おちてもてらし
『これ、落ちましたよ』
この日は、女性の落としたハンカチを追いかけ手渡した。
すると。
思いもよらず、少しだけ立ち話しに発展した。
彼女の話によると。
ダンナさんを不慮の事故で亡くされた後に妊娠がわかったらしく、私は少し戸惑いながらも彼女の話に耳を傾けていた。一方で彼女はまぶしいくらいに幸せそうな笑顔をこちらに向けてくれていたことがすごく印象に残ったー。
わかれ際。
彼女から。
「あの・・差支えなければお名前を。よろしいですか?」
『あ、恩地ともうします』
「はりまです。羽里間 日真晴です。では、ありがとうございました✨」
透き通りそうなほどにキレイな肌色と瞳の彼女は、辛かったろうその過去のことなんて微塵も感じさせず、微笑みながらゆっくりと、それでいてしっかりと歩み離れていった。
日真晴さんか。
母さんの名と似てるな。
なんてことを想いながら、私もなんだか不思議と幸せな気持ちに浸りながら帰路についた。
〈ママ日和より学びより💚〉
『うわっ!?なんだよ、父さん急に!』
〈互いに空を映したか〉
『やはり?』
|||
左を目に映るものとしよう。
中をあなたとしよう。
右を背後としよう。
|||=三位はまだ分離してる
左には思考や身体や感情、想念や信念、現象がある。事実ではこれらは過去だ。過去は存在しない。が鏡世ゆえにあなたの観念の顕れでもある。時間や空間もここに。
中には鏡(心)、御霊、仙骨がある。スクリーンとしてもよい。中から全体へつながる。いまここ。元々あなたの内にある至福、意識、存在。
右には先祖霊や守護霊、あなたや現象の変化を支える裏方だ。地にあるいまもあなたをてらし見守っている。
この三つで”ひとつ”。
その空はつまり本当のあなた。
真のいまここでは左は消える。
想い出す方法は”何もしない”。
が、聖心で動く。
本当のあなたを現すとこうなる。
実際にはひとつ円だが。
(|||)=イチなるもの、空、全イチ、ソレ
ソレへはいつまでも考え続けてると戻れない。
それでも考えることは否定せず。
己を知るために。
己を知るために。
自分ではないものを手放すために。
身体がある。
思考がある。
人生がある。
自分とはすべて。
身体のまま。
心についた観念を落とし。
落ちたいまここに。
そこに本来のあなたは在る。
その運命にあるものも。
たとえ。
その運命になきものも。
すべてはひとつ。
真理は絶対に変化せず。
いまこのときも。
本当の自由と平和にある。
その真理とは。
何ら求めない。
あなたのことである。
自我はなくとも。
真我は消えない。
それは境地でもなんでもない。
本来のあなたの状態である。
ごく自然で至福な実在の。
〈彼女も気づいたからおもわず名を聞いた〉
『・・愛だね』
〈イチなるものの千変万化。いずれも神の顕れよ〉
『おかげでまた浄められたよ』
〈案ずることなく。煩うことなく。そのままに道をゆけ。何もいらぬ。もう満ちなのだから〉
『ああ、わかった。すでに平和にあったことが・・この至福と平和のひとつが過去に顕れるまで』
〈真ん中と共に。他の者にもあたたかな光を〉
『たのんだよ。まだ地獄と錯覚している人は多い』
〈心配いらぬ。在るは完全に満たされておる〉
『はかなき特別感か。救われた愛だね✨』
〈すべてよし。ゆえに守護は語らず〉
しばらくして。
駅前のショッピングモールで彼女をみかけた。
「あー!こんにちはー✨」
ベビーカーには可愛らしいぬいぐるみ。
そこにこう書かれていたー。
”はりま さんぺい”
と。
世界に心はひとつ。
それを知ろうと。
知らずとも。
事実は愛にあらわれて。
いつも鏡をてらしたまま。
存在の自由な観方で。
意識という光のなか。
至福は今日も。
変化を楽しむ💖
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