誹謗中傷をとりまく「弱さ嫌悪構造」と私

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 木村花さんの死が報道された日から、2日ほどでこの社会の「誹謗中傷」に対しての概念が反転した。
 私にとっては、乗っていた巨大シーソーが一気に反対側に180度動いて、まるで景色が変わったような感覚だ。
 初めて泣いた。
 
 本当は、大人たちが率先して「誹謗中傷するやつが悪い」と言わなきゃいけなかったのに。22歳の女の子が亡くならないと、私は分からなかった。
 めちゃくちゃ泣いた。

見出し
◆知らない人から悪口を言われるのは怖い
◆「キレる私をやめたい」を使った侮辱への反論
◆実はまったく同じ主張をしている
◆Twitterは「煽り運転上等高速道路」
◆「私が煽ってしまっている」という原因自己帰結思考
◆Amazonのひどすぎるレビュー
◆悪口を言ってきた人に自分から絡んでしまった
◆私がされてたことって「誹謗中傷」なんだ
◆この3日間で、世界が反転した
◆誹謗中傷をとりまく構造
◆誹謗中傷をしているという自覚がある人たち
◆「被害者ぶる」と「被害を見つめる」の違い
◆ウィークネスフォビアの罠
◆罠から抜け出すには

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