【東京の世間知らず1】外食問題

覚悟はしていたものの、やっぱり東京の飲食店は高い。
チェーン店は全国的に同じくらいの値段設定だと思うので、東京のマクドだけ異常に高いと感じることはないものの、居酒屋や喫茶店の値段が高い。
大都会の料金設定に驚きつつ、それを受け入れる都会人は他の都道府県民の基準を知らないただの世間知らずなんじゃ?という仮説を立てました。


六本木のモーニング

六本木の喫茶店で軽くモーニングセットを…と考えていると痛い目に合う。なぜなら一般庶民の考える「喫茶店」と「モーニングセット」は存在しないから。
まず、果たして自分が今何階にいるのか、六本木ヒルズに向かっているのか東京ミッドタウンに向かっているのかもわからない。
そんな中、あるおしゃれなベーカリーに入るとなんとモーニングセットが基本1,000円超え。ブランチセットは2,450円とメニューに書かれていた。
ランチセットでさえ1,500円したら、贅沢したなあと感じるレベルだと思うのだが、2,500円のセットってどんだけ豪華なんだろう?
セットの内容はクロワッサン、フランスパン2切れとヨーグルト、ゆで卵1つにハムやチーズが数切れ、ドリンク二杯。
いや、あの、美味しいしお腹いっぱいにはなったけど、、、。
周りの反応は普通だったけど、店員さんの態度も個人的には納得がいかず、私だけ値段と質を天秤にかけてもんもんと頭いっぱい。正直半額くらいが妥当だと思ってしまうけちん坊な私。
でもよく考えたら周りは東京や神奈川出身ばかり。口コミも高評価が多く、こんな価値観の方々とは気軽に飯は食えねえと感じたと同時に、もし東京で同じ金銭感覚の人と出会えたら大事にしようと思いました。


居酒屋の謎料金

東京駅から少し歩いた大衆居酒屋を予約。
お酒500~600円くらい。まあ東京の相場はそんなもんかと思っていた。
甘かった。
iPadで注文するシステムで、料理を提供するだけなので店員さんはほとんど外国の方。東京は本当に働く外国人が多い。
値段には関係ないが、iPadで注文していたら急に広告が表示されて驚き。しかも中国語で書かれていて、誰向けの何の広告?
予約で満席のようで賑わってはいたが、予約時に席2時間30分となっていたにも関わらず、店員さんに1時間30分の時点でラストオーダーを取られ、2時間で追い出された。
お金のない我々はお酒数杯、つまみもそこそこに注文していたので、1人4千円くらいなのかなぁと思っていると、なんと2人で1万を超えていた。
え??と思いつつ、支払いをしてレシートを確認してみると、、、。

席料800円、お通し代800円、サービス料1000円

え、サービス料ってなに!??てゆうか普通どれか1つじゃない!???
東京の世知辛さを痛感してお店を出て、もっと私たちの想像する居酒屋を探そうと練り歩き、辿り着いたお店は、
日本人の店員が接客してくれ、お酒も400~500円、お通しも席料もサービス料もなし、おまけにクーポンまでくれて大感動。
こういう店も東京にあるんだよと、東京居酒屋の飴と鞭をちょっと体感した。


池袋のパスタ

友人と池袋にあるパスタやガレットが食べられるお店に行った。
少し外れにあるお店で、入りやすいけれど照明も落ち着いていて静かな雰囲気で、ちょっとご飯に行くのにちょうど良いお店だった。
東京でちゃんとした感じのご飯を食べるのが初めてで、ドキドキしてメニューを開くと、パスタ1,800円。池袋という土地代と、ディナー料金だろうか。
ただ、さすがにファミレスのパスタとは違うラインナップばかり。
700円のソフトドリンクを注文。
パスタも美味しくて話も弾み、まだもうちょっと帰りたくない。デザート食べるか。とメニューを開くと、デザートは700円。
友人との話は楽しく時間はあっという間に過ぎ、さあ、お会計をしてみると、なんと4,000円を超えていた。
あれ、この金額なら十分酒飲めたな。
今回はお酒NGの友人だったので、無駄な交際費だとは全く思わないが、帰りながら今月は絶対にコンビニには行けないなと思った。
東京でご飯に行く時は、ひとりで0次会をして、料理はゆっくり食べようと決意した夜だった。


麻布台の恐れ多い寿司屋

これは、実際には入っていないお店の話なのだが、
麻布台をてくてく歩いて、いろんな高級そうなお店があるな〜と思っていたら、窓がストライプのようになっていて、絶妙に中が隠れて絶妙に中が見える、暗〜い落ち着いた雰囲気のお寿司屋さんを見つけた。
カウンターのみで板前さんが2人くらい立ってお客さんと会話していて、お客さんは窓に背を向けて座っているけれど、お召し物が大変高級そうだ。
ひえ〜こんな店に入る人達はいったい何者なの〜と思っていたら、板前さんがちらっとこっちを見て目があってしまい、恥ずかしくなりすぐさま去った。
日本全国にお金持ちはいると思うのだけれど、東京は上には上、さらに上があるのだなと感じた。

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