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カリフォルニア州で住宅の抵当流れ急増

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002355

金利高でローン返済滞る
苅田保
2006-10-16 06:48

 西海岸のカリフォルニア州南部は、温暖な気候で、米国の中でも住みやすい地域の上位にランクされている。人が増えれば、当然必要になるのは住宅。ここ数年は低金利の影響もあって、活発な不動産取引が行われてきた。しかし最近は、金利上昇によって、急速に不動産市場が冷却化している。また金利高により、変動金利でローンを組んでいた利用者が、毎月の返済ができず、家を差し押さえられるケースが急増しているという。

 同州はここ数年、不動産市場が過熱し、一戸建ての住宅は、大幅な値上がりをしていた。ローン会社や銀行などは、当初は極端に低いローン返済で済む支払い方法を提示し、不動産人気を押し上げていた。しかし、ある時期に市場の実勢金利が適用されるローンなどもあり、現在の金利高の中で、毎月のローンの支払いが困難になる人が増えている。

 地元紙によると、サンディエゴやリバーサイド郡では、ローンの返済が滞り、“抵当流れ”になる物件が続出しているという。“抵当流れ”は、カリフォルニア州ばかりではなく、各州で増加している。

 サンディエゴ郡では、9月までの3カ月間で、抵当流れ物件が前年同期比で4倍強も急増したという。リバーサイド郡でも3倍以上増えている。同郡は近年、急速に宅地化が進行し、急速に人口が増えたところだが、高金利がぎりぎりの支払いを強いられていた家庭を直撃している。

 ローンの支払いが滞る前に売りに出す手もあるが、不動産市場の冷え込みで、買い手を見つけるのは、かなり困難になっている。また住宅価格が下がった分、手元に入る金額も減少する。

 長年、地元で不動産売買をしている業者の話では、金利高で中古住宅の販売も厳しくなり、市場に出しても買い手が見つかるまで、物件にもよるが、3カ月は待つ必要があるという。

 毎月、多くの一戸建ての中古住宅やコンドミニアムを販売し、多額の手数料を得てきた不動産エージェントも、今や四苦八苦している。彼らの話では、少なくともことしから来年の夏にかけて冷え込みは続くという。

オーマイニュース(日本版)より

この記事についたコメントは1件。

1 野良猫 10/19 02:49
ありがとうございます、貴重な記事。
地味でも絶対つづけてくださいね。

さもありなん、という感じです。
今日は遅いのでどmどmです。


ベリタとの同時投稿ですけれどねw

後のリーマンショックにつながるサブプライムローン問題の記事です。要は借金を返済する能力の低い人に高金利で金を貸してとりっぱぐれたという話。

ずっと以前からネット上では言われてきたことですが、ドイツと組むと必ず負けるという、Kの法則にも匹敵する高い信頼性を誇る経験則があります。メルケル前独首相の例だと移民問題でドイツ国内をめちゃくちゃにし、環境問題(温暖化ガス関連)ではドイツ国内の産業を弱体化させました。で、ロシアのウクライナ侵略で誰の目にも明らかになったようにロシア産天然ガスへの極端な依存でエネルギー的にもドイツをボロボロにしたことが明らかになりました。

その点アメリカ(イギリス)はやり方が狡猾ですよねw 先に賠償金をガッチリと確保(ロシアの金融資産凍結)してからロシアを敗戦へと追い込んでいってますものw 過去ドイツから満足な賠償金を得られなかったことをキッチリ教訓として生かしています。値崩れする前にさっさと売ってしまって底値になってから買い戻す、感情抜きで原理原則を守っているから強いんでしょうねぇ。そう行動できるだけの情報を持っているからってのもあるのでしょうが。

どう転んでも最前線になってしまう日本にとって味方にすべきなのは誰かは言わなくてもわかりますわなw 過去、プラザ合意なんてものもありましたがそのあたりを上手く切り抜ける知恵は持っておきたいものです。