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消費者金融と 今まで これからの日本について。

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002845

消費者金融も問題からみる日本の現状など。
O倉 T司
2006-11-02 12:55

消費者金融に関する記事や話題が多いこの頃。
先に個人的な考えも踏まえてこれに関連することを書きたいと思う。

相次いで、消費者金融各社が団体での生命保険を
廃止するとの意向を示したわけだが、違和感が残るのは私だけだろうか。

そもそも消費者金融というものは高利息で貸し付けるからという
ある種の条件があるからこそ、審査基準に関しては銀行よりも緩く
現代人にとっては気軽に借りられるローンだと思う。

故に、借りる側としては 「すぐに返せるから」 というような
安易な発想により、利用して ハードルの高い利息に驚かされるのかもしれない。

問題点として浮かび上がるのは

・ 恐喝的な返済要求 と
・ 現行法での出資法と利息制限法での解釈や利息幅の違い そして
・ 返済に関する発想
などがそれぞれ別の問題なのにまとめて論議が起きているのではないか?

と思えてくる。

というのも、
貸す側の悪質な取立ては別にして、
借りる側も安易な発想がなかったか? と思えてくる。
貯蓄をして利子が1%程度からなのに対して 最高で ~29.2%の
返済利息を借りる際によく考えて借りている人がどれだけいるのだろうか?
そして、 お金を借りている という意識が薄れているような考えもあったのではないか? と。

貸す側というのは、高率な利息をとっているから成り立っているビジネスなわけだから、
ある種、相手に取り立てるのはごく普通のことだろうと思う。


また、貸す側の立場もややこしくなってきているのも
状態を悪くしているのかもしれない。

銀行系列になった今、一部銀行店内では
同時に数社のローン審査が受けられるのも事実で
金利が安い順に
銀行
銀行の子会社にあたるローン会社が貸し付けて債務保証を系列消費者金融
消費者金融

というような銀行側の以前から得た教訓を元に
貸し倒れにならない かつ、個人へのローン貸付の強化という流れの
犠牲かもしれない。とも思う。

今回、生命保険の加入に関して問題になった点を考えると、

一つ目に、契約者への説明がないに等しかったから。
二つ目に、恐喝まがいな取立てをする一部の消費者金融関係者がいたため
     命とひきかえに貸し付けた金を返済させた。

このような点もあると私は考える。

話が少しそれるが、命を担保にして貸し付けるという行為は
ごく一般的だろう。
住宅ローンを組む際などは 契約者が 保険に加入します 
という意思の上でほとんどの住宅ローンに組み入れられているのだ。
なので、最近はガンなどの疾病が起きた際は住宅ローンの支払いが免除になります
という商品がよくあるが、これは契約時に組み入れた保険より支払われるからなのである。

消費者金融の場合、この 契約者自身が亡くなった場合自らの債務を
残された家族へ本来であれば負担させないための保険だったはずだ。

一つ目にあげたようにこれから借り入れる契約者へ自ら保険に入って
残った債務の返済に充てますという、前置きの知識ワンクッションの説明が
なかった点も大きく取り上げられたひとつだと私は考える。

二つ目はこの制度を悪用した消費者金融自身は厳重に咎められるべきだろう。

だが、廃止の検討、廃止が決定した今、
状態はよくなったのだろうか?

そう思うのは私だけだろうか。

グレーゾーン金利の廃止や見直し検討を国会でなされているが
法案が施行されるまではどうなるのかも 疑問でならない。

保険制度がなくなった状態で
債務回収がいっそう厳しくなるということは
いっそう厳しい取立てになるのではなかろうか?

債務の回収方法を挙げると

・ 弁護士を通じての回収
・ サービサーを通じての回収
・ 裁判所への督促申し立て

このあたりだと思う。

また、こうなった場合、仮に契約者がなんらかで亡くなった場合、
残された遺族に、債務が残っているということも忘れてはならないだろう。
この場合、負の遺産への遺族が放棄の意思を示さなければならないという
手順があるが、若干手間がかかるため この点も心配である。

サービサーというのは法務大臣が認可した債権回収業者であるからして、
今までのように消費者金融業者への申し立てとは次元が異なってしまい
ある意味、確実に回収していくと思われる。

今期の決算発表への赤字計上は今まで貸し付けている
顧客への返還すべきお金を先に計上しているだけであり、
返還請求もしなければ今までどおりの返済だろうし、
もちろん、消費者金融自ら進んで 返還をするとも考え難い。


長くいろんなことを書いたが、

問題の根本というのは
格差や ワーキング・プア、ニートがどうして増え続けるのか?
ということが根本にあるからだろう。

働いたものが還元される 格差というものは否定しないが
大半が中流社会にいた日本人が 日本的社会をしなくなった
からという皮肉な現実かもしれない。
継続安定雇用への取り組みや安い賃金で労働力を得ようとする
先を見越した人材育成をしなくなった企業、
都心と地域、それぞれに異なる事情に対する国政や
年金への不信や国政自体への参加意欲さえ低下している今の日本を表しているからこそ
こういった、金融問題が今まで異常にクローズアップされるように
なったのではなかろうか?

オーマイニュース(日本版)より

そもそも消費者金融(非銀行系)と生命保険のセットを想起しない人のほうが多かったのではないかと思います。

「過払い金返還請求」「B型肝炎給付金」「アスベスト被害賠償金」次は何だろうね。堀新先生も変なことに首をつっこまず本業に力を入れればいいのにねぇ。


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これって何ぞやと思ったら「ChatGPT」か。ホワイトリスト入りさせるなら必須になりそうだけど、うちのチャンネルはテーマ自体がかぎりなく黒よりの灰色だからほぼ効果ないねぇw 翻訳機能は今のところDeepLで間に合ってるから不要かな。