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灰色ハイジのデザインにまつわるノート

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UI考察や、デザイナーとしてのキャリアなど、デザイン全般について書いたノートです。
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灰色ハイジについて

灰色ハイジ / Haiji Haiiro 本名・濱崎奈巳加。1986年新潟県生まれ。サンフランシスコ在住。スタートアップスタジオ All Turtles 所属のシニアデザイナー。 2009年京都造形芸術大学を卒業後、博報堂アイ・スタジオでWebデザイナーを経験。博報堂グループのクリエイティブエージェンシーSIXでプランナーに転身。デジタル施策の企画を中心に、映像内のインターフェースのデザインにも携わる。主な仕事にPokémon Goのティザームービーや、バンド・Amaza

デザイナー向けの英語レジュメの書き方・作り方

Illustration: Copyright 2017 Katerina Limpitsouni https://undraw.co/ サンフランシスコに引っ越してきてからレジュメ(職務経歴書)を作る機会があり、プロダクトデザイナー養成所のTradecraftでもレジュメのポイントを聞く機会があったので、備忘録も兼ねてnoteにまとめることにしました。 フォーマットサイズはアメリカならレターサイズ、日本ならA4で作ると良いと思います。ちなみに、私はSketchで作りまし

ポートフォリオをリニューアルした

以前「UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。」という記事を書いたのは、自分のポートフォリオリニューアルのためのリサーチで得たことをまとめるためだった。 そんなポートフォリオのリニューアルを終えてついに公開しました!✨ 言語切り替え今回、英語に対応することがひとつの目的だった。日本語と英語の切り替えられるように考えたのは以下のUI。 3言語以上ある場合には無理だが、2言語ならばと、トグルスイッチを採用した。 最近、日本では灰色ハイジとして、アメリカ

UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。

以前このようなツイートをした。 自分のデジタルプロダクトデザイナーとしてのアメリカでのポートフォリオが必要になったため、海外のUX・プロダクトデザイナーのサイトを50個くらい見て回った。 決定的に日本の個人のポートフォリオと違うなと思ったのは、プロジェクトのケーススタディを紹介をしている人が多いこと。デザイナーの数(=競合の数)など背景も違うのかもしれないけど、デザイナーの面接もしたことがあるので、採用視点で見ても仕事のプロセスが載っているのは良いなと思う。 何故UX・

これからのキャリアはどれだけの物語を紡いできたか。 情報じゃなくて物語を届ける。

noteで人気のある記事を読んでいると、どれも書き手の感情やこれまでのその人の歩んできた歴史を元に書かれているものが多いように思う。 知りたい情報へのアクセス方法はもうみんな知っている。検索すればー何なら検索しなくてもTwitterなどを通じて自然と入ってくる。そういう状況になった時に、人は知りたいものじゃなくて、「誰が言ったことなのか?」と書き手で情報を選り分けるようになったのだと思う。 だから、情報だけ伝えているものよりも、書いた人の人となりが分かるものが支持されてい

言語切替のUIデザインについて考えてみる。

いま、自分のポートフォリオを英語/日本語どちらにも対応しようと思っていて、どのように切り替えるべきか、リサーチのためにいろんなサイトを見て回った。その時にこれは良い、これは避けたほうが良さそう、と気付いたことがある。 国旗を使うことによる問題 デザイン上のスペースの節約からか、あるいはグラフィカルに補助したいという理由からか、言語切替のUIで国旗を見かけることがある。 日本にいると「日本=日本語」と、国と言語が対応しているので気付きづらいのだけれど、世界はそういう風には

note以外のブログもあるのですが、こちらではデザインやサンフランシスコのプロダクトデザイナー養成所で学んだことなどを書いていこうと思ってます。 全然着手出来てないけど書きたい記事のリストだけはあって...。 みなさんどんな記事が読みたいですか?よければコメント欄で教えてください

デザイナー10年目を振り返って考える、デザインの役割

気付けばデザイナーになって10年目に突入していた。 最近アメリカで就職活動をしていて、改めて自己分析だったり、自分は何をやりたいのか、と学生の時のようなことを考えている。10年前の自分はどんなことを考えていたのだろうか、そしてこの10年間をどのように過ごしてきたんだっけ、と振り返ってみたいと思う。 デザインの役割に気付いた時最初にデザイナーになりたいと思ったのは、さらに遡って18年も前になる。(す、すごい遠いところまで来てしまった) 当時、中学生だった私は不登校だったの

プロダクトデザインの訓練に、ホワイトボードチャレンジをしてみよう!

こんにちは、灰色ハイジ @haiji505 です。 現在サンフランシスコにあるプロダクトデザイナー養成所「Tradecraft」に在籍しています。 ※ この記事は自分のブログからの転載です。 座学だけでなく手を動かして問題解決に挑むカリキュラムがたくさんあります。そのうちの1つがこの「ホワイトボードチャレンジ」です。 ホワイトボードチャレンジって?ホワイトボードチャレンジは、選ばれたお題に沿って、「クライアント役」からのヒアリングからスケッチまでを、「デザイナー役」の