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Rfraction ライナーノーツ

AsomosphereのHAGISOPHです。
秋季例大祭終わったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
来てくださった方々ありがとうございました。
一段落ついて肩の荷も下りたので1年ぶりの”これ”をやらせていただきますね…
16曲分あるので冗長にならない程度に行きます。やるぞッ!!!!!

01. Sign of Covenant (Intro)[虹の架かる幻想郷]

恒例のイントロです。前回よりは明るめのアルバムにするぞという意気込みを込めて一発目は(Kawaii) Future Bassにしました。
後半でハードコアになっちゃうのはもはや手癖なのですが、このアルバムに関しては色んなジャンルがごた混ぜになっているという印象付けに一役買っていると思います。

02. Raindrop [妖異達の通り雨]

ピアノメインのLiquid Funkです。
Twitterに地味ドラムン最高と言って上げたやつです。
猫叉masterさんのSquallに多大なインスピレーションを受けて、雨の森のどことなく不安で物憂げな感じや、かすかなワクワク感を出そうとしました。

03. She Said Meow.[大吉キトゥン]

ややold schoolな感じのダブステップです。
曲名で調べてくれたら元ネタが出てきます。
数少ないチョケ曲(チョケが許される曲)なので2回し目はかなりふざけました。
Track1と合わせて、女の子ボイスは中村さんそさんのボイスサンプル素材を使用しました。

04. System All Green [深緑に隠された断崖]

Retro FutureみのあるElectro Houseです。
Electro Houseで合ってるのか分かりません…ってくらいハウス系は普段は聴かないのですが、めちゃくちゃ刺さるE.P.があったのでインスパイアされて作りました。
初期案としてMGSっぽい曲を目指していたのがタイトルに名残だけ残っています。方向性が定まらないのはいっぱい曲を作るアルバムならではですね…

05. The Bandit [バンデットリィテクノロジー]

やや速いDrumstepです。
過去に発表したものからMixをそこそこ変えました。キックが聴きやすくなってるといいな…
あと、終盤の4つ打ち地帯の音も結構変えました。HDM風でいい感じです。なんならここが一番アガるかもな…Drumstepなのに…

06. Queen's Bed [駒草咲くパーペチュアルスノー]

オシャGlitch Hopです。
Auvicというアーティストにドハマりした時に、絶対グリッチホップ作りたい!と思ったのが始まりです。
原曲が長調なせいか、自分のアレンジに組み込むのがとても難しくてめちゃくちゃ苦労しました。爽やかな雰囲気とは裏腹に、生まれては消えていったリフ達が大量にあります。
曲名は駒草の花畑を想像してつけました。偽天棚、カルスト地形だといいな~

07. CHOKER HUNKER [スモーキングドラゴン]

Hardcore Dance Speedです。なにそれ。名付け親的にとぱぞコアと言ってもいいのかもしれません。
数少ないチョケ曲のもう一つです。
声ネタを更に積載し、ネタモリモリになって帰ってきました。たぶん80個くらい使ってる。
私のアレンジでは定番の200シリーズですが、このアルバムではたった2曲しかありません。3面ボスは体験版のラスボスというようなことをかつて神主が言っていましたが、このアルバムにおいてはBPM200の曲がそれにあたるのかもしれませんね(適当)。

08. Afterglow [廃れゆく産業遺構]

Orchestra × Psytranceです。
トランスも普段私が聴かないアンド作らないジャンルなので非常に珍しいと思われるでしょうが、さっきのエレクトロハウス同様元ネタありきのやつです。当初曲名を元ネタに寄せすぎたので流石に変えました。
原題は「廃レユク場所/残光 (Afterglow)」です。元ネタばれちゃう。
中後半のコーラスパートがとても切なくてお気に入りです。

09. Obsidian Sphere [神代鉱石]

Mainstream Hardcoreです。
原曲を聴いてすぐに連想した楽曲があったのでガバ即決でした。
有り物のガバキックを使うのはなんとなく自分の流儀に反したので自作のキックを誂えました。まあまあの出来ですね。Mainstream特有の、輪郭のはっきりしたリードの音作りが難しかったです…
曲名も一瞬で決まりました。陰陽玉は絶対に黒曜石ではないと思いますが、硬そうな曲調だったので硬そうな名前にしてみました。

Login RecordsさんのWe Are Gensou Bangers Vol.3で神代鉱石ガバが被ったのが若干悔しかったです。

10. Twilight [待ちわびた逢魔が時]

ちょっと!!!!!!!!!!この曲だけで何回作り直したのよ!!!!!!!!!!!!!!!
ってぐらい最後まで方向性が決まらなかったやつです。
最終的にはJuzzyなHip Hopに落ち着きましたが、その前はFox Capture Planをめちゃめちゃ意識したものを作ってました。しかしバンドサウンドを全く作ってこなかったせいか、「ダサくね?」となってしまったので(もはやダサいのか分からないレベルで無知)今の形になってよかったと思います。
まあこの曲はあくまで休憩地帯ということでゆる~く聴いて下さい… 
原曲のフレーズが1つしか使われていないあたりに制作時の「ヤバさ」を感じ取ってもらえると趣があるかと思います。

11. Evanescent Stars [星降る天魔の山]

UK Hardcoreです。地味に作りたかったやつ。
制作終盤に作り直しを決めたらもう秋になってしまっていたので秋感マシマシで作りました。
普段あんまりUK聴かないので国内の有名コンポーザーさんしか知らなくて恐縮なのですが、この曲はaranさんとSrav3Rさんの所謂”エモUK Hardcore"的な作風に影響を受けています。
後半は宇宙にしておきました。「感動しました」と言ってくださると幸いです。

12. Nebula [ルナレインボー]

Hi-Tech Psytranceです。速いサイケ。
ここからTrack14までが一続きの流れになっているので、あくまで導入として主張しすぎないアレンジに。
やりたかった要素としては、加速してBPM200に行くやつ。
なので最初は冥みたいなのを作ろうかなと思ったのですがHi-Techも作りたかったので今回はこちらを優先しました。
原曲の時点で神主らしからぬアブストラクトさがあり、それを汲み取りたいという意味でも良いチョイスだったと思います。

13. Goodbye My Memories [あの賑やかな市場は今どこに ~ Immemorial Marketeers]

ジャンル:Recollectionということで今までの楽曲の要素を回収しながらエンディングへと向かっていく曲です(先行公開版から増えた音などがあります)。
曲自体は以前記事で書いたので、アルバムの裏コンセプトに少し触れます。
この曲のアルバム名の原案は「Radiance」でした。
「輝き」という意味を持つこの言葉は、とあるゲームにおける重要なキャラの名前に使われています。
そのキャラは存在を忘れられた古の神という設定で、どことなくちまたんの境遇に似た部分があると感じました。そこから連想した、
「屈折し、虹色に分化することで失われてしまう源の光」
というのがこの曲およびアルバムの隠れたコンセプトとなっています。
タイトルを「Refraction」ではなく「Rfraction」としたのは、失われた「Radiance」の意味を込めたかったがためなんですね。

14. Liberation (Outro) [虹色の世界]

事実上のエンディング曲となります。
Tr.13で消えてしまった世界の再生を表現しました。
「解放」が何を意味するのか、どうかそれが救いであってほしいという思いを込めました。

15. Minecrypha [幻想の地下大線路網]

さて、ここからはエクストラステージということでさっきまでの真面目なノリは忘れてやりたい放題好き放題のあばれだんじりゾーンです。
前作ではEx道中の曲を音ゲー尺にアレンジしましたが、今回はEx道中およびExボス曲をそれぞれ音ゲー風に仕立て上げてみました。
ジャンルはRequiem Symphonic Core。Gramさんの専売特許です。
過去一速いBPM(245)とキック連打・シンバルの嵐に加え、チェンバロとクワイアでゴシック成分を盛々にしました。
オマージュ色の強い曲ではありますが、アルバムの中でも随一のかっこよさだと個人的には思います。
当初は曲名をMinecraft + Apocalypseで「Mineclypse」にしようかと思ったのですが、チキンクリスプみたいじゃん!って気づいてしまったので代わりにApocryphaと組み合わせてMinecryphaです。

16.  HACK!!! SLASH!!!!!! [龍王殺しのプリンセス]

最後です。ジャンルはChiptune Hardcore。
この曲、実は6月のニコ童祭で音ゲー尺版を出して、アルバムにExtend Mixを入れるという予定でした。つまり6月の時点でほぼ出来てはいたのです。
が、な~んかしっくり来ず、お出しする自信がなかったのでニコ童祭はお見送りに…
そのまま「まあ、ほぼ出来てるしな…」で放置し続けて締切間近になってしまいました😁😁😁😁😁アルバムの最後の曲、絶対ギリギリになる呪いにかかってる

第一稿では前半のドロップはほぼ完成していたのですが後半のチップチューン部分が弱かったのでそれをパワーアップさせて今の形になりました。
この曲もオマージュ元が音ゲー曲で、前半部はその色が割と出ていますが後半はそんなこと関係なしにRPG風の方向性に進化させていったので結果的にリファレンスからはほど遠くなってしまいました。

ちなみに「過去最高に攻撃力の高い音楽」はこれのことでした。

ビシャビシャブリブリ言ってるワブルが虫っぽい感じで、王道RPG風の雰囲気も相まってこの時よりも格段に強そうになったのでよかったです。

まとめ

以上、全16曲。出来るもんですね… 今までに作った曲数がおよそ2倍になったのでウケました。
途中何を作ってるのか分からなくなるなどの楽しい出来事がありましたが、サークル参加申込み時の虹龍洞全曲アレンジという目標を無事達成できたことは素直に喜びたいです。

元々秋は別のアルバムを予定していましたが、虹龍洞頒布の熱を受けて急遽舵を切り作り始めたので、このアルバムが虹アレンジの開拓者的な立ち位置になれば嬉しいですね…

今後の予定

次は春の例大祭でアルバムを出す予定です(まだ構想段階)。
今回色んな曲を作る中で自分の得意/不得意や方向性を見直せたので、一度源流に帰って大好きなHardtek系の曲を多めに作りたいです。
ネットに上げる曲としては、幻ストのコンピが多分年末にあるのでそこで変な曲を投げれたらいいなぁと思います。

その他の活動としては、HPを作っています。情報厨なので、情報を置いておく場所がないと不安すぎて。これは別に喫緊ではないですが、年内に公開できるようにがんばります。

アートボード 1-100
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アートボード 3-100


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