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白鳥のレストランが開店しました

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002689

所在地は田んぼ
Y田 Y一
2006-11-18 12:20

 今年も、白鳥が新潟に飛来した。いよいよ「白鳥レストラン開店」である。

 白鳥といえば、新潟では旧・水原町(現・阿賀野市)の瓢湖が全国的に有名だ。他県からの観光客は白鳥を見に必ず瓢湖に訪れる。しかし、その期待は裏切られる。「カモばっかりじゃない」との声をよく聞く。昼間、瓢湖にいるのは、怪我をして飛べなくなった白鳥とカモたちだからだ。

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撮影者:Y田Y一

 じつは白鳥は夜、瓢湖や近くの福島潟、鳥屋野潟、佐潟、阿賀野川の中州で羽を休めている。そして夜が明けるや、一目散に田んぼに向かう。稲刈りの終わった田んぼには、落穂や、稲刈り後に出た二番穂が実をつけ、おいしいものがたくさん待っているからだ。「白鳥レストラン」である。このレストランは、日増しに混み始め、今では、満員御礼の札が下がりそうなくらいといっていい。

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撮影者:Y田Y一

 白鳥は早朝、ねぐらの潟を飛び立ち、日暮れ寸前までレストランで過ごす。寝ている白鳥もいるし、必死に食べている白鳥もいる。湖に浮かぶ美しい姿を思い浮かべるかもしれないが、ここでは、ぬかるみを歩く不恰好な姿を見られて微笑ましい。そして夕方、腹いっぱい食べた白鳥は、お互いに鳴き交わし、「飛ぶよ、準備はいいかい」といっているかのように、首を振って仲間に合図し、再びねぐらへと帰っていく。

 これから新潟では、「レストラン」で食事をする白鳥の姿を随所で見ることが出来る。新潟に来られたら、ぜひ田んぼまで出て、見て欲しい。

 ちなみに、農家の方のお話によると、彼らは「コシヒカリの田んぼから食べ始める」とか。白鳥もグルメのようである。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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2006年11月17日正午以降、オピニオン会員資格ではコメント欄にコメントを書き込めなくなりました。この日以前と比較すると、この後多くの記事でコメント数が激減する(コメントがつかない)ことになります。平穏な日常が訪れて市民記者のみなさんもさぞ満足なことでしょう。

いや、市民記者資格を持ってるならコメントを書き込めるでしょ?w