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扉を開き未知の世界へ

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003019

Saint Louis Gateway Archを眺めて
S M
2006-11-11 03:23

 24年ぶりにメジャーリーグのワールドシリーズチャンピオンを決めたセントルイス・カーディナルスの優勝からまだ興奮が醒め止まない10月31日。このハロウィーンの日に私はセントルイス(アメリカ・ミズーリ州)にいた。

 朝9時過ぎだったと思う。ミシシッピー川辺にあるゲートウェーアーチ(Gateway Arch)、その巨大なアーチ状のステンレススチールの塊(台座を含めると高さ約210メートルをしのぐ)を眺めていた。

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セントルイスMetro Link 8th & Pine駅プラットホームから見たSaint Louis Gateway Arch
撮影者:S M

 その1時間ほど前にはセントルイス・ダウンタウンの連邦政府系建物内で、自身の身体的特徴の申告と指紋のコンピュータへの取り込み、写真IDの撮影などの手続きをしていた。それらの事務手続きを無事終え、帰宅する前に名物のアーチでも見ようと軽い気持ちでやってきたのだ。

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セントルイスダウンタウンから見えるSaint Louis Gateway Arch
撮影者:S M

 個人的な話になるが、現在アメリカの永住権ビザ取得申請のプロセスの最中にいる。

 Gateway Archを見るのは初めてではない。初めて見たのは約10年ほど前の夏。当時は学生でtrumというアーチ内を登るケーブルカーのような乗り物に乗り込んで単純にはしゃいでいたのを覚えている。

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Saint Louis Gateway Archの足元
撮影者:S M

 1803年から1890年まで90年に及ぶアメリカの西部拡張、開拓、繁栄の歴史を記念し、国立公園内に建立された象徴的建物を今こうして眺める気分はより複雑だった。

 これから自分の夢に向かって大いに頑張ろうという意気込みと、この先どうなるのか? という恐怖感や孤独感などが混在した気持ちのまま、アーチに向けてシャッターを押した。

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真下から見上げたアーチ
撮影者:S M

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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アメリカ人のこういう他に何の意味も持たないものを造ってやろう、造ってやったぜってなバカなところは大好きです。