メモ:2024日本ダービー

エフフォーリアの再来であるジャスティンミラノに逆らえるのか?が議論の要

馬場について

前週日曜の時点でもまだ前有利であった。ジャスティンミラノの鬼性能から考えると、ルメールの神騎乗があってもレガレイラが差し切る目は少なく、プリンシパルステークスで残しが少なくなったであろうダノンエアズロックにも荷が重いのでは?という状況

全頭評価

アーバンシック
百日草特別→京成杯→皐月賞とトンデモ末脚を使った馬。ソールオリエンスと同じタイプで、ダノンデサイルとは道中の操縦性と位置取りの差で少し負けているか。京成杯がその全てを物語っており、後方からダノンデサイルに並んだ本馬は強かったが、問題は並んだ後ダノンデサイルも再加速して差が縮まらなかったこと。確かに東京の長い直線で脚が続く方が強いかも?はわかるが、イン先行した馬が温存したままアドバンテージをとりゴール前で再加速、となれば京成杯と同じ現象(2022アスクビクターモのように)が起こるはずなのでやはりこの馬には厳しいと思う。
ただコーナー・最後の直線・他の馬の前後位置次第では突き抜ける能力はあるという点に注意

エコロヴァルツ
気性に問題があり後方からにならざるを得ない馬。皐月賞は無理やり前目の位置にとったがスタミナを示せず惨敗。2400に伸びた今回も買えない

コスモキュランダ
必殺デムーロの負荷にも耐えることができ、皐月賞の狂ったペースにも惑わされずにミラノをマークしてあわやまで追い詰めた馬。後述するが、ミラノのチートさに唯一逆らえる可能性がある

ゴンバデカーブース
モレイラの神騎乗もあり、NHKマイルカップでは長期休み明けにも関わらずハナ差4着まで迫った。能力の高さはピカイチではあるが、皐月賞3着のジャンタルマンタルにあれほど差をつけられ、アスコリピチェーノにも負けた。(アスコリピチェーノがおかしい競馬していたのは事実だが)長期休み明けでも騎乗次第であれだけよい結果を示せたということは、基礎スタミナがとんでもなく高くレースセンスもあるということ。たぶん。つまり2400だろうが最後の直線はしっかり走ってくることを考えると、3着の当落線上には食い込む可能性があると考える

サンライズアース
皐月賞の鬼斜行でビザンチンドリームを葬り去った馬。のくせにゴール後はピンピンしておりスタミナ馬であることは間違いない。すみれSでも必殺デムーロで3C時点で勝ち確になった程体力自慢だと思う。今回1枠に入り、スタート成功・ペースが緩みそのまま突っ込むのであれば残り目がありそうで唯一の穴馬か。(筆者はオークスでマスクトディーヴァが取りこぼす要素を全て挙げて全て的中したので嫌な予感もする)

シックスペンス
スプリングステークスで他馬を子供扱いした馬。4角からの飛び抜け具合を見るに、基本性能の時点で天と地の差があったと感じた。あの日はスローで前の馬が楽逃げの馬場を進んでおり、先行勢がそのまま突っ込む結果ではあったにもかかわらずこの馬だけ5馬身差つけて勝ったということはそれだけレベルが違うということである。まったくかかる様子もなくスロー進行からの末脚があるからには要注意か。チャンネルトンネル比較で言うとジャンタルマンタルと張るかもしれないと言う点で3着まであっても。

ジャスティンミラノ
エフフォーリアです。はい。
皐月賞でも語りましたが、操縦性・巡航速度・末脚・スタミナ・スタート全ての能力が高く、穴がありません。予想家の皆様が当馬を語る際の唯一の弱点として「馬群に囲まれたことがないこと」「内枠経験がないこと」を挙げていますが、枠順は運なので置いておき、当馬にはまったく影響はないと断言します。なんでかって?イクイノックスが古馬になって走った姿を見ればわかります。
解説:スタートもよく、巡航速度、スタミナに優れている=自分で位置をコントロールでき、特に大箱ならなおよいという性質があるから。
あのF4でさえも最内枠を苦にせず走ってたし(中山だけど)それだけ自分でアドバンテージを取れる=逆らえないってことですね。この馬を負かすとすれば、上がり31秒台でぶっこぬいてくる馬でしょうね(リバティアイランド「呼んだ?」)

シュガークン
前走、豊富なスタミナと末脚、操縦性を示した。これこそキタサンブラックの兄弟である。ただ、完全に上位互換もジャスティンミラノ、同列のコスモキュランダ、ダノンデサイルがいる中でどの程度やれるのか?しかも青葉賞を見るにショウナンラプンタ、デュアルウィルダーらに詰め寄られたことも考えると今回は下と見て良さそうで買えない。

ジューンテイク
前走あれだけしぶといスタミナを示した。内枠でどれだけ残せるか?が焦点。京都新聞杯では4F45.6は優秀だし4F戦になるダービーには向いてるが道中どれだけ緩むか?サンライズアースやミスタージーティーに負けてる時点で買いたくないかな。

ショウナンラプンタ
シュガークンに迫ったが結局は位置取れない時点で負け。大外を回ったってのもあるけど内枠有利なダービーで17番枠は致命的か。

シンエンペラー
皐月賞でスピード負けしたことが露呈した。
2400でもトンデモ末脚でぶっ飛んでくる他の馬を凌げるか?と言われると無理だと思うため今回も買えないか。

ダノンエアズロック
調教はダービー馬こと当馬は左回りの鬼です。鬼というか右回りが下手すぎるだけ。
強豪と初めて当たった弥生賞では手前を変えられず突っ込んだだけで、プリンシパルステークスは前有利な馬場をあの位置からぶち抜いたことで性能が世間にばれてしまいました(筆者は単勝ぶち込み案件で安心しましたが)
ジャスティンミラノ、コスモキュランダのスタミナ×末脚と比べるとやっぱり道中の位置取りで間に合わないんじゃないかなと思うが、そこはモレイラが前目で運んでくれるはず(そうじゃないと勝てないことはコスモキュランダに乗って確認済み)。なので、2400に延長した分のスタミナがあるかどうか?で取捨選択すればいい馬です。スタミナがあるということであれば2着は見れるかと。

ダノンデサイル
レースセンスでアーバンシックを負かした馬。この馬の強みはスタミナ豊富・巡航速度もあるということだが、いかんせん皐月賞で出走取りやめになったことにより力の比較が難しくなった。だが、アーバンシックの激走をみるにジャンタルマンタルと同じくらいやれてもよかったのでは?と思い、ミラノ、キュランダ、当馬を推していた筆者としては2400になる分しっかり買いたいと思っている。

ビザンチンドリーム
皐月賞で悪夢の妨害をくらった悲劇の馬。「さあどこまで届くか?!」の瞬間にサンライズアースに全てを終わらせられた時筆者は爆笑していた。この馬のいいところは異次元の末脚で兎にも角にも間に合わせること。とんでもなく長い末脚を使って間に合わせる性質上、東京には合うが位置取りの問題で同系統のアーバンシック、レガレイラに負けそうな気配がする。ただ、4Fないし4C含めた5F勝負できた場合この馬はずーーーーっとやばい脚が続くはずなので(きさらぎ賞、ゴール時も伸びていた)10.3の破壊脚を使えば3着まであるか、、?

ミスタージーティー
ホープフルステークスの際はあわや頭まで望めた瞬間、坂井がどんづまり地獄を浴びてあえなく5着だった馬。インの省エネコース含めレガレイラに勝っていたかも?の時点でレガレイラより下と考え、今回も買えない。

レガレイラ
牝馬の星ことレガレイラです。この馬の不運だったことは北村Jに乗られてしまったこと。能力を出せる鞍上ではあるが、G1のシビアな位置取りが差を生むという場では皐月賞は失敗だと思う。ただ、上がり最速で突っ込んできて6着は明らかに化け物だし、アーバンシックとは通った場所も異なり超大外からあの結果なのでルメールに変わる今回は確実に着内を目指してくるだろう。また、後ろが緩むということならばこの馬が前にじわりじわりと行けば最後の直線でなんとかジャスティンミラノに追いつくことも可能だと思うため、2着候補となる。


買い目候補

1着

15ジャスティンミラノ

2着

6コスモキュランダ、5ダノンデサイル、9ダノンエアズロック、2レガレイラ

3着
1サンライズアース、12シックスペンス、8アーバンシック、4ビザンチンドリーム


馬券候補

まずは筆者の考えですが、ジャスティンミラノが勝つことは確定しているためオッズがとれないという所からスタートします。この場合、オッズをとるためには人気薄を2着に固定するしかないのですが、なんと2着予想に人気薄がいるじゃありませんか?(自作自演)
3連単は点数を絞り回収率を上げることを狙い、能力比較ができていないシックスペンスについては残りの1頭とのワイド流しで十分オッズを確保できると思います。


3連単

15 > 5.6.9 > 2.4.5.6.9

ワイド

5.6.9ボックス
12-5.6.9

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