見出し画像

"カラフル"な早耶の"色"――「第8回俺達の少女A」に寄せて

※ニコニコブログに2017年11月13日に投稿した記事を移行したものです

はじめに

2017年10月13日に放送された「第8回俺達の少女A」にて、松原早耶のプレゼン音源を紹介していただきました(もう、まるまる1か月前になりますね……。何をしていたんだ……)。前回に引き続き紹介していただいたことになります。素敵な場を今回も提供していただき、感謝の念でいっぱいです。ありがとうございました。

また、聞いてくださった方、素敵なコメントをしてくださった方、本当にありがとうございます。早耶へ向けられた温かい言葉の数々が、彼女をさらに素敵で、可愛いアイドルにしてくれます。いち担当Pとして、とてもありがたく、また、嬉しく思います。

さて、この記事では今回のプレゼンで話した内容を記載します。また、今回のプレゼンで語りたかったことを少しばかり書きたいと思います。

もし、「松原早耶に興味を持った」、「もっと松原早耶について知りたい!」という方がいましたら、前回の俺達の少女Aの直後に書いた以下の記事が手助けになるかもしれません。

1.俺達の少女A原稿

以下、プレゼンの原稿内容です。

早耶は流行を追いかけるのが好きな子です。時々で色々なものにハマっている子で、ミーハーと受け取られるかもしれません。が、この「流行を追いかけるスタイル」に早耶の魅力が詰まっています。

「みんなの好き、早耶も好き」

これは最新のカード、カラフルリフレッシュでの台詞です。流行を追いかける姿勢には、「みんなの好き」に寄り添う早耶の姿勢が見えます。

例えば、アイドルバラエティ手作りLIVEプロジェクトでは、一緒に衣装を作ることになった紗南ちゃんとの会話が素敵です。ゲームの話に偏りがちと零す紗南ちゃんに――

「偏ってたらぁ、ダメですかぁ?(中略)でもぉ、それが紗南ちゃんの魅力ですしぃ」

――と伝え、アレンジした衣装に不安を零せば――

「自分が素敵だと思ったものが素敵なんですぅ☆だから紗南ちゃんもぉ、自分のセンスに胸を張ってくださぁい☆」

――と伝えます。自然と紗南ちゃんの「好き」、ゲームにも興味を持って自分におススメのゲームを教えてほしいとお願いしています。

早耶といえば可愛くなりたいという想いが凄く強い子ですが、「誰よりも可愛くなりたい!」ではなく、自分の思う可愛い自分になりたい子なんだと思っています。

だから、周囲の色んな子の「素敵」や「好き」を見つけては、自然と寄り添い、興味を持ち、口にできる子なんだろうな、と思います。エリアボスとして負けたときも――

「負けたけどもう早耶はあなたたちの魅力にメロメロですぅ!」

――と素直に褒められるんです。

相手の「好き」を尊重しながら、自然と興味を持つことができる。流行を追いかけるスタイルの根にあるのは、こうした早耶のマインドだと思います。

先日再登場したユニットTIP!TAP!ではこんなやり取りがありました。

「誰かが元気だと自分も元気になれる…それがユニットの良さですね」

――と言うネネちゃんに――

「わかりますぅ。素敵な色って、周りも染めてくれるんですよねぇ」

――と早耶は答えます。

冒頭に引用した「みんなの好き、早耶も好き」と言ったカードは「”カラフル”リフレッシュ」でした。彩豊かな「好き」や「素敵」に惹かれ、追いかけてきた早耶だからこそ説得力があります。

早耶のこの姿勢はとても素敵ですね、で話は終わりません。

流行を追いかけるスタイル、Pを追いかけてアイドルになったこと、あるいは、デレステコミュ2で前を走るPを追いかける形だったこと然り、早耶は追いかける、ついていくイメージが強い子ではあります。

その早耶がカラフルリフレッシュでは――

「早耶のムーヴ、起こしますぅ」

――と力強く宣言します。

ロワイヤルハートでは「みんな、ついてきてくれるのぉ…?」と、自身を応援してくれるファンがいることにまだ驚いていた早耶が、ここまで言えるようになりました。アイドル以前、自身の思う可愛いがなかなか認められなかった早耶がここまできました。

そんな早耶に、「好き」や「素敵」をたくさん投げかけてほしいです。追いかけるばかりじゃない、カラフルな「好き」や「素敵」に彩られた、とびきり可愛い松原早耶をこれからも見ていきたく思います。

2.プレゼンによせて

今回のプレゼンでは2つの台詞を中心に置いていました。どちらも最新のカード、カラフルリフレッシュのものです。

みんなの好き、早耶も好き
早耶のムーヴ、起こしますぅ

早耶の特徴であり、また、素敵なところとして、「好き」や「素敵」への姿勢があると常々感じていました。その点がよく表れていたのがアイドルバラエティ手作りLIVEプロジェクトのサイドストーリーです。

紗南ちゃんへ向き合う姿勢から、いろんな「好き」に自然と関心を寄せられることが見て取れる素敵なストーリーでした。そのなかで、早耶は自身のファッションスタイルを「流行を追いかけるスタイル」と評しています。

(ファッションに限らず)流行が変わりやすいという早耶の特性をこの文脈で捉えて導き出したのが、「好き」や「素敵」に寛容で、自然と興味を持てるという松原早耶像でした。そして、それはカラフルリフレッシュの上記台詞で確信へと至りました。

様々な「好き」や「素敵」に寄り添う早耶の姿は、個性豊かなアイドルがひしめくシンデレラガールズを愛するいちプロデューサーでもある自身に、とても魅力的に映りました。

「可愛くなりたい」という強い気持ちを抱えながら、また、過去に自身の「好き」を周囲から認められなかった背景を持ちながら、なおも楽しく、自然にこうした姿勢を取る早耶は眩しく映りました。

大作さん、あいうえおさんのコメントにもありましたが、確かにそれではアイドルとして弱い部分があるかもしれません。自分の「好き」をもっと推し出して、我こそは我こそは、と"押し通す"スタンスの方がいいかもしれません。でも、そうはせずに色んな「素敵」を追いかけ、「好き」を掬い上げる姿にどうしようもなく惹かれたのも事実です。

ただ、カラフルリフレッシュにて、追いかけるだけじゃない姿勢を見せてくれたことが何よりも心強かったです。この点を特に伝えたく、原稿は今回の構成になりました。色々な「好き」や「素敵」を追いかける姿勢はそのままに、そんな自身も含めて、ムーヴを起こすと言いきってくれたことが嬉しく、やはり、眩しかったのです。

松原早耶はこれからもたくさんの「素敵」を追いかけ、たくさんの「好き」に触れていくと思います。時にそれらを取りこみながら、どんどんと"カラフル"になっていくことでしょう。1つ1つは追いかけて得た「よその色」かもしれません。でも、早耶自身が確固として持つ「可愛い」にそれらを取り込んでいくことで、それは早耶だけの「色」になるはずです。

その点はカラフルリフレッシュの特訓前にも示唆的です。様々なフルーツを詰めたフルーツウォーターについて、早耶は次のように語ります。

キラキラいっぱい詰め込んで♪
光を当てると…ほら、キラキラの宝石箱を覗いてるみたいですぅ♪
たくさんの「キラキラ」を詰め込んだそれは、光を受けて宝石箱のように輝きます。どんなフルーツを詰めていくかは早耶次第です。そして、早耶はそんなフルーツウォーターを「世界にひとつ…早耶だけの味☆」と言うのです。

私はこの「フルーツウォーター」が、どうしようもないほど早耶に重なると思っています。キラキラを詰め込んだそれは、光を当てることで宝石箱のように輝くのです。どうか、早耶にもっと光が当たり、その宝石箱のようなカラフルで、美しいきらめきにたくさんの人が気づき、惹かれることを願ってやみません。

以下は余談、かつ、あるコメントへの感謝の言葉です。

上記のような想いを込めて臨んだ今回のプレゼン、TSでじっくり見返していた時に「これは私色ギフトですわ」とのコメントがあり、あまりにも気持ちよく膝を叩きました。

「色」を終盤にキーワードとして置いていたところに、「私色(=私らしさ)」を認めていきたい、みんなに見せたいと力強く歌い上げるこの曲をスパンと出されて、凄くありがたかったです。本当にありがとうございます。

早耶は「私色」を信じることにかけてはずっと、ずっと続けてきたように想います。でも、誰にも見つけてもらえず、認めてももらえませんでした。不安にもなり、自信が揺らぐこともあったと思います。デレステのメモリアルコミュ1で、Pから可愛いと声をかけられた際に「早耶が、可愛い……?」と少し不思議がっていた姿は鮮明に印象に残っています。

そんな早耶が、改めて"カラフル"な「私色」を印象的に提示してくれたこと、そのうえでムーヴを起こすと宣言してくれたこと、この2点をを中心に語った今回のプレゼンだったからこそ、先のコメントはあまりに綺麗にまとまっていたな、と感じています。お見事が過ぎて、あまりに気持ちよかったです……。

3.画像について

俺達の少女A_松原早耶

補足程度に画像についても触れておきます。度々書いてきたとおり、今回は「色」をキーワードとしておいていました。いろいろな「好き」はカラフルリフレッシュというカードを通じて、様々な「色」にも重ねられていたと考えています。

そして、そんな「色」を追いかけてきた早耶だからこそ、カラフルに、早耶だけの素敵な「色」を見せてくれたカードだった、と解釈しています。その点を中心に置いていたので、画像もそれに即したものにしようと考えていました。

そこで思い浮かんだのがデレステのMV衣装です。共通衣装が増え、早耶がMVで踊る場合にも5着の衣装があります。そのいずれもが「早耶のために用意されたのでは?」と思うほどに似合うのです。それらの「色」を全部詰め込んで、カラフルにビジュアルの魅力を推し出したく思い、今回の画像になりました。

(文字までは見えないことは承知でしたが)劇場やデレステ1コマの早耶も詰め込み、いろんな早耶を画面いっぱいに展開しました。下段について、どこで見られる画像なのかといった旨のコメントも散見したので、以下に記載しておきます。

下段の左から順に…
・シンデレラガールズ劇場468話「おねがいエンドレス」
・シンデレラガールズ劇場904話「早耶のブログだよ☆」
・スターライトステージ・松原早耶1コマ①「流行好き♪」
・シンデレラガールズ劇場612話「これハードモードだよ」
・シンデレラガールズ劇場904話「早耶のブログだよ☆」

おわりに

放送後、原稿とあわせて今回のプレゼンの意図をまとめようと思ってから、あっという間に、それでいて、ずるずると1ヶ月が経ってしまいました。時機を逸したものの、どうしても文章という形で残したく、書いた次第です。

早耶はまだまだたくさんの魅力を秘めているはずです。色々な「好き」を掬うことができる、というのもそんな魅力の一側面に過ぎません。たくさんの方が早耶に手を差し伸べ、手を引き、声をかけ、ぐんぐんと早耶を広く、素敵な世界に案内してくだされば、と思います。

もちろん、早耶は手を引かれるばかりの子ではありません。目標を与えてあげれば――「素敵」を提示してあげれば、おのずと進んでいける子です。そうして進んでいった先で、早耶がもっともっと"カラフルな色"を見せてくれる日を、1人でも多くの方が待ち望んでくださると嬉しいです。

放映から1ヶ月後の文章にはなりましたが、改めて、この場を用意してくださったお三方、そしてこの場でプレゼンを聞いてくださった方に感謝の念を伝えたいと思います。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?