見出し画像

うつ病患者の過眠症状

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002720

眠っても眠っても、眠り足りない
匿名希望
2006-11-01 07:53

 私は「大うつ病」の患者である。「そう」と「うつ」両方の症状が出るが、特に「うつ」の症状が激しいタイプだ。今回は私にとって一番つらい「睡眠障害」について話したい。

 「睡眠障害」で最初に出てくる症状に「睡眠時間の後退」がある。人間の体内時計は約25時間周期で刻まれていると言われるが、この体内時計は朝の起床後に光の刺激を受けることでリセットされ、24時間の日周期を保っている。しかし朝にうつ症状がひどく、夕方に症状が緩和されることの多い「うつ患者」にとっては、日常生活でつまずく最初のハードルでもある。

【画像省略】
病院に置かれているうつ病についてのパンフレット

 「睡眠時間の後退」が続くと、生活サイクルが昼夜逆転してしまう。一人暮らしの私は、夕方起き出してまず食料の買い出しに向かい、夜は寝付けないまま悶々(もんもん)と布団の中でのたうち回り、朝日が窓の外を明るくする頃にようやく眠りに落ちるといった循環になってしまう。こんな時は強引に徹夜をし、強制的に昼夜逆転を矯正する。軽い睡眠導入薬は常用しているのだが、効き目の強い眠薬を頓服して症状を改善させる事もある。

 「昼夜逆転」の生活サイクルをうまく直せない時は、“眠っても眠っても眠り足りない”「過眠症状」に陥ることがある。こうなるとほとんど布団から出られない。日々の食事の準備や洗濯といった身の回りのこともまったく出来なくなる。

 こうなった場合、私はかかりつけの医師に入院の手続きをお願いするようにしている。病院の規則正しいサイクルの中でゆっくりと心身の休息をとり、日常生活に支障がなくなるまで1週間から10日ほどの入院生活を過ごす。

 私の場合、いったん症状が快復し、就職活動を再開した時期もあったが、症状が再発した。この「睡眠障害」を克服しない限り、「普通の生活」に戻るのは難しいかもしれない。

【関連記事】
うつ病はコントロールが大切
疲労はうつの敵

【編集部注】
 記者本人の希望により匿名掲載といたしました。記者は元会社員の男性。現在は通院での自宅療養中の方です。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは8件。

8 おばかなねらー 11/04 14:35
>1うっしー>4N島記者と同感です。ゆっくりゆっくりでいいと思うよ。

>3山田 うざい!

(顔マークは記者さんに)

7 K納M和 11/03 02:24
「睡眠障害」で薬をもらってる人です。

「うつ病」になってしまった人から言わせれば。
「仕事」のプレッシャーとは質が、違うのですよ。

あ、ちなみに私のことね。記者はどうなんでしょうか。
「勝手に」プレッシャーに「思ってしまう」のが悲しいところなのであって。会社の上司がプレッシャーを掛けるのとは、ちょっち違う。

「嫌」と自分が思うか思わないかは、ぜーんぜん関係ないのだが。。。
不眠に関しても。なにせ勝手に(?)眠れないだけ。

いつも思うのだけど「気分障害」に関しての病気の正しい原因を明らかにして欲しいのだが。。

なんで「気分障害」で「睡眠障害」なの?という問に回答してくれないわけです。精神科の医師も。「ごまかし」はともかく、物理的な(?)回答は
意味がないからされません。

なんで投資して、明らかにしないんだろう。。くだらないIT関係の投資をするより、こっちに投資して欲しいんだけど。。。NICTなんて、200億ぐらい、「無意味」な投資をしている(かもしれない)のに。誰も検証しないし。

SSRIの投資に関しては、たくさんされてるけど「気分障害」の根本に関して、ちゃんとした研究成果が出てるの?というか研究しようとしてる?

「誰」が研究しようとするわけ?厚生労働省?それとも民間の研究所?

そこらへんも明らかにする必要があるのでは、と思ってはいますが。

6 世界平和 11/02 23:51
 仕事には嫌な事がたくさんある。
 仕方がない。世界中の労働者が我慢している。
 悩んでいるのはあなただけじゃない。
 
 仕事中は別人に成りきってやり過ごすのもいいんじゃないか。
 ストレスやプレッシャーに負けないようにいろいろ工夫するしかない。

5 2ちゃんねる愛好家 11/02 22:12
躁とうつの双方の症状があったのに診断が大うつ病となる
根拠をご教示願います。記者ご本人の回答が負担であれば
代わりに編集部の方の返答をお願いいたします。

4 じぇじぇ 11/02 03:45
>1 うしきさんの意見に共感します。自宅療養中で通院、そして状況によっては入院、ということなら金銭的にも大変かと思いますが、心に充分の休息を与えてください。他の誰の人生でもありません。記者殿の人生です。焦って無理をして後で後悔するよりは、マイペースで進まれたほうがいいと思います。


それから(記事には関係ないことなので記者殿には…ごめんなさいです)
>3↓ 山田一雄(yamada1132)様
>私が鬱状態になるのもあなた達に私生活が筒抜けだからなんだ。いい加減にしろ気味が悪い。本当はもうここ新聞・テレビも見たく無い。気が狂った世界に反吐が出そうだ。

たまーに記事コメント欄に出没されてるようですが、いつも同じコメントですよね。しかも、ご意見まったく意味がわかりません ^^;(申し訳ありませんが編集部に違反者報告しましたよ)似田さんのようなブラックジョークなら、ある意味惹きつけられたと思うのですが。

2 すっとこ獸醫 11/01 08:37
私自身も、鬱病で、合計1年半休職しました。

幸い、家族の理解と協力があり、また、会社側もオーバー・ワークのないセクションに異動させてくれましたので、現在は『ほぼ正常』に勤務させて頂いております。

ただ、現在もなお、「中途覚醒」と「早朝覚醒」はひきずっております。
そのために、10月時点で、すでに有給休暇は使い切ってしまっております。

“眠っても眠っても眠り足りない”「過眠症状」は、私にも経験があります。
普通、眠り過ぎると、脳が軽い浮腫状態になって、頭痛がしてくるものなのですが、鬱状態の時には、この頭痛が全く出ません。
恐らく、脳内伝達物質である「セロトニン」が、枯渇しているためだと思われます。

「眠ろうとすればするほど、眠れなくなる」のが、この病気のジレンマですから、病気を『克服』しようとせず、病気と『付き合う』位の気持ちで、治療に望まれるのがよろしいかと思います。

1 うしき@篠ノ井 11/01 07:58
誰でも家族・周囲を見回せば一人ぐらいうつ病で悩む人がいる昨今です。面白く読みました。頑張っては禁句と聞きました。是非マイペースで投稿をお待ちしております。


だましだましつきあっていくしかない病気もあります。高所恐怖症だとか閉所恐怖症、広場恐怖症も本人にしか感じられない不安があると聞きますし。できることが限られてくるならできることの中から探すしかないんじゃないかな、と思います。

ちなみに「匿名希望」名義で正式採用・掲載された記事は全部で14件。匿名の理由はさまざまですが、多いのは「記者本人の病気等」です。変わったところでは元探偵業の方の告発なんてのもありました。正当な理由があれば匿名での記事掲載はアリだろうとわたしは思います。鳥越俊太郎氏はそういうお考えではなかったようですが。