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なぜかアニメ化しないあの作品について考えた【おたくの本棚】

アニメ化してほしいマンガランキング

3月21日、世の中が外に出れない鬱憤を無人島開拓にぶつけていた頃、こんなランキングが発表されたのを皆さんはご存じだろうか。

第3回アニメ化してほしいマンガランキング

anime Japan2020というイベントが運営する読者が選ぶ今一番アニメが見たい作品を決める賞レースである。
まあ、認識としては漫画大賞や次にくるマンガ大賞等の遠い親戚くらいで大丈夫だと思います。

HPのリンク↓
https://www.anime-japan.jp/main/ajranking/

今年の総得票数は上記のページによると約18万票、その中で最も票を集めた作品。その名は!

古見さんはコミュ症です。

週刊少年サンデーで絶讚連載中の学園コメディ。1~16巻発売中。

ここで話は変わるが今回ランキング入りした他の作品のコミックの巻数初出を見て欲しい。

第二位【新しい上司はど天然】1巻(2019)
第三位【お兄ちゃんはおしまい!】1~3巻(2018)
第四位【僕の心のヤバイやつ】1~2巻(2018)
第五位【SPY×FAMILY】1~3巻(2019)
第六位【アクタージュ act-age】1~10巻(2018)
第七位【多数欠】1~5巻(2013)
第八位【極主夫道】1~4巻(2018)
第九位【薬屋のひとりごと】1~9巻(2011)
第10位【チェンソーマン】1~6巻(2018)

※2020年3月31日時点のデータ初出年数は商業連載の開始時期

一部特殊な事例があるもののいずれの作品も比較的若い作品が多くを閉め、発売巻数は10巻以下の作品が目立つ印象です。
実際【薬屋のひとりごと】は小説原作という点からメディア化は秒読みだと思うし【多数欠】に関しては週刊連載なのに何でこんなに単行本が出てないのか逆に気になる。(←未読)

それに対して古見さん、この記事を書いている時点で16巻まで発売されています
繰り返しになりますが、周りの作品が比較的若いものがおおいなかで若干浮いている気が...
それに、この作品ファン界隈ではかなり前からアニメ化を希望する声がけっこうあった印象があって...

そこで自分なりにこの作品のアニメ化が遅れる理由である【大人の事情】を考えてみます。
(下世話にも程がある)

キャラクター性について

この作品の最大の魅力といえば豊富なキャラクター、中でも主人公の古見さんが可愛いのなんの。
かわいさの秘密はタイトルの通りのコミュ症で、それを不器用ながも克服しようと奮闘する様がいいんですよね。

で、このキャラクター性の何が問題なのかというと。古見さん人前だと緊張して喋れないんですよ。数ある漫画作品のメインヒロイン中でもトップクラスで吹き出しの数が少ないのです。

その上、古見さん意外のキャラクターもありとあらゆるキャラ属性を誇張したかのような濃いキャラクターが揃っておりモブキャラと呼ばれるキャラは一人としていません

主人公キャラに求められるのは台詞の演技はもちろん、呼吸の演技も求められ、その他のキャラクターたちも一人一人に声優さんをつけるのか、それとも兼役させるのか。等の難しい判断が迫られます。

ストーリー

この作品、いわゆる学園コメディなのでゆっくりとですが確実に時間は進んでいきます。
大体10巻までで作中では一年経過していきます。
学園祭や修学旅行等のイベント等も比較的長い時間をかけてガッツリとお話を展開します。
ここまではいいのですが、1話完結のお話ではショートショート的なテンポの良さで進行するエピソードも存在するため1クールにおと仕込むことを考えると...どうなるんだろう?ぶっちゃけ1クールじゃ足りないな、2クール欲しい。

繊細な心理描写

この作品の人気の肝は古見さんの本音!これが本当にすばらしい。
読者の共感を得るだけでなくシチュエーションもあいまってもう最高にエモーショナル!
もう、入学式の黒板のシーンとか...最高...
これがアニメ化したら冗談抜きでタヒねる...
という期待が一部ファンの間でもうパンパンに膨らんでいます。ある意味これは危険な状態とも言えます。

まとめ

えー、まとめると「古見さんはコミュ症です。」は本当にすばらしい作品なので多少ハードルが高くても関係者のかたは是非とも前向きに検討して欲しい!という話。黒板のシーンは是非とも見て欲しい
という話でした。

ではでは私はこの辺で...

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