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<第11話>コミック『金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ』感想!

金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ第11話の感想を書いていきます!
(※なおこれは個人の感想です)

前回も今回もルーファスさんが大きく絡むので、原作ではないシーンが中心になっているんですが、さりげなく原作の地の文でのレオーネの言葉などを拾って下さっておりまして、ですね。

前にも書いたと思うんですけど、原作政略結婚って一人称なんですよ。そしてほとんどがレオーネのモノローグで進んじゃうような感じなんですよね。でも、それをとても丁寧に忠実に拾って下さりながらも、モノローグではなく会話でうまく表現して下さっているなぁ……と改めて感動してしまうわけです。

それに、なんと驚くべきことに、このクラウディオとの稽古のシーンって原作では1、2ページかそこらなんですよね。
それが、クラウディオがこっそり稽古をしていることが匂わされたり、蝶と共に休む和やかな一面が見られたりと、クラウディオの解像度がぐっと上がります。癇癪持ちでイガイガしてるクラウディオの、健気で可愛らしい一面がぐっとクローズアップされていますね。

で、これらの要素を実にうまくアシストして下さるルーファスさん。それでいて彼自身もキャラが立っていて魅力的だからもうたまらないです。推せます。でも、レオーネは絶妙にやや塩なんですよね。すごく丁寧に礼節を持って接しているんですが、ベルトルドに対する温度感と絶妙に違うんですよね。それが態度だったり表情だったりで伝わってきて、レオーネが調子を崩しちゃうのはベルトルドだからなんだよねっていうのを強調しているような気がします。

それでそれで、ずっとミステリアスなベールをまとっていたルーファスさんなんですが……

少し、仮面が外れてきたと思いませんか?

などと、8ページ目の彼を見ていると感じるんですよね。と書いていて、ふと、前に「レオーネは(心の)仮面をしている」みたいなことを書いたのを思い出したわけですが。この話のメインキャラ、みんな素直じゃないですよね。腹のうちを見せないというか。ルーファスはベルトルドよりは器用だし、レオーネよりは恋愛上手だし、最初から笑顔も見せて表情も豊富だけど、でも人に対して壁を作るというか、自分を曝け出さないところは二人とよく似てるんじゃないかなって思います。だからきっとベルトルドと通じ合えてるんじゃないかなって。正反対のタイプみたいだけど根っこは同じっていうエモみをね、感じますよね!!?!?いいですよね!!!!!!!!!大好きです。

かーらーのー
あいつ呼びからの、訳知り匂わせ!!!!!!ほんとゼルジオス国民、ベルトルド大好きですね!!!そんな言葉の端を聞き逃さずにレオーネは思案するも、はぐらかされてしまいます。ベルトルドが抱えているものについて、それぞれのキャラを立てながらさりげなく示唆されてるのすごいですね…( ..)φメモメモ
殿下はいつの間にかちょうちょ捕まえて可愛いなぁ。
そして森川先生が描くベルトルド、相変わらず…いやいつにも増して端正なお顔をなさっておられる。。。ついじっと眺めてしまう。。。

というわけでベルトルドが帰還するのですけれども、ベルトルドが帰ってきたとたん復活する殿下かわいいですね。ほんとゼルジオス国民ベルトルド好き略してゼルベルスキ。
ところでここ、原作だと”クラウディオが持っていた棒を構えてみせる”くらいのことしか書かれていないんですけど、コミック版だとクラウディオが駆け寄っていく様子やベルトルドを見て笑みを見せたり、構えたときにキリっと顔を引き締めていたりするさまも描かれていて、本当に殿下がお可愛らしい……。本当に魅力的に描いていただけて感無量です。
そのあとの、クラウディオが「不甲斐ない…」というシーンは原作にはあるのですが、そのあと殿下会心の笑みを見せて下さるのはコミックならではです。

そしてベルトルドの優しい笑みも堪りませんね!!!!!!!!!!

そしてここで、レオーネと殿下の距離が縮まるある出来事が…!

そのあとちょっと照れながらルーファスを伴って駆けていく殿下、少しやりとりが自然になってきたレオーネとベルトルドのふとした他愛無いやり取りが拝めるのはコミックスだけです( ˘人˘ )
こういうさりげないやり取りが本当に随所に入っているのがほんとうにすごくて、それがなお一層キャラを活き活きと見せていてほんと毎回のように言っているけれどいつもめちゃくちゃ感動してしまうので何度でも言います!!!!

ベルトルドに肩を貸すレオーネ、少しずつベルトルドを意識していてドキドキしているのですが、その結果行きつく思考が「稽古つけてもらえば浮ついた気分にならなくてすむ!」なので恋愛ポンコツが過ぎますね。
このくだりは原作にもあるのですが、微妙に場所が変わっていて、レオーネとクラウディオ(ルーファス)、レオーネとベルトルドと、それぞれのやり取りとしてきちんと整頓されてより自然に伝わるようになっているんですよね。

あとベルトルドがちょっと胸元緩めてるのを見て動揺するレオーネとかもコミックならではでたいへん美味しくなっております。
このベルトルドの目線の色気、そりゃレオーネも動揺しますわ…(*´σー`)♡

というドキドキのシーンなのですが…緩めた胸元からベルトルドは鍵を取り出して…??
ここでベルトルドから物語の核心に触れる一言が!!!
次回、物語も二人の関係も大きく動く予感がしますね!次回も絶対見て下さいね!!♡♡


さて、ここからはお知らせなのですが。

金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐの原作ノベル「政略結婚~金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ~」ですが

続編の発売が決定いたしました!!!!!!!!!!!!
(※追記※発売日が3月14日に決定しました!)

実は、この原作ノベルの発売は2年以上前の2021年4月なのですが、今になってこんなお話が頂けたのは、ひとえに応援して下さる皆さま、素敵なコミカライズをして下さった森川先生および、関係各位の皆様のお力添えのおかげです。
この場をお借りしまして、改めて深くお礼申し上げます。

また、明日12月30日(土)はコミカライズ更新日のほかに、X(旧Twitter)にてイベントがあるらしく…!?
ぜひ天海社さんのXアカウントをチェックしてみてくださいね☑
※こちらのイベントは終了しました。ご参加下さった方、ありがとうございました!

◆12/29 シーモアでは第12話、他電子書店では第9話が配信されます。

◆単話1~6&描き下ろしおまけマンガ収録のコミックス第1巻、各電子ストアにて配信中です!

◆原作もよろしくお願いします!!!!!!




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