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映画「トンマッコルへようこそ」

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002940

H田 Y和
2006-11-07 10:35

この映画は今から50年以上前に起こった朝鮮戦争を題材にとっている。
互いに傀儡政権と罵り合う南北の兵士がトンマッコルという不思議な村で出会い、お互いの敵対しあう南北の垣根を乗り越えて友情を深めトンマッコルという村のために命を捧げるというストーリーである。
韓国での封切りは2005年8月で、800万人を観客動員し韓国の6人に1人は見たという社会現象にまでなった映画だという。
日本での封切りはその1年3ヵ月後になるわけである。
韓国の人はこの映画の鑑賞という点ではラッキーだった。
日本人である私にとっては、日本での封切り前に前に北朝鮮が核実験を行ったばかりだったので到底このストーリーに入り込んで感動の涙を流すという具合にはならなかった。
しかしこの映画を見て韓国がなぜ「太陽政策」という愚策を続けているかの理由が分かったような気がする。
韓国民の誰もが涙した映画ということだが、封切りが北の核実験以降になっていたら果たして同じように涙を流しただろうか?映画も大ヒットしていただろうか?
内容的には山村の美しい自然、CGも無理がなかった。
坂井真紀似の女優、爆笑問題の田中裕二に似た男優の演技が印象に残った。
寓話的なこの映画の中で朝鮮戦争という題材ゆえに登場したのは連合軍であるアメリカの将校兵士、韓国の兵士、北朝鮮兵士、北朝鮮の村人が登場人物だった。
最初にトンマッコル村の人々が「攻めて来たのは日本か!中国か!」というせりふがある。
その言葉だけで日本人は登場しなかったのだが、ところがこの映画の後半であまりにも唐突に異様に巨大なイノシシが現れる。
これがCGで非常によく出来ていたのだが、北と南の兵士が協力して倒す。
この怪物が韓国人監督パク・クァンヒョンが思い描いた日本に対するメタファーではないかと思うのは考えすぎだろうか?

オーマイニュース(日本版)より

1ヶ月ほど前に腰の高さくらいの大きなイノシシに出くわしました。距離を保ちながら相手を刺激しないようゆっくりと動いていると向こうも怖がったのか遠くへ立ち去ってくれました。犬の小便のような臭いがものすごくしたので下手に逃げてたら危なかったかもしれませんね。

嗅覚は大事。時事系の動画配信者でヤバそうな臭いを感じ取れないのは致命傷だと思うよ。