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いじめは“生理的衝動”

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/HotIssue.aspx?news_id=000000003036

そこには核になる者がいる
K野 Y一
2006-11-15 06:58

【画像省略】
(画像はイメージです)
撮影者:OhmyNews

 いじめが非行や犯罪ということを否定する気はありませんが、それはいじめの周辺をただ眺めているだけで、問題の根本的な解決にはつながらないと思います。いじめは目障りな者を排除しようとする生理的衝動だからです。反抗期の攻撃が家族にではなく、他人に向かったという感じです。

 私は反抗期があったという自覚はありません(過去を振り返ると毎日が反抗期だったようにも思います)。読者のみなさんもそうであると思います。「今日から反抗期だ。やるぞ」とか「今、反抗期だから俺に近づくな」と自覚していた人がいるでしょうか?

 反抗期に自覚がないのと同じようにいじめにも自覚がありません。だから謝罪する気持ちが起きません。このように、生理的衝動でいじめをする者を「いじめの核」と私は呼んでいます。

 いじめの核にいくら非行や犯罪だと説教じみたことを言っても本人に自覚がありませんから無駄です。いじめの核が誰かをいじめていると、それを面白がって便乗していじめる者がいます。これが悪意のあるいじめで、非行や犯罪というのはここだけを見ているからです。

 いじめの核がクラスのリーダー的存在だとそれに逆らえずにいじめに加わる場合があります。その中には、いじめているうちにいじめの核になる者もいるでしょうが、ほとんどが自分がいじめられるのを怖がってしかたなく誰かをいじめている、ある意味被害者です。

 いじめ問題の解決がむずかしいのは、このいじめの核が誰なのかを見つけるのが難しいからです。

 私がいじめられていた時には授業時間以外は教室には絶対入りませんでした。それが唯一の防衛策です。

 マスコミなどでいじめによる自殺をやめるように説得していますが、どれだけいじめを知っているのか疑問です。いじめは非行や犯罪として片付けられるほど生易しいものではありません。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
この記事は【特集】いじめ考に掲載されました。


この記事についたコメントは23件。

23 しーさー 11/17 21:39
私は非行だ犯罪だ、と「説教」しろ、と主張したのではありません。
とっ捕まえて、被害者から隔離し、更正教育を受けさせ、罪を償わせろ、
といっているのです。

むろん、どんなに厳しい罰を課そうが、大人の社会で犯罪がなくならない
ように、いじめもそれでなくなることはないでしょうけれど。

記者さんが仰るように、いじめは「悪い事なのだ」という自覚や認識が、い
じめる本人にも周囲の人々にも欠けているから、ブレーキが掛からない。

そもそも「いじめ」、という矮小化された言葉でくくるから、気づかない
し、気づいていても見逃そうとしてしまうのです。

だから、きちんと非行や犯罪と認識できるようにする事で、周囲の無関心な
状態は少なくとも打破できるのでは、と考えたのです。

それはすなわち、いじめの真因を探る作業に繋がるのです。
いじめる側へのケアにも繋がります。審判の過程で、もしその真因が精神的
な病理だと明らかになれば、すみやかに治療したほうが良いでしょう。

自覚なく捕えられたりすれば、反省どころか逆恨みの感情を持つかもしれま
せんし、通報した側も学校というコミュニティーの中では、浮いた存在にな
ってしまうに違いありません。

これで万事解決、というわけにはいかないでしょう。

だからといって、生理的衝動だから抑えようがない、仕方がない、とあきら
めるのなら、性犯罪者だって追及を逃れていい事になってしまいます。

22 Yan 11/17 11:48
私はなぜか特定の一人に嫌がらせを受けていました。理由は全くわかりません。
そのうち、それはひどく目立つように他人の目にもふれるようになりました。
そうなると、周りの人達が彼をいさめるようになりました。それでも嫌がらせは止みませんでした。
そのうち、彼が私に対して何かをすると、同じ行為を「周りの人達が彼に行う」ようになったのです。
そこまで来ても、彼は私に対する嫌がらせが止みませんでした。
「無抵抗なのがさらに気に入らないのだろうか?」とも思いました。

そして徐々にその"報復"行為に参加する人達が増え始めたのです。
そして事件が起きました。何もしていない彼に対して"報復"行為を行った人達が出たのです。
ついに彼は泣き崩れました。私に対する嫌がらせはそこで終わりました。
しかし、彼に対する周りからの"報復"はその後もしばらく続きました。

実は"報復"する人数が増え始めた頃、私自身怖くなっていました。
私が何かをされるたびに、恐ろしいほどの"報復"が他の人達によって行われていたからです。
そしてこれが「正義の名の下に行われているいじめ」だという認識も持っていました。
それでも、心のどこかで「いい気味だ」とも思っていたので止める気も起きませんでした。
「悪事に対する報復を受けているのだから当然だ」とやり過ぎであることを知りながら黙認してました。
#被害者であった私が「もう止めよう」と言えば終わるいじめだと思っていましたし、おそらく終わったと思います。。

このような特殊な例ですら"いじめ"だと感じるのです。
#彼の行動が改まった後、割と早く収束したのはその為かと思います。

「いじめだなんて思っていなかった。じゃれてるだけだった」...絶対にウソです。罪悪感からいじめてなかったと思いたいだけです。
#うまくまとまらなかったです。

21 Yan 11/17 11:44
>>16 てんぷる様
あ、申し訳ない。マークは適当な物が無くて記事に対してつけました。
感情マークって邪魔です...

と、書けなくなる前に...

20 江戸者 11/17 08:30
ま、批判ごうごうみたいけど、記者さんの考えもそれなりに根拠あるかもです。いじめは、多いけど、実はいじめの主導者は以外と少ないのが実態のような気がする。心理学や生理学の研究が進むと、 記者の言うところの「いじめの核」というべき人々の異常性が「病気」として認定される可能性もなきにしもあらずです。といっても、人格障害的なものを、病気認定するのは賛否両論必死ですけどねえ。

19 てんぷる 11/16 23:53
>>18 N島 様
いや、指摘しただけで糾弾のつもりは皆無なんで、貴女から謝罪をいただく理由はないですよホント。
こちらこそご意見理解しました。

18 じぇじぇ 11/16 21:53
>14 てんぷる(temple)さん ごめんなさい。ご意見理解しました。それと
>K野 Y一記者へも。

言葉が足りなかったですね。訂正します。
>>いじめにも自覚がありません。だから謝罪する気持ちが起きません。このように、生理的衝動でいじめをする者を「いじめの核」と私は呼んでいます。

>記者が過去にいじめを行っていた時の感情は分かりません。が、自覚して、いじめている子もいると思う。私の体験上、あると思う理由:学校での、いじめの現場には必ず「見張り役」がいました。いじめ=悪いこと=ばれたら怒られる。その意識があったからではないでしょうか。

と言いたかったんです。もう一度……ごめんなさい。

17 てんぷる 11/16 19:50
(連投失礼。)
念のため断っておきますが、私は記者氏の主張を
「いじめは生理的に(それこそ眩しい光に反射的に目を瞑るのと同様に)当然に『実行』してしまうものであり、それを『理』で諌める行為に効力はない」
と解しています。そして、その主張に賛同していません。

そのことは、#7や#9で判って頂けると思いますが。

#実は記事に怒ってるのに、「自分が怒られてる!」と自意識過剰な反応してるんじゃ…と少しビビりつつ送信。

16 てんぷる 11/16 19:29
>>15 Yan 様
「怒」マークは>>14を「加害者の言い訳」と取られたのでしょうか。
言葉足らずだったかな?

N島さんの発言に、
「悪ふざけなのかいじめなのか当事者間で認識が違う」
ケースが除かれてるような気がしたので、もっと初期の段階でも「いじめ」に該当する場合があるよ、と言ったのです。

クラスのドン臭い奴をちょいとからかう時に、そんなに「悪いことしてる」って意識なんてない(なかった)でしょ?
でも、からかわれた側は、それこそ全人格否定と受け取るかもしれない。

この場合「いじめ」に該当しないか?個別に判断しなきゃ判らないですよね。

Yanさんも「導入時の感覚」と仰ってるし、認識の違いはそんなに無いと思うんですが。

15 Yan 11/16 17:40
まず体験から言えば、
>「『いじめてる』んじゃなくて『いじってる』んだ」という認識の場合、加害者に罪の意識は希薄です。
この感覚は、あくまでもいじめの導入時の感覚で、続いていくと明らかに”いじめ”だと認識を持ちます。(持ちました)
自ら「いじめは良くない」という認識を持っている場合、そのように思い込もうとか自分にそう言い聞かせて言い訳をしているだけだと思います。
最終的に「いじめられる奴が悪い」という事を言い出す加害者の言い訳です。

14 てんぷる 11/16 12:53
>>11 なんだ 様
ぬぬ、これは…もやしダイエットの「K野Y一」さんと同一人物ならいい大人ですね。
不要な情けだったのかなぁ。

>>12 N島 様
>多くのいじめっ子に自覚はあるでしょう(怒)
それがそうでもなくて。遊びがエスカレートしたものや、
「『いじめてる』んじゃなくて『いじってる』んだ」
という認識の場合、加害者に罪の意識は希薄です。
また、教師が現場を押さえても、
「ふざけてじゃれてただけ」
と言われれば、近頃の教師の立場ではなかなか追求しにくいものらしいです。昔みたいに先生が平気でゲンコくれてやれるような環境とは違いますので。(友人の現職教師談)
※決して暴力推奨してるわけではないですよ。それくらい教師に威厳があったって意味です。

13 ぶー 11/16 09:12
いじめ問題、怖いくらいに大きく膨れ上がってきました。本当に怖いです。いじめを取り締まるあまり息ぐるしい世の中になってしまうのではないかと心配です。われわれは行き過ぎるのが常です。差別の際の言葉狩り、セクハラのときのように「ちょっと待って、今のはイジメは入ってない?」なんて。外面だけニコニコしている世界にもう何年も住んでいて、本当を忘れそうです。

12 じぇじぇ 11/16 02:13
遅い時間なので手短に書きます。

>いじめにも自覚がありません。だから謝罪する気持ちが起きません。このように、生理的衝動でいじめをする者を「いじめの核」と私は呼んでいます。

記者が過去にいじめを行っていた時の感情は分かりません。が、多くのいじめっ子に自覚はあるでしょう(怒)

あると思う理由:学校での、いじめの現場には必ず「見張り役」がいます。いじめ=悪いこと=ばれたら怒られる。その意識があるからこそでは?

11 なんだ 11/16 01:42
>>9 てんぷるさん

前回の記事を読んで思わずググってしまったんですが、いい大人です。
コメント欄を読む暇があったら記事を書きたいともいってます。
なりすましの可能性もありますが、実際にコメントを書かれていないので。

http://news.ameba.jp/2006/10/do1021_3.html #28

それでも前回は口出しを控えていたんですけどね。

10  11/16 01:28
>いじめは目障りな者を排除しようとする生理的衝動だからです。

根拠もなくこういうことを書かないでください。
あなたがそう思っているだけでしょう?

9 てんぷる 11/15 23:35
>>8 なんだ 様

仰ることは概ね同意です。
記者氏の記事からは、
「人をいじめるのは本人にも制御できないんだ」(=だから僕のいじめた過去も仕方ないんだ)
「いじめの当事者の気持ちがマスコミなんかに分かるもんか」(=ホントは僕の気持ちを分かってほしいんだ)
って主張(=甘え)を感じます。

ただ、私は勝手に、文面から記者氏はまだ若い(社会人ではない?)と判断しており、今後気づいてくれるかな?という期待を込めて、少し加減したってのが実情です。(仮に、記者氏がもういい年の社会人なら、なんださん同様に厳しく批判します。)
「ネット上では書かれた物が全て」は大原則ですが、本人に向けて発言するなら多少の想像力はあってもいいかなと思ってますので。

とか言えるのもどうやらあと僅か。17日までの限られた時間で、少しでも良記事を生むのに貢献できればいいんですが。

※記者殿へ
上記が誤ってるなら、主張してください。その主張が納得できるものなら、謝罪して訂正します。
たとえ私が納得しなくても、他の方々が双方の主張を見て、どちらが正しいか評価してくれるでしょう。そうやって、ここを訪れた全員の知識が深まります。
ここは本来そういう場所だと思います。(どうやら編集部の見解は異なるようですが)

8 なんだ 11/15 22:24
>>7 てんぷるさん

該当発言は読んでいます。ただし、この記者は「嫌気がさす」ということをてんぷるさんのおっしゃるように自身への免罪符としており、謝罪しない自分を改めようとしているようにはみえません。今後もこの記者は、生理的衝動だかいじめられることへの恐怖だかで、自分が行ういじめを正当化することでしょう。「悪いとわかっているけど、やる」というのは自覚がないよりタチが悪い。内なる声を黙殺する人に、他者の指摘が耳に入るとは思えません。前回の記事でもコメント欄に顔を出さなかった記者が、ここでの議論を読んでいるかは否定的にとらえていますが、それでも「いじめを語るな」といわずにはおられませんでした。

そして、この記事を掲載した編集部の方も過去の記事を読んで、記者がどのような性癖を持っているかを把握していれば、今回の記事を垂れ流すことはなかったと思いたい。編集部は、記者の「実名での責任ある参加」をサポートする立場のはずですから。まさか「わかっていたけど、載せた」ということはないでしょう。

顔マークは、記者に対して。いちいち説明せにゃならんのはめんどくさい。

7 てんぷる 11/15 18:36
>>1 なんだ 様
>>6 Hounddog 様

前回の記事で、記者殿はその後こう続けています。
「そんな自分に嫌気がさすことがあります。」

どっかに「これじゃダメなんかな」ってのはあるんですよ、きっと。想像力と自責の念に対する耐性が少し足りないだけ。
確かに今のままじゃ「お前が言うな」って言われても、甘んじて受けなきゃいけないでしょうけどね。

記者殿
人をいじめる性根は誰にでもあります。ただ、それを自身への免罪符にしないで下さい。

6 Hounddog 11/15 13:35
人生をゲーム感覚でしか捉える事が出来ず、
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003043

自らが過去に行ったいじめには何の反省もない。
http://www.ohmynews.co.jp/HotIssue.aspx?news_id=000000002889
>今でもそれが悪いことだとは思えないのです。正直なところ、謝罪する気持ちもおきません。

こんな人間がいくらいじめについて語ったところで説得力ゼロです。
記事自体も全くの的外れでお話になりません。既に言われていますが、これでは反抗期以外に起こるいじめはまったく説明出来ませんし、そもそも核も減ったくれもありません。いじめに荷担した者は全員罰すればいいだけの話ですから。
率先して行おうが、周りもやっているから、やらなきゃ自分がいじめられるからという理由で行おうが、いじめはいじめ。同罪です。

>>4
こうやって、いじめとはまったく関係ない話題に無理矢理結びつけ、オピニオン会員批判に走る。JANJANでも散見された、この人の悪い癖ですね。

5 てんぷる 11/15 13:23
記者殿が>>1を読んで「ああ、自分がいじめた事実に向かい合う事が足りないんだな」と思ってくれるといいんですが、字面どおりに「疎外された」と思って凹みそうだな…
おそらく記者氏は反抗期がなかったんでしょうな。さすがに「オッス!オラ今日から反抗期!」ってのは変ですが、「最近、昔より親にムカつく事が多いな」くらいの自覚なかった?

で、どうも反抗といじめを同一視してるようですが、「反抗心」はあくまでも自分より強者に向かって生ずる衝動。自分より弱者に向かう「いじめ」とは違いますよね。

いじめって、生理的というより、
「『優越感』を求める『社会的欲求』のベクトルが自己を高める方じゃなくて他を貶める方に向いた」
って考えるのが自然なんじゃないかな。「反抗期の負のエネルギーが他人に向いた」って考えでは、小学校低学年や成人のいじめの説明つかないでしょ?

もっとも、社会的欲求って社会生活を送る人間のほぼ全てにある程度存在するから、記者氏の主旨が「いじめは全ての人間が持つ暗黒面だ」って事なら同意します。
が、それならそれで、「いじめをなくそう」が主眼の学校教育界に「いじめは必ず発生する。だからどのように発見するか、発見した時にどう対応するか」を主眼に据えるべき、くらいの主張はほしかったな。

#今回の顔マークに意味はないです。

4 安住るり 11/15 11:56
>>>
いじめは目障りな者を排除しようとする生理的衝動だ


記者のこの指摘は、非常に示唆に富んでいると思います。

このオーマイニュースで大問題になっていたらしい、オピニオン会員の暴言(?)のなかには、この「生理的衝動」によるものかもしれない、と想像できる例が、実は少なくないかもしれない。

そういう視点で、「ひと言」を見直してみると、かなり、笑えてきます。
「本人は自覚していない」に違いないな、とか・・・・

3 風の音 11/15 11:12
事は2番さんの言うほど単純ではないと思います。集団内の序列に関わらず、他者への攻撃を抑えられない人は居ますから。攻撃が身体的な暴力や、人のものを盗むとか悪口を言うとか・・昔ながらのいじめ行為なら発見が簡単ですが・・・・
この記事は、いじめを考える上で大切な視点の一つを提供していると思います。最近の報道を見ると、教師がいじめの核になっているケースも、少なくない様子なので、難しい問題だと思います。

2  11/15 10:08
いじめの核を見つけるのが、そんなに難しいですか。
私は簡単に見つかると思うのですか。
何故なら、いじめが出来る可能性を持つ核となる人物は、権力者か、グループのボスしかいないのではないですか。後はこの核となる人物の成長度合い、つまり、人間性によるわけで、この人間の行動と言動を観察すれば、100%核を言い当てられると思うのですが。

1 なんだ 11/15 07:20
何が言いたいのかわからない文章ではありますが、以前自分のいじめを悪いことだと思わないと断言した方に、いじめについて語ってほしくありません。
You must not say.

>>編集部
これが千円の価値があるとあなた方が認めた投稿なのですね。


この記事は日本版オーマイニュース編集部の手を経て掲載されたものです。初掲載時には中段の割りと目立つ位置に載っていました。紙面トップが2,000円、特集に採用されて目立つ位置にくると1,000円、単に採用されただけだと300円。>>1はそういう意味です。

>>4の安住るり氏もちょこちょこコメント欄に顔を出すようになってきました。本当に今までどこにいたの?www