最速風神拳に学ぶ何か　2023.2.13

最初に断っておくと、自分はゲーム全般がめちゃくちゃヘタクソです。

スマブラはオンライン対戦で一度も勝ったためしは無いし(そもそも自分のキャラを見失っていつの間にか自滅する)、マリオカートでは城みたいなコースで迷子になったことがあります。ゲームでも現実でも方向音痴です。押忍！よろしくっス！

なんでこんな情けない前置きから入るのかというと、今からスマブラの話をするからです。自滅するほど下手なのにスマブラを語るからです。

noteにはどうやら記事の単語とユーザーの嗜好を関連付けておすすめ表示するアルゴリズムがあるようで、何かの間違いでスマブラガチ勢がこの記事を読んでしまったら大層な肩透かしを喰らうと思われるので、そのための予防線を厚めに張りました。もし対戦とかのガチな話を期待された方はザクレイさんのチャンネルに帰ってください。お疲れっした！！

ここから本題です。

周知の通りSwitch版のスマブラSPは任天堂内外のキャラクターが数多く参戦していて、中でも自分はカズヤという「鉄拳」シリーズのキャラをよく使っていました。その理由は、攻撃力・ふっとばし力が高く、おまけに遠距離から目からビームを放てるため、レバガチャみたいな素人プレイでもCPUレベル8くらいには圧勝できるからです。イカつい。

しかしながら、男の子なら誰もが憧れる高み(昨今、配慮が必要なフレーズ)として、やはり更なる強さを求めるならば「コンボ」というものを使えるようになりたい。格ゲーを好む人には説明するまでもなく、技と技のコンビネーションのことですね。

ところが、カズヤのコンボはスマブラの全キャラの中でも特に難しかった。その理由は、コンボの起点、要となるある技の入力難易度にあった。

その名は最速風神拳。

通常の風神拳を入力する場合、横、下、斜め下、攻撃ボタンという、いわゆる昇竜拳コマンドを入力するんだけど、"最速"の名を冠するその技を発動させるには、このコマンドを2フレーム以内に繰り出す必要があるのだ。

2フレームというのは、1秒間の30分の1(0.03秒)の時間で、拍手と拍手の間よりもずっと短い刹那の瞬間。なので、最速風神拳を繰り出すためにはコマンドをひとつづつゆっくり入力していては100万回練習しても成功しない。

成功のコツは、スティックを倒すか倒さないかの絶妙な力加減で入力すること。とは言っても、コツをつかんだところで自分は何回かに一回やっと出るかどうか。とてもじゃないけどコンボに繋げる余裕なんてあるわけない。

ちなみに、原作ゲームの要素を巧みに取り入れることに定評のあるスマブラだけど、本家本元の鉄拳シリーズではよりシビアな入力が求められるらしい。最速風神拳の入力タイミングは1フレームなんだって。怖いですね。

結局、自分は残念ながらスマブラ自体にそこまでハマれることはなかったんだけど、おかげで最速風神拳という技の面白さを発見することができた。

それは、完璧に技を発動するためには途中の工程を雑にしないといけないということ。正確な入力にこだわるとかえって失敗してしまうということだ。

これ、なんかすごい面白くないですか？まるで、ボクシングは勝った方が腕を挙げるけど、天秤は軽い方が上がるみたいな。いや、全然関係ない藤原基央の名言を引用してしまった。藤くんの台詞は関係ないです。

さて、意味ありげに太字にしてまで強調したところで何か教訓めいたことを言おうとしたんだけど、なーーーーんにも思いつきませんでした。無風。

仕事の上手なサボり方が成果を生むとか、脱力が破壊力を生むみたいな、何かそういう「逆に」みたいな理論をこじつけようとしたんだけど、社会経験があまりにも伴ってなさすぎて何を語ってもうわべだけ感が出てしまう。

なんか、今日はそういう歯痒さを日記にしておきたかったのさ。特にオチとかは思いつかないので、最後に自分が考えたブルーアーカイブのゲーム開発部がスマブラで対戦する時の持ちキャラ予想を紹介します。

モモイ… ソラ、カービィ
ミドリ… インクリング、トゥーンリンク
アリス… 勇者、ルカリオ
ユズ… ネス、スティーブ

こういうの考えてる時間が一番楽しい！！！