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ここでは自分が外国人

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001838

みんなでCan I help you?
記者名 K谷 Y理
2006-11-07 06:55

【画像省略】
旅は道連れ世は情け(写真はイメージ、ロイター)

 ワーキングホリデービザを使って、ドイツに来て半年が経ちました。最初は旅行の延長みたいなもので、見るものすべてが新しく楽しいだけの毎日でした。3カ月を過ぎたころから、次第にここでは自分が外国人だと意識しだしました。

 ドイツ語を勉強中で、まだまだ簡単なことしか話せません。駅で切符を買うときなどは、伝えようと頑張ります。しかし、そういうときにバカにしたような笑いをしながら、「中国語は分からないよ~」と言われたことがあります。伝わらなかったにしても、言い方ってものがあると思います。

 人口比からの考えかもしれませんが、アジア=中国というイメージを大半の人が持っているようです。しかし、日本人の私でもバカにされたように感じて、嫌な思いをすることがあります。「日本人だ!」と言い返すことは多々あります。きっとヨーロッパに住む中国人の方は、自分の母国をバカにされたように思い、私よりももっと嫌な思いをしているのではないかと考えます。ただし、これは一部の人の話で、外国人に対して優しく親切な人がドイツにはたくさんいます。

 ドイツには肌の色が違うさまざまな人種の方が大勢暮らしているので、外国人である自分にとって住みやすい国だと感じます。一方で肌の色が違い外国人が少ない日本に住んで外国人はさぞかし大変だろうと感じます。

 道端で声をかけて、日本語以外の言語が話せる日本人に出会うことは少ないでしょう。困ってる人を見ても、見てるだけで、"Can I help you?"(何かお助けしましょうか)と自ら外国人に声をかける日本人は少ないのではないでしょうか。私もそうでした。

 誰でも、自分の国を出れば外国人なのだという、こんな当たり前のことを、自分が外国人の立場になって、初めて意識して感じるようになりました。島国である日本にいては、なかなか気づけなかったことです。

 日本に帰ったら、日本に住んでいる外国人に親切にしよう。困っている人がいたら、片言の英語しか話せないけど、Can I help you?と声をかけようと強く思います。そして、自分が母国語以外の言語を勉強するということは、少しでも多くの不安を常に抱えて困っている外国人を助けてあげられることにつながるのではないかなと考えます。

 日本を1歩でれば、自分が外国人。さぁ、みんなでCan I help you?と声をかけてみましょう。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 yonemura 11/07 23:02
>Can I help you?
はドイツ語でなんと言うのですか。

1 おばかなねらー 11/07 18:47
K谷 Y理記者

>次第にここでは自分が外国人だと意識しだしました。

行く前に自覚しましょうよ

>アジア=中国というイメージを大半の人が持っているようです。しかし、日本人の私でもバカにされたように感じて、嫌な思いをすることがあります。「日本人だ!」と言い返すことは多々あります。きっとヨーロッパに住む中国人の方は、自分の母国をバカにされたように思い、私よりももっと嫌な思いをしているのではないかと考えます。

N島記者とかもそうなんでしょうかね?聞いてみられたらどうですか?

(顔マークは自覚せずに出国された記者氏に)

wenn Sie wuenschen, kann ich helfen?くらいかの?知らんけど。

よその土地で生活していこうと覚悟を決めていない限りそんなものだと思いますよ。誰でも生まれ育った慣れ親しんだ土地が一番に決まっているじゃないですか。(ここから難民問題に話をつなげる:省略)

先日退任されたドイツのメルケル首相の積極的な難民受け入れでドイツはいまだに混乱状態ですが、旧東ドイツ出身だから何か思うところが大いにあったのでしょうね。よその国のことなので多くは口出ししませんが。