沸騰する肌


幡野さんの文章はいつもスッキリとしていて、

そして解答の切れ味の良さが凄い。

ピンポイントに真理を突いてくるんだよなぁ。

行動基準や選択基準がシンプルなところが好きです。


気になった部分が、虐待やいじめの正体について語っていた部分。

虐待経験が焼印や足枷になる。それはわかるかもしれない。

母親が感情的な人だったから今でも怒鳴り声や大きな音が苦手。感情的な人を目の前にしたら、自分の感情をoffにしてしまう。無感情になって何も感じなくなるように。

街中でも、怒鳴って、なんでそんな事も出来ないんだ!!それがお前の仕事だ!!子供のくせに親に逆らうな!!とか言ってる親を見ると

ちいさかった頃の私が出てきて、能面のように感情がなくなる。

怒鳴られている子供の不満を押し殺した顔、見覚えあるなぁ・・・。

子供は親に怒られるから反論しなくなるけど、不満は消えることなく積もっていくのよね

怒ってる人の肌って真っ赤っかで、頬が沸騰してるみたいなんだよね

不満や傷つける言葉が出てくる口のかたちってあるんだよね

なんでこんな嫌な気持ちにばかりさせる言葉ばかり紡ぐんだろうなぁ。って思って叱られてた


今となってはあそこまで叱られる必要あったのかな?って思ってたけど、あそこまで叱られて、自我を薄くしてくれていたから、謙虚な人間になれて人間関係円滑になったのかもしれない。


悪いことばかりじゃないんだよなぁ。

ふむふむ。