なぜ空は青いのか。

私は「なぜなぜ期」にある子どもが好きだ。
2~6歳くらいの子どもに訪れる、苦手な人には不快指数Maxな期間。
この世のありとあらゆるものに疑問を抱き、質問を鬼のようにしてくる。
なんと素晴らしいことか。

さらにこの「なぜなぜ期」の前段階は「なになに期」と呼ばれるとか。

できるだけ正確に答えてあげたい。でも、いや知るか!って言いたくなるような質問をじゃんじゃかされたらイライラもしてしまうだろう。もし正確に答えられないのなら、素直に「知りません」と言っても良いのだろうか。いや親としての威厳ってものが・・・。それならせめてシャレオツな回答、もしくは大喜利的な回答を・・・、そんなセンスはない。ウィキペディア様かグーグル様辺りに回答を求めるべきか。子どもの疑問くらいインターネットを頼らなくても答えろよと悪魔が囁く。
とにかく、子どものとてつもない探求心に対し、大人になり忘れかけている大切ななにかに心がギュっとなるのである。

私の独断と偏見では一番有名な質問は、
「なぜ空は青いのか」だ。
この質問を子どもにされたらどう返すべきか。
教えてあげよう。迷える親たちへ。
子「なんでお空は青いのー?」
親「それはね、レイリー散乱のせいなんだよ。」
子「レイリーさんらんってなにー?」
親「それはね、フッフッフ。まぁだ、早い。」
・・・これだ。
映画予告編感、もったいぶれ。
こんな難しい質問した子にささやかなイジワル。
「晴れているから」とか、「海の青が反射しているから」とかようわからんことは決して言ってはいけない。
謎の単語を言い放って逃げろ。
子の探求心はギュンギュンビクンビクンしているだろう。
これで将来は学者だ。


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