見出し画像

国際機関の根底に価値観について考えてみた

こんにちは。

現在国際機関に興味があることもあって、表題の通り国際機関の価値観について考えてみようと思いました。

ブランド力的になんか凄そうというイメージの国際機関ですが、実は内部は官僚的で、予算も潤沢でなく、大きな仕事ができているのかという批判に晒されたりもします。

実際、国際協力のでもUNDPより日本のJICAの方がはるかに資金も潤沢で、実際のプロジェクトができるという話も国際協力関係の方から聞いたりします。

ある一つのコミュニティを作るときに共通の価値観が必要ですよね。

そのため、少し国際機関のイデオロギーや価値観について考えてみました。  

まず、国際機関の根底にあるイデオロギーは、コスモポリタイニズムだと思います。

コスモポリタイニズムとは、全ての人間は、国家や民族といった枠組みの価値観に囚われることなく、ただ一つのコミュニティに所属すべきだとする考え方である[1]。世界市民主義・世界主義とも呼ばれる。


それで、じゃあこの価値観ってなんだろうと考えたときに、国際機関の場合、この価値観が”人権”という概念であるとようやく気づくことができました。

これって書いてしまうと当たり前のことなんですが、誰も教えてくれないですよね。笑。

偉そうに書くつもりもなくて、当たり前なのですが、改めて自分で気づいたので、記事にしています。

そもそも、この発想自体は西洋主義という批判はあるかもしれませんが、僕はどこの国の価値観というよりも、人権を最重要とする考え方には賛成です。

そのため、他国の人と議論をするときは、まずこの概念に合意してから議論を始めなければいけないと思います。

議論のスタート地点が常に個人の人権をどう保障するかという発想から、国際問題の議論を始めてみると、色々な議論はかなり整理できると思います。

例えば、中国と欧米のウイグルのことでも、まず国際社会が関与するのであれば、人権が一番重要だよねという合意を両国に取り付けてから議論を始めないと、各国が自国の正義の基準から自分たちを正当化するので、収拾がつかないですよね。

なので、もし、国際機関で働けることとなったらこの視点は常に忘れずに大事にしようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?