本題その⑥ 母のひそかな楽しみ(中編)
こんにちは。
いつもお読みくださりありがとうございます。
本記事は、“前編” の続きになります。
よろしくお願いします。
(※ 現役JWとして頑張っておられる方には、つまずく内容です。閲覧はお控えください)
私が、エホバの証人(JW)でいう ”世の人“ と結婚し、この組織から脱退して5,6年が経った頃の事だろうか。
この頃の私は、時々実家に顔を出していたのだが、ある日、玄関を開けるとなぜか父の怒っている声が聞こえる。
いつもの父といえば、口数が少なく温和で基本的には優しいのだが、その日は珍しく、どうやら居間にいる母に向かって怒っているようだ。
父:「 (JWなのに) そんな事して良いのか?💢」
母:「違うのよ~。ちょっと遊びで見てただけよ~ぅ💦」と 言い訳し、笑って取り繕う母。
そして父は、部屋に入ってきたばかりの私に、
「お母さんは、未だにこんな事してるんだよ💢」と、テーブルを指差し、そしてさっさと自分の部屋に入ってしまった。
私は、そのテーブルの上にあるものを見ると、鉛筆とメモ用紙、そしてJWの書籍 (ものみの塔聖書冊子協会の発行) とは明らかに違う、筆文字の表紙のなんだか怪しげな本……
ん?
あっ!
「姓名判断」の本だ!
まだ、私の家族がエホバの証人(JW)の信者になる前、我が家に来たあのハンコの女性販売員(?)が行なった家族の名前の “姓名判断” のドンピシャが、母には衝撃的で心惹かれる出来事だったのが忘れられず、一時ハマっていた事があるのだが、
なぜか今になって再び興味が湧いた?のだろうか……
しかし、母(父も)は 現役のエホバの証人(JW)。
「姓名判断」の本を買い、それを読むのはどうなんだろう…?
JWの教理である「忌むべきもの」に含まれるのではないのか??
私は特に、母に何か言うわけでもなく、私的に ”関係ない“ と思っているので、その場をやり過ごし、少しして私は実家をあとにした。
そしてその夜、実家でちょっとした変事が起きた。
この情報はいつ、どうやって知ったのかはもう忘れてしまったが、真夜中 父の睡眠中にあの「悪霊」が再び現れたらしい!
昔、引っ越し先の借家のガレージにぶら下がっていた「お守り」の変事以来だ。
(※ 詳しくは「悪霊?」と題する記事に載せております)
父は再び、その「悪霊」に上から体を押さえつけられたらしい。
原因は、母が買ってきたあの「姓名判断」の本だと父は思ったらしく、翌朝 父はその本を屋外で燃やした。
以来、父の前にあの「悪霊」が現れる事はなかったようだ……
次回も引き続き、変事について書きたいと思います。
最後までお読みいただき いつもありがとうございます。
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