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ウェイオブソフィストフルオブカンフー 香港電影大戦ソロプレイへの道⑩自動敵ギャングAIまとめ

7/22の試遊をもとに少々手直しした、香港電影大戦自動敵ギャングAIです。

敵ギャング団の行動順

 まず主演ミニチュアが行動し、その後はポイントコストの高いミニチュアから行動する。ポイントコストが同じミニチュアが複数いる場合は敵主演に近いミニチュアが先に行動、敵主演がゲームテーブル上に存在しない場合は最もポイントコストの高い敵ミニチュアを主演の代わりにして判断する。

フリーアクション

 アクティベーション判定の代わりに行えるフリーアクションに「集中」と「フリー移動」がありそれぞれを行う条件は次のようになる。
1 集中:主演のアクティベーション判定を行う前に、ギャングの残り氣(チ)がゲーム開始時の半分以下で、主演のL以内にアクティブな敵がいない場合、主演は集中する。
2 フリー移動:主演以外のキャラクターはアクティベーション判定を行う前に2アクションを使用しても敵キャラクターのL以内に移動が不可能と思われる場合フリー移動で利用可能な情景アイテムに向かって移動する。①最も近くの敵から遠ざからない②次ターンにおいて攻撃が有利になる可能性が高い情景アイテム、③防御的に有利を得られる情景アイテムの順に優先順位を評価して目標となる情景アイテムを選択する。

アクティベーションの判定で振るサイコロの数

 主演は常にサイコロ3つでアクティベーション判定、助演は常にサイコロ2つ、エキストラはL距離以内にアクティブな敵がいる場合はサイコロ2つ、いない時はサイコロ1つで判定する。

行うアクションの選択

 自動敵ギャングキャラクターの行動は、彼の置かれている条件をチェックし次のフローの通り決定し処理される。

1.キャラクターは転んでいる。もしくはアクション消費で解消可能な不利な状態にある。yes→起き上がる。もしくはアクションを消費して 不利な状態 の解消を試みる。no→2へ

2.キャラクターがアクションを全て使用して移動できる範囲内に利用可能な情景アイテムがある。yes→利用可能な情景アイテムに向かって移動する。利用可能な情景アイテムが複数ある場合は、①今回のアクティベーションに使えるアクション数で敵を攻撃可能となる情景アイテム、②次ターンにおいて攻撃が有利になる可能性が高い情景アイテム、③防御的に有利を得られる情景アイテムの順に優先順位を評価して目標となる情景アイテムを選択する。1アクションの移動で情景アイテムに到達したらno→3へ、辿り着かない場合は移動を繰り返す。

3.キャラクターが射撃の攻撃が可能で射程内に敵がいる。yes→残りアクションを可能な限り使って射程内の敵ギャングに射撃攻撃をする。no→4−1へ

4ー1. キャラクターが敵ギャングに隣接しており、特徴「軽業」を持っており2アクション以上を得ている。yes→残りのアクションを全て使用してスタント「壁歩きとバク転」を試みる。no→4−2へ

4ー2. キャラクターが敵ギャングに隣接しており、特徴「かわし移動」を持っておりかつ移動可能範囲に利用可能な情景アイテムなどがある。yes→ 利用可能な情景アイテムへ移動し2へ。利用可能な情景アイテムが複数ある場合は、①今回のアクティベーションに使えるアクション数で敵を攻撃可能となる情景アイテム、②次ターンにおいて攻撃が有利になる可能性が高い情景アイテム、③防御的に有利を得られる情景アイテムの順に優先順位を評価して目標となる情景アイテムを選択する。 no→4−3へ。

4ー3. キャラクターが敵ギャングに隣接しており、ガンフー可能な特徴等を持っておりかつ近接攻撃が有利になる特徴を特に持っていない。yes→ 利用可能な情景アイテムの方向に移動距離分移動し3へ。利用可能な情景アイテムが複数ある場合は、①防御的に有利を得られる情景アイテム、②攻撃が有利になる可能性が高い情景アイテム、③最も近い情景アイテムの順に優先順位を評価して目標となる情景アイテムを選択する。 no→4−4へ。

4ー4. キャラクターが敵ギャングに隣接している。yes→残りアクションを可能な限り使って近接攻撃する。no→5へ

5. 一番近い敵ギャングに向かって移動し1へ

 また「3.情景アイテムを利用可能な場所に移動する」と「5.一番近い敵ギャングに向かって移動」の判定をする際に氣ジャンプを使えば目的地に到達できる場合は迷わず使用する。

 キャラクターが氣を消費することで効果を得られる特徴を持っていて使用するチャンスがあれば、自動的にどんどん使用する。

 「鼓舞」可能なキャラクター数(400ポイントギャング団であれば4人)以上の人数のエキストラキャラクターが敵に射撃攻撃または近接攻撃が可能な状態で、ギャングの現在の氣ポイントが2点以上残ってるなら、主演は直ちに「鼓舞」を使用します。この時アクティベートされるキャラクターは敵に近い位置にいるものから選択します。

近接攻撃における氣(チ)を使った攻撃ボーナスの選択

 氣が2点以上残っている状態で、敵の主演を攻撃する場合は、氣を1点消費して攻撃を強化する。

近接戦闘効果表の結果の選択

 近接戦闘効果表の下から順番に見ていき選択可能なものを選択する。自動敵ギャング団側が敗北した場合、とにかくあるだけの氣(チ)をどんどん使って戦闘効果表の結果を軽減する。

射撃攻撃の対象の優先順位

1.まず優先的に攻撃対象になるのは主演。

2.主演がいない場合は助演が狙われる。

3.攻撃範囲にエキストラしかいない場合は、それぞれのエキストラごとにその状態をもとに危険さと脆弱さを計算する。戦闘結果による効果や情景アイテムによる効果によって、

攻撃に有利な効果を受けている。→危険+1
攻撃に不利な効果を受けている。→危険-1
防御に有利な効果を受けている。→脆弱-1
防御に不利な効果を受けている。→脆弱+1
移動に有利な効果を受けている。→危険+1
移動に不利な効果を受けている。→危険-1

 複数の効果を受けている場合は計算を累積させる。計算の結果、危険が最も高い相手が優先目標に、危険が同じ場合はその中で脆弱が最も高い相手が優先目標となる。

4.危険も脆弱も同じ場合は、ポイントの高いやつを目標に選ぶ。それも同じならより近くにいるのを攻撃する。

ガンフー攻撃における氣(チ)を使った攻撃ボーナスの選択

 氣が2点以上残っている状態で、敵の主演を攻撃する場合は、氣を1点消費してガンフー攻撃を強化する。

特徴、スタント、ロケーションの特徴の使用に関する指針

 使うことによって少しでも有利な効果が得られそうならどんどん使用する。ただしチ(氣)の消費が必要なものは、チ(氣)が2点以上残っている場合のみ使用する。

プロットによるAIの修正

 自動敵ギャングは防御側なので攻撃側のプロット目的達成を積極的に邪魔する。
争奪戦:移動の目標「一番近い敵キャラクター」を「目的物」もしくは「目的物を所持している敵キャラクター」に変更する。ガンフー攻撃の目標を選択可能な場合の最優先目標は「目的物を所持している敵キャラクター」になる。
人物確保:移動の目標「一番近い敵キャラクター」を「目的の人物」もしくは「人物を運んでいる敵キャラクター」に変更する。ガンフー攻撃の目標を選択可能な場合の最優先目標は「人物を運んでいる敵キャラクター」になる。
復讐:主演は、移動の目標「一番近い敵キャラクター」を「最も近い、L以内に敵キャラクターが存在しない地点」に、利用可能な情景アイテムが複数ある場合は「①L以内のすべての敵と最も近くの敵から遠ざかる方向にある防御的に有利を得られる情景アイテム」を最優先目標にし、主演以外のキャラクター移動の目標「一番近い敵キャラクター」を「敵の主演」に変更する。
秘密の発見:組みつかれた状態のメンバーを組み付けている敵キャラクターを最優先の目標にする。
決闘:主演は常に敵主演を、移動やガンフーの最優先目標にする。主演以外は移動の目標地点を選択する際に、他の選択肢に優先して「目撃者となる可能性のある敵(主演に視線が通っている位置にいる敵)キャラクターを、自らが目撃者にならない位置から攻撃できる位置にある情景アイテム」として移動を行う。
器物破損:移動の目標を「一番近い敵キャラクター」から「最寄りの破壊目標から最も近い敵キャラクター」に、「利用可能な情景モデル」の優先順位のそれぞれに「最寄りの破壊目標から最も近い〜」に変更する。ガンフー攻撃の目標が選択可能な場合の最優先目標を「最寄りの破壊目標から最も近い敵キャラクター」にする。


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