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【F1】世代交代を感じたF1日本GP

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002328

シューマッハとアロンソ、新旧王者の対決
小宮山 圭祐
2006-10-15 13:06

 10月8日、秋晴れの三重県鈴鹿市。約16万の観衆が見つめる中、F1日本GP決勝が開催された。私は、その中の1人として観戦した。

 このレースの注目は、何と言っても新旧王者の対決。7度のチャンピオンを獲得し、今季限りで引退を表明しているミハエル・シューマッハー(フェラーリ、ドイツ、37歳)と、昨シーズン、史上最年少でチャンピオンとなったフェルナンド・アロンソ(ルノー、スペイン、25歳)が、前戦までで同ポイント(116ポイント)で並び、熾烈(しれつ)なタイトル争いを繰り広げていた。

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 今シーズンのシューマッハーは序盤、常にアロンソの背中を見て走る展開を強いられていた。一方のアロンソは、去年の好調を維持し、前半9戦中6勝(1シーズン18戦)と安定した走りを続けていた。

 誰もが世代交代を感じずにはいられなかった。

 しかし、勝負の神様は25歳の王者にそう簡単に微笑んではくれない。それは、誰もが経験する向かい風でもあったと思う。

 後半は一転してシューマッハーに追い風が吹いた。

 アロンソは、マシンに搭載していたパーツが使用禁止になったり、昨シーズンは一度もなかったエンジントラブルでリタイアするなど、一転して苦境に立たされる。一方、シューマッハーは、地元ドイツの優勝を含め後半に入り3連勝を飾るなど調子を上げてきた。そして、フェラーリの地元イタリアで優勝。続く中国GPでも優勝して、ついにポイントでアロンソに並んだ。

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 シューマッハはイタリアGPのレース後、今シーズンでの引退を表明している。

 91年のデビューから注目され続けてきたシューマッハーは、常にF1をリードしてきた。彼は、常にセナを意識して走っていたという。セナの優勝回数を越えた時は記者会見で涙した。いつしかシューマッハーは、追われる立場になっていた。

 かつてシューマッハーがアイルトン・セナ(ブラジル、享年34歳)を追いかけたように、アロンソもシューマッハーを追いかけて走っていた。アロンソは、時には挑発的な発言もして自分自身の存在をアピールしてきた。

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 レースはスタートからシューマッハーのペースだった。実際にレースを観戦してまず驚いたのは、シューマッハーがあまりにも“攻めた”走りだったことだ。チャンピオンに一番近い位置にいるにもかかわらず、焦って走っているようにも見えた。日本で優勝をしてチャンピオンを決めるんだという執念とも思える走りをしていた。追われている焦りにも似た走りを感じた。

 しかし、アロンソは冷静だった。常にシューマッハーのうしろを追走しながらも自分の走りを忘れず、離されないようにじっとチャンスをうかがっていた。シューマッハーはピットイン直後の36周目、エンジントラブルに見舞われた。それは、追われる者の焦りが姿を現した瞬間でもあったように見えた。勝敗はその瞬間決着した。

 時速300キロを超える極限のスピードの中での人間バトル。F1はドライバーの技術だけではなく、エンジンや車体、タイヤなどの複数の要素でタイムが違ってくる。しかし、最後は、マシンを操るドライバーの感性と判断で順位が決まる。実際に自分の目で見て、そうしたレースの醍醐味(だいごみ)を味わった日でもあった。

 今年は、鈴鹿サーキットでの最後の日本GPとなった。来年からは富士スピードウェイで行われる。ぜひとも、鈴鹿で育ったモータースポーツ文化を、富士でもさらに発展させてほしいものだ。

オーマイニュース(日本版)より

この記事についたコメントは3件。ただし重複投稿による自己削除ですので実質1件です。

3 いちろー 10/15 16:16
ひいー、何回もごめんなさい

僕も見に行ってましたけどシューマッハ、そんなに焦りは感じませんでした。
それよりもフェラーリのマシン、速すぎ。
これだけマシンパワーを押さえるように(コースもスピードが出ないように改修されているし)レギュレーションが変わっているのに予選ではあっさりコースレコードを更新してしまうし。
フェラーリはフェリペ・マッサも去年までのコースレコードを更新していましたよ。
第3予選はシューマッハは幾分抑えめにしていたし(おかげでポール取り損ねた)本戦でもアロンソに後ろに張り付かれていないせいかぶっ飛ばしていると言うよりもクルージングに入っているような感じでしたし。
エンジンブローはもうしょうがないとしか・・・
それに当日はアロンソと同一ポイントなのでとにかく頭を押さえなきゃしょうがない状態ですから攻めなきゃしょうがない。

僕は亜久里チームも応援していたのですがト・ロ・ロッソ、ミッドランドと共にとにかく遅かったですね。
エンジン音も他のチームよりも半音くらい低音だったし、目の前を駆け抜ける際に他のチームよりエンジン音が長時間聞こえていたり(T_T)
エキジビジョンでは亜久里社長予想通り?リタイアだし。
日本のチーム、もうちょっと頑張って!!!


F1はアイルトン・セナが走っていた頃は深夜の中継をよく見ていました。例のBGM、今では通販で流れる曲になっていますが、当時はあの曲を聞くと間違いなく誰でもF1を想起したと思います。

こりゃすごいわい。適当に検索して出てきた動画ですけど、本当にすごい。