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頭皮アートメイクの失敗事例とその理由。

こんにちは。
頭皮アートメイク専門看護師の月乃なつです🌙

今日は、頭皮アートメイクの他院の失敗事例となぜ生じてしまうのか、
その原因について話してみようと思います。


まず一つ目の失敗は、【点が大きくなったり色が変色する】こと。


これは他のアーティストから施術を受けたお客様の実際の症例です。

※私の症例ではありません。


頭皮アートメイクで時間が経つにつれて、
点が不自然に青くなったり大きくなったりする原因は、
間違いなく、アーティストの力量不足と経験のなさからです。

頭皮のアートメイクを入れる際、通常は入れた点の形がきちんと維持されて、
時間が経っても大きく変わらない皮膚の深さというものがあります。
その深さよりもう少し深く掘ってしまうと、
点が青くなったり、不自然に大きくなったりします。

大体施術直後はそのままの点のサイズで、
施術後1週間ほど時間が経つと点が大きくなるかどうか、
結果を確認することができます。

だから、初回の施術ではお客様の肌タイプを確認するためのテスト作業という工程が本当に大事なんです!

私が修行した数人の韓国人マスターたちも、
1回目の施術ではテスト作業をし、2回目から本作業に入られています。

テスト作業の仕方としては、お客様の肌タイプを確認した後施術を進めるときに、肌タイプに適した施術圧よりもう少し弱く、毛根よりも少しだけ小さいドットを入れます。
そして点と点の間隔を広く取って、2回目のご来院で施術の結果を確認します。

肌タイプによる結果は様々ですが、大体大きく分けると
・施術直後は点が小さかったけど2回目の来院時には少し大きくなっている
・そのままのサイズで残っている
・入れた点が消えてしまっている

そのほかにも細かい肌タイプはありますが、ざっと分けるとこんな感じです。

1回目のテスト作業を終えて、2回目のご来院の時に点の状況を確認して、
それに応じて少しずつ、3回目、4回目を経てトーンダウンし、
安全に進行すると不自然に大きくなったり青くなることはありません。

それらを知った上で、もう一度みてください。👀

点が不自然に大きくなって青く見えるのがわかると思います。
(私が考察するに、この症例の失敗理由は、針の深さだけでなく、インクの水分量、インクの注入量、使用している針の選択ミス、密度調整ミス、圧のかけ方等だと思いますが💬)

このように失敗してしまう原因は実はたくさんあります。

大きくまとめてみると、
1つ目:肌タイプを正確に把握できておらず点が青くなったり不自然に大きくなる
2つ目:施術回数をかけず、無理に一度に終わらせようとする
3つ目:間違った施術方法や道具の選択
4つ目:点のバランス配置(密度感)

ここで私の施術をみていただきたいです。
こちらは施術してから数ヶ月経っている定着です。
もし施術方法が誤っていれば、とっくに点が異常を示している期間です。

滲みもなく、青くもない!✨

点が毛根とよく調和して、時間が経っても青くなっていませんし、
不自然に大きくなってもいません。
先ほど見ていただいた青く大きくなった点とは形が全然違うのがわかるかと思います。

上で申し上げた肌タイプに対する理解を施術に適用させて
頭皮アートメイクの問題点をすべて避けていくことができれば、
薄毛に対する精神的ストレスまで解決できる技術なのです🌙

2つ目の失敗は【針の深さを誤ることで不自然に…】

先ほどは深く入れすぎることによって点が青く大きくなると説明しましたが、
今回の失敗はむしろ逆で、
皮膚の適した深さよりももっと浅く点を入れることで生じる事例です。

浅く施術をすることで、点が面みたいになったり、
せっかく入れた点がすぐに消えてしまうという結果を招いてしまいます…

浅く施術をすると、粉を塗ったような仕上がりになります。
自動マシーンのみで施術をすると、そのような症例になっている場合が多いです。

不自然に大きくなったり青くなる施術よりは不自然でないように見えるかもしれませんが、これは立体感がないので綺麗には見えません、、

深く施術をすると点が広がって大きくなりますが、
だからといって怖がることで浅く施術してしまうと、
それはそれでまた不自然な結果を招きます😢🌀

それにこういう施術の仕方をすると、
維持期間は短いのでお客様の満足度も低いです…。

せっかくお金をいただいているのに、すぐに落ちてしまう施術で満足度が低いのは当たり前ですよね、

3つ目の失敗事例は【デザイン知識の不一致】です。


デザインは各々で持っている感性と美の基準が異なり、
アーティストごとに追求する感性が異なるので、症例をたくさんみて、
一番自然で「自分がそうなりたい!」と思うところを探して施術を受けるのが良いでしょう。

施術前にたくさんカウンセリングをし、会話を交わし、
デザインで上手く具現化してくれるアーティストを選ぶ必要があります。

私は1体1のカスタムデザインです。
私の頭皮アートメイクは、単に埋めるための施術というより、
自然に変化してお客様が自分に自信を持てるようにデザインを進めていきます。

私は
・普段のヘアセットの方法
・個々の人の毛髪の状態
・脱毛の進行状態
・今後どのようにヘアスタイルをしたいのか
・頭皮アートメイクにどんな期待を抱いているか
・どんな効果が得られるか

などなど、様々な観点から情報収集し、考えてデザインいたします。🌙

お客様のイメージや年齢に合ったデザインとトーン設定、また、生え際などの髪の毛の密度が低い場所に関してはグラデーションなども行い、その人に合った自然なオーダーメイドデザインを追求しています!

私が思う、完成度の高い施術は、アーティストが一人一人に相応しいデザインと密度感を考えて、具現化することです。

そうやって完成した施術を、
お客様が満足してやっと完成度の高い施術と言えると思います。

今回は頭皮アートメイクの失敗事例とその原因について説明いたしました。
皆様が、安心して理想の結果を得られる施術を受けられますように💫

需要がありましたら、
失敗事例の修正方法についても説明したいと思います。✍️

ここまで読んでくださり、ありがとうございました🌿


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