クロノ・トリガー

「全ての生命はヌゥに始まりヌゥで終わる。」

名作クロノ・トリガーを定期的にプレーしたくなる。
記憶のみを頼りに存分に語ってみようと思う。
ネタバレだらけ。

スーパーファミコン全盛期に発売、今も語り継がれ、
「平成のゲーム 最高の一本」第一位に選ばれた。

ファイナルファンタジーのなんとかさんと、
ドラゴンクエストの堀井ゆうじ?さんと、
ドラゴンボールの鳥山明さんが手を組み、
『ドリームプロジェクト』と呼ばれものすごい注目を集めた。

格闘技だと、
メイウェザーVSパッキャオ
天心VS武尊
魔裟斗VS山本KID
武蔵VSボブ・サップ
そんな感じの衝撃。

私は完全にドラクエ派だったため、FF要素である
ポーションとかエリクサーとかサンダガとかが新鮮だった。
(ドラクエだと薬草とか世界樹のしずくとかライデインとか。)

クロノ・トリガーの魅力はそのストーリーだろう。
一つの小説を読み切った様な達成感・満足感が得られる。
縦軸のタイムトラベルの話で、(クロノ・クロスって作品は横軸の話。)
原始・古代・中世・現代・未来を行き来して運命を変え、世界を救う話だ。

キャラ:主人公、マール、ルッカ、カエル、ロボ、エイラ、魔王

現代から物語開始、なんか奇跡が起こり中世へタイムスリップ。仲間がタイムスリップのメカニズムを解明しタイムマシーンGET。未来に行ったら世界が滅亡している。「これが私たちの未来・・・?」タイムマシーンを駆使して世界を救っちゃおう!って話。

魔物のせいで現代では荒れ果ててしまった大地に緑を取り戻すイベントが最高に泣ける。その元凶の魔物を中世に戻って倒すんだが、その後大地に緑を取り戻すには中世から現代まで何百年もかけて大地を耕す必要がある。そこで、未来で仲間になった「ロボ」がその役を買って出るんだ。人間には何百年もなんてできないけどロボットなら可能だと。ロボを中世に置いて、主人公は現代までタイムマシーン的なやつでスススイ~っと秒で現代へ移動。するとなんということでしょう。荒れ果てていた大地に森が・・・!その森の中心には今までなかった神殿が建っている。そこに奉られているのは動かなくなったボロボロのロボ。サニー号を守ったバーソロミューくま的な感じ。
修理してロボは復活するんだが、
「ミナサンニトッテハ、イッシュンノデキゴトダッタンダヨネ・・・。ナガカッタ・・・。トッテモナガカッタ・・・。」って感じのことをロボが言うんですよ。なんも言えねぇ気持ちになるんだ。
「お前が手を上げたんだろ。」とはさすがに言えない。

普通にストーリーを進めていくと、あるところで主人公が死んでしまう。
主人公を生き返らせるため、あーだこーだタイムトラベルして復活させる感動のシーンがあるんだが、ここでドラクエ5と同じ問題が生じるんだ。
そう、ビアンカorフローラという永遠の問題だ。
クロノ・トリガーではこの二人に当たるのがマールorルッカとなる。
マール・・・ガルディア王国のおてんばなお姫様。王国のお祭りに城を抜け出しお忍びで遊んでいると、たまたま主人公と遭遇して仲良くなる。アラジン的な展開。どちらかと言えばフローラに当たるが、こちらが本命。
ルッカ・・・主人公の幼馴染。天才発明家。恋愛とは違うが、ロボとの友情?的なものが結構多く描かれていたり、マールと主人公の恋愛フラグに一歩下がって見守るスタンスのルッカ。どちらかといえばビアンカ。

でね。主人公復活の名シーン。連れている仲間によって言葉が変わるんだよ。ここでマールを連れていないゲーマーはいないだろう。
カエル君・魔王君・ロボ君って野郎だらけでこのシーンを迎えた者は、
もっとゲームの世界にのめり込めと言いたい。
マールがいると、主人公が復活すると、マールが主人公を抱きしめ、
「もう、どこにも行っちゃダメだよ・・・。」的なことを言う。
そこで流れる音楽「クロノとマール~遠い約束~」がベリグゥ。
私の結婚式で使用したい音楽の一つ。
マールを連れないでルッカだったらどういうシーンになるの?
と思うだろう。
答えはもちろん、
「分からない。」だ。
試したことがないんだ。
知りたいとも思わない。
仕方ないんだ。
ルッカと結ばれる世界線は見てみたい。
しかし、このシーンはマールでなきゃダメなんだ。
やればわかる。

クロノ・トリガーといえば、「強くてニューゲーム」というシステムを忘れるわけにはいかない。ラスボスを倒すとエンディングとなるのだが、その後「強くてニューゲーム」を選ぶことが出来るようになる。これはその記録のレベルとかお金とか道具とかを引き継いだ状態で最初からゲームができるシステム。タイムトラベルのストーリーのため、どのタイミングでラスボスを倒すかによってエンディングが変わるのがクロノ・トリガーの魅力の一つ。全部で12個?くらいエンディングが用意されている。しかし普通にストーリーを進めると、主人公は死んじゃうわタイムマシーンは乗っ取られるわ裁判で負けるわ魔王君は仲間にし損ねるわ、ていうかレベル的に大抵みんなおんなじエンディングになる。初見では極めて気づきにくいイベント・小ネタが多く、2週目・3週目と「強くてニューゲーム」を繰り返すことだろう。

きっと2週目では、
カエル君・ロボ君・魔王君を仲間にしたときには、
本当の名前を付けることだろう。彼らの本当の名前はストーリーを進めていくと明かされることになるのだ。
宝箱は中世で開けてしまうと現代でも開けたことになってしまうが、宝箱を現代で先に開けてから中世で開けると2種類の宝を手に入れられたりとか。
LALA・RARAを間違えずに入力してルッカ母を助けたりとか。
そして3週目くらいでは、「強くてニューゲーム」を始めて5分後くらいにラスボスとの一戦を始めているだろう。

ふぅ。あとは音楽「時の回廊」について語ったら終わりにしよう。
舞台は古代文明。魔法が使えた時代。ラピュタな世界観。
そこで流れる音楽が「時の回廊」。
私は古代にたどり着くと必ずゲームをストップし、
ひたすら「時の回廊」を聞いた。
同じことをしたゲーマーは多いと確信している。
まぁ聞いてみてください。

以上。
名作「クロノ・トリガー」について語ってみました。

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