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戦争について

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000518

人を殺す正義
記者名 H南 R介

 現代もまだ、戦争は尽きない。それが人間の性だとよく言われるし、わかる気もする。しかし、僕はそうは思わない。
 確かに、仕方のない面だってある。思考を持った人間の、進むべき道において、善悪はあるし、悪は排除されるべきである。だが、悪を排除することが“正義”だと思ってはいけない。ただの理由なのである。
 戦争において“正義”という言葉は、大きなテーマだ。日本が真珠湾を襲撃すること、アメリカが日本に原爆を落とすこと。民主国家が独裁国家と戦うこと、その報復をすること。その中の一つでも“正義”に該当するなら、すべては“正義”である。戦争は人間の性だと言う人間は、こういったバカげた論理に満足する。また、そういう人間ほど、人間の性だと言いながら戦争を特別視する。戦争において、人を殺すことが“正義”だったりするのだ。たいていの物事には、良い面と悪い面が混在する。だから、一部を取り上げたり、スタンスが変化すれば、それらしい正論と理由がつくれるものだ。しかし、どんな正論と理由があったとしても、人を殺すことは悪である。この短い文章の中に、なぜ人を殺してはいけないかは書けないが、絶対的悪なのである。動物を食べることも、犯罪者を死刑にすることも、悪を排除することも“正義”だと思ってはいけないのだ。
 仕方のないことだとすべてを正当化せず、命を奪うことはどんな理由があろうとも絶対悪だと理解することが、ほんの少しでも状況を変えるんじゃないかと思う。
2006-08-31 20:27

毎回不思議に思うのですが、植物って生命じゃないのですか? この手の問題提起で「植物を殺す」という表現を見ることはごくまれです。生命をありがたくいただく、無用な殺生はしない。わたしがネトウヨだからこんな偏った考え方をしているのでしょう。世の中は不思議なことがいっぱいです。