係を受け入れてしまったら
大人である以上、その女の人の責任ではある。

でも
そもそも、天秤にかけるべきものではないし
比べる対象ではない。


「一回だけ我慢すれば・・・・」


という気持ちで、がんばり屋の子ほど
それを夢へのステップだと考え、通ろうとするのではないだろうか。

そういうのはいらない努力だと思うのだ。
いや、痛みを我慢するのは努力でもなんでもない。


しかし、中にはそれはそれで一つのやり方、と考える人もいるだろう。
それで割り切れるならば、それでいい。

ただ、後から傷つくのは女の子の方なのだ。

昨日、恩師と会う機会があり
たまたま
金の欲に溺れる派手な業界の話を聞いた。

こういう世界がある、という事はやはり認識していなくてはならないとは思うのだが
正直、少し怖くなってしまった。


しかし、恩師はこう言っていた。
「私は~」「僕は~」
一日、一回でも
自分を確認できる場所が大切だ、と言っていた。
だから利害関係のない友達という存在を大事にしなさい、と。



これから社会に出たら、いろいろな場面にめぐりあうと思う。

そしてある時、突然ふってわいてくるチャンスもあるだろう。


ここは正しいチャンスなのか、
誰か傷つけないか、
自分の本当の気持ちは何か、


澄んだ目でものを見ないと
当然、ずっと目指してきたはずの場所に辿りついても、その景色は決して美しく見えないだろう。

オーマイニュース(日本版)より

女性だけでなく男性も(削除)