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死線越え自然へ

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宇宙ライフシリーズの第四部。神。つまり全なる愛へ至るドウテイを描きますが、本マガジンのテーマは死。死もまた概念ゆえ存在しませんが、理在るにおきましてはまだまだデリケートなテーマ。…
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#小説

ひっくり返る世界

自死直前だった私に突然起きた不思議な出来事。 私はおかしなコエに救われたのだろうか。コエのイメージからすると赤子のようなハゲ・・ハ!?ハゲ?・・いや、そんな事など気にならないほど、私を包むぬくもりはどこまでも深く、優しい陽だまりのようだった。 「ぇ、、愛されてる?」 『!・・面白い。これまで多くにやすらぎを伝えてきたが、その反応を見せたのはあなただけじゃ✨・・しかし驚いた。先刻の黒々とした無慈悲な顔はどこへやら』 「・・ひどい顔してたでしょうね💧」 『よくきくがいい

自殺未遂からの菩薩みたい

私はエロシ。去年コ〇ナ離婚をした。コ〇ナのせいじゃないかもしれないが、コ〇ナのせいにしておく。今思えば、マスコミを見た瞬間から感染したのかもしれない。染められたのはつい答えを求めてしまう悪い癖からかも。 離婚後、何故だかわからないが自然と触れ合うことやデジタルデトックス、ひいてはアウトドア全般にハマり、最近は週末になると山へ足をのばし、ソロキャンプ三昧の日々。 でもね。それも飽きてくるのです💧 平日は相も変わらず仕事に追われ、心休まるのはソロキャンのときのみ。趣味がある

たまえちゃんFaraway

『自分がここにいるのは何かおかしい』 昼休み。教室の窓際に立ち、私はそう感じていた。 学校生活が変わったわけじゃない。 ”私の内面”が変化しているのは明らかだった。 仲の良い同じクラスのある子ちゃんと遊んでいても楽しくない。つい先日までこんなことなかったのに・・。 突然訪れた違和感。 アタマでいくら考えても、心の中の”たみー”に聞いても答えは出ない。 💔 💔 💔 私は、尾神たまえ。 クラスメイトからは”かみたまほとけたま”なんてアダ名で呼ばれてる。 父の写太郎は