【Life is Journey:世界一周~心と身体、癒しの旅】①プロローグ

ワインと洋酒の業界紙記者をやっていると、繁忙期にはアポが一日5件ということも珍しくない。もちろん駆け回って取材するだけでなく、それを翌日に間に合うように記事にしなくてはならない。

「なんでこんなに忙しいの~」が口癖になり、昼は取材に駆け回りながら夜は原稿に追われ、夜も「to do list」を考え出すとほとんど眠れず、気の休まる時がない毎日。「働き方改革」なんてこの日本では絶対にありえない。

いろいろあってたまりにたまった代休と有給を消化するために、せっかく世界一周を企画したにも関わらず、出発前日には東京ウイスキー&スピリッツコンペの審査あり、お仕事の依頼も何件かいただいて、お休みモードにはとてもなれそうにないのかったが、世界一周の旅にようやく旅立った
題して【Life is Journey:世界一周~心と身体、癒しの旅】

18歳で初めてヨーロッパを貧乏旅行して以来、アフリカから南米まで、訪れた国は56カ国。もう行きたいところはほとんど行きつくした感がある。最近では新しい国を旅するよりも、同じ場所に通う方が楽しいのと、子どものリクエストもあり、毎年GWには八重山、夏はNYとシチリア、秋のパリ、冬のハワイが定番になった。
でも、こんなのは旅ではなく、移動でしかない。せっかくひとりで旅するなら、これまで行けなかった所に行ってみたい。そして社会人になって30年の節目に、心と体を休めたい。ということで、今回のテーマは「癒しの旅」と決めた。

まずはバックパッカー時代に(飛行機しかないので)高くて行けなかったイースター島、そしてパワースポットセドナでヒーリング、スリランカでアーユルヴェーダ。ワイン記者として、今一番気になるジョージアとギリシャ。もっと回りたい国や地域もあったのだが、仕事に追われて旅で一番楽しい旅程づくりすらままならず…しかも旅行中に締め切り3本抱え、さてどうなる?

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