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マドリッド風ブドウの収穫の楽しみ方

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002665

幼稚園児が参加
K多 T司
2006-10-30 06:46

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両手でブドウの実を握りつぶしている兄弟
撮影者:K多T司

 「午後1時にお子さんを迎えに来るときにはブドウとたらいをお持ちください」

 娘が通う幼稚園の入り口に奇妙な張り紙がある。さらに「午後3時に再度入園のこと」。1時で授業は終わるのに。
 
 指定どおり3時過ぎに再入室すると、娘の先生が1枚の紙を私に差し出す。妻と紙をのぞき込むとなぞなぞがスペイン語で書いてある。「自分が乾けば乾くほど濡れるものな~んだ」

 答えはタオルだ。それが全4教室のどこかに隠されているという。探し当てるとそこには1房のマスカット色をしたブドウが置いてあった。会場となっている教室にブドウを持って戻り、自分のたらいに1粒ずつ入れていく。

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はだしになってブドウを踏む子ども
撮影者:K多T司


 隣では、園児が裸足になってたらいの中のブドウを踏んづけている。また他の子は手で握りつぶす。その作業を父兄が手伝う。出汁はそのままでもブドウジュースとして飲めるが、発酵させればワインになる。


 日本で言えば、収穫された稲穂を幼稚園児が指で1つひとつ籾をむいて玄米にしたり、米にしたりして秋の収穫をお祝いするというところかもしれない。

(スペイン・マドリッド在住)

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手で握りつぶされたブドウ
撮影者:K多T司

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会場となった教室の雰囲気
撮影者:K多T司

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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すごく楽しそうです。画像は出しませんが。