2024 夏の思い出~富士山登山~

08/12のAM6時に地元を出発。
一緒に登るのは、小中一緒で当時好意を抱いていたBOYだった。

二日前に富士山の天気を見たら「C」(登山に適してない天気)となっていた。けど5合目の宿泊施設に予約はしてしまっていたし、登山を味わいたいということで、とりあえず1合目から5合目までを登山しようと提案し、決行した。

富士山パーキングへ到着し、歩いて「馬返し」というところまで向かう。下調べをしていなかったので、なんとなく近いだろうなんて甘く感じていた。けどなんか不安になったので、タクシーに「馬返しまで!」とお願いした。
馬返しの手前に「中ノ茶屋」という軽食屋があるのは知っていた。そこでうどんを食べれることも知っていたので、「やっぱりここで下ろしてください!」と伝え、そこで吉田のうどんを食べた。
うどんはこしがあってすごくおいしかった。

富士山パーキングから中ノ茶屋まで普通に遠かった。もし徒歩で移動していたら・・・と考えたらぞっとした。うどんを食べ終えて12:30にやっと出発。ここから馬返しまで近いだろうと思っていた。が、、、。
歩けど歩けど全然馬返しまで着かない。スタート地点までが遠すぎる。
ほとんど人は歩いてなくて、たまーにトレランの人とすれ違う。木に貼られてる「クマ出没注意」の注意喚起の看板が不安をあおってくる。
「まだスタート地点にも立ててないけど大丈夫かな・・・」なんてポツポツBOYと会話をしながら、とりあえず前に進むしかなく歩いていく。

そして1時間後。ようやく・・・スタート地点の馬返しに到着した。
しかし私の不安は消えていなかった。なぜならストック(登山用の杖)が硬くて伸ばせなかったからである。人間の力では無理。プライヤーとかモンキーが必要だった。馬返しにタクシーの運転手がいたので、それら道具を持っていないかを聞いてみた。けど、わかりませんね~とのことだったので諦めた。
少し進むと山小屋が見えてきた。フレンドリーなおっちゃんに理由を言って貸してもらった。そして何とか・・・ストックの長さを延ばすことに成功>< 本当によかった。5合目までちゃんと17時までに到着できるか聞くと、「今からなら全然大丈夫!」とのことだった。お茶を一本(300円)購入し、何の不安もなく馬返しを出発することができた。

道中ではいろんな自然を見ることができた。
ギンリョウソウ
ヤスデの赤ちゃん
ニカワジョウゴタケ

ギンリョウソウはずっと見てみたかった花だったから、発見したときはすごくうれしかった。
ヤスデの赤ちゃんは初めて見たけど、まじできもかった。
ニカワジョウゴタケは最初カエンタケかと思った。カエンタケもみたことないからカエンタケと思ってたら違った。

3合目付近で、同じく登山をしている親子に追いついた。
1合目から歩いてきて、初めて登山をしている人に出会ったかもしれない。(トレランしてる人は何人かとすれ違った)
なんとその人たちは、富士山駅から歩いてきたらしい!!!!中ノ茶屋から馬返しまで歩くのもしんどかったのに。。。朝の八時から歩いてきているらしい。「でも海が0号目っていう人もいるみたいです!」なんてお母さんが言っていた。なんちゅーこっちゃい!

BOYはちょっとあほ。
「ヤッホーって言ったら声返ってくるかもよ」と言って、私は小さめにヤッホーと叫んでみた。そしたらBOYは「もっと大きい声だせよ!ヤッホーーーーーーー」と叫んだ。すると先ほど抜かした親子の息子の方に「びっくりしたーーー!!」、母さんの方が「クマよけになりました!!」と言ってきた(笑)おもろかった。
BOYは「すいませんこのアホが~!」とか言ってたけど、ほんまもんのあほはあんたやで?正面に山もないのにやまびこするかいな(笑)しかも富士山で(笑)

そして何度も休憩しつつ、やっと五合目へ。
五合目にある佐藤小屋にてプリンを食べた。そして親子も到着!なんとまだ七合目の山小屋まで登るという。あと2時間くらい・・・。半端ない!!!
プリンの甘さは疲れた体にすんごーおおおく沁みわたった。すごくおいしかった。

5合目に着いたらとりあえず宿にチェックイン。富士山みはらしという、売店の上にある宿だった。大部屋の相部屋で、もうすでに多くの人が布団の上に横たわっていた。半分以上がアジア人のようだった。
そこの空調がめっちゃなまぬるくてすごく暑かった。富士山五合目は寒いんやろと思ってたけどこれは予想外!
耳栓持ってきたけど、みんな静かに寝てたから大丈夫かと思ってロッカーに預けた。

そして二階にある食堂へ。BOYに対してイライラが募っていた。
敷布団が敷かれてて、その上を普通に歩くから。普通は踏まないでしょ。「あたし以外の女見たらドン引きするんじゃないの」とか嫌味を言ったりした。んでカレーを食べた。旨かった。

めっちゃ晴れてて五合目から頂上が見えた。五合目といえど標高2550mくらいある。そこから眺めた夕日は美しかったが、いつもより近すぎて目が痛くなった。バラの花みたいだね。

ふとネットニュースを見ると「今夜ペルセウス座流星群がピーク!」とのこと。まじか!!とテンションが上がった。

アラームをAM1時に設定して寝る。
私たちより遅く到着した気前のよさそうなおっさんが、私の斜め前のポジションにてものすごい噴火音でイビキを奏でている。
んごごごおごご っが! はぁー んごおああぁが かーーあかぁーあぁlががっがぁぁあl  シュボッシュボッシュボ!(酸素を送る音?)

空調の生ぬるさとイビキスペシャリストのせいで全然寝れん。
やっとうとうとし始めたころアラームが鳴った。もう起きるかなかった。
進むしかない!

眠気を封じ込めて出発した。

つづく・・・・(多分)


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