無題(VRChatについて、SNSでは文字数制限のためにつぶやききれないなにか(Ver. -A)

(2022年9月10日初版投稿(Ver. -A)


VRChat。そもそも「癒し」や「安らぎ」はそれほど求めてない。

逆に時には「刺激」を求めてプレイしているようなところもあるのでいわゆる俗に一部のプレイヤーがよく言う「"治安の悪い"状態」でもいっこうにかまわない。

むしろ"治安の悪い状態すら歓迎するような気持ちもある。
(ぶっちゃけ"治安が悪い"といっても実際に金品を強奪されたり撃たれたり刺されたり殴られたりするわけでもないし。しょせんは"バーチャル"なんだからある程度の無茶な冒険も安全にできるだろう。と)

必ずしも「日本人」や「日本語が話せる相手であること」にもこだわりはないし、言語や人種基準でのローカルルールや制限があることのほうがきゅうくつさを感じてしまう。

VRChat自体海外のアプリ/サービスだし、世界中にプレイヤーがいるグローバルサービスなのは事実だし、そりゃあ日本語が母国語の人間「以外」のほうが圧倒的に多いのは当然だよなぁ?みたいな感覚がある。


「かわいい美少女になりたい」「なにか普段の現実の自分とは別のものになりたい」といった"変身願望"もとくにこれと言ってない。

必ずしも「かわいい美少女アバター」じゃなくても...ロボット・メカ系のアバターでもいいし、紙袋に顔や手足の生えたようなキャラクターやネジといった無機物系でもいいし平凡な男性アバターでもいいし、体が人間で頭部がテレビや置き時計になっている「異形頭アバター」でもいいし...


そこまで特殊な性癖というのもどうも結果としてなかったようで、萌え萌えといかにも女のコ女の子したアバターで「自分の姿が女性である」という状態のほうがかえって性自認不一致的な違和感や気持ち悪さを自分自身に対して感じてしまう瞬間すらある。というのが本当のところ...

そっち系の才能や資質は自分にはなかったらしい。


VR空間自体が「現実逃避先」といったネガディブなものでも(自分の中では)それほどなかったりもする。

よってなにかしらのキャラクターを演じたり作ったりロールプレイする必要がない。

「何か」を演じ、とりつくろったりロールプレイし続けなければならない。という状態自体がすでにおっくうだしめんどくさい。

むしろベクトルとしてはたぶん真逆で、「どうがんばっても自分の感性に素直に従えば従うほどニッチでマニアックでかたよった趣味趣向に走ってしまう」といういちばん素の、地の部分をさらけだせる場。という意味合いはあるかもしれない。あくまではいよりとうはという個にとっては。


たぶん良くも悪くも1990年代初頭、10代の頃にゲーセンで6DoFのVRゲームをやったのが「本当の初VR体験」なせいで、もはや脳がいったん学習し、順応しちゃってるようなところがある....のかもしれない。

「VR空間内の自分の姿や状態」にそこまで気持ちや意識を引っ張られ、持って行かれる感覚がおそらく希薄。


通常の平面のPCディスプレイで一人称視点のゲームをやっているときの感覚とそれほど変わらず「自分が画面内のキャラクターを操作している」という俯瞰の、冷めた視点からなかなかチャンネルが切り替わらない。


はじめてオキュラスクエスト1をかぶってゲームをプレイしたときから「VR酔い」も一切なかったし、もともと現実空間側でも乗り物酔いが皆無。約3年VRChatをやっていても「VR感度」なるものが"生える"といった感覚自体が全くないため理解できず、性的趣向的にもどうやらどヘテロらしく、なにかしらの特殊な性癖に目覚めるといったこともとくなく興味が湧くこともなく...


「VRChatプレイヤー」としてはなにかがいろいろと大きく欠落してしまってるのだろうか...?


「なんで自分VRChatやってんだろ?主に日本のVRChatプレイヤーのメインストリーム的なコミニュティ内の価値観に郷に入っては郷に従え的に飛び込んで面白がってる部分はあって、文化のひとつとして受け入れてはいるけど正直ぶっちゃけちょっと忖度しているようなところもあってまるっきし100パー呼応・共感とかができているワケでもないのに...」
などと、ふっと虚無る瞬間が最近たまにある(笑)


それでもVRChatに入ってしまうのは、まだそれだけの魅力をどこかに感じている自分もいるから。なのかもしれない。



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