向井さんの幸せを祝いたい
パンサー向井さんに、好きな人ができた。
2024年5月7日、彼が一人でしゃべる名古屋のラジオ番組「#むかいの喋り方」内で発表された。
寂しいなあ。
もう少し同じ場所で、もじもじしていて欲しいなあというのが、正直な感情。
「#むかいの喋り方」は、3年前くらいから、私にとって「今一番楽しみなラジオ番組」だった。
約一年前には、「道で偶然再会した、“昔ちょっと二人でご飯行ったりしたことある女性”と、スタバに入って、かっこつけた」話をしていて、爆笑させてもらった。
メロンフラペチーノを頼みたかったけど、カッコつけて、ホットのブレンドコーヒー頼んで、
フタが取れて手にこぼして、ヤケドを負ったけど、大丈夫なふりして「あっついねー」って言ったって。
そんな話を、もっと聞きたかったな。
向井さんの幸せを願ってはいるけれど、まだ行かないで、と思ってしまう。
オードリー若林さんが結婚した後、私はオードリーのラジオを楽しめなくなった。しばらく聞かなくなった。今は、また聞いてはいるけれど、夢中にはなれていない。
ラジオ番組は生もので、時代やパーソナリティ自身の変化によって移り変わっていく。
その変化に、自分が対応できないと、聴かなくなってしまう。
番組は変わらなくても、自分が変わると、聴かなくなってしまうこともある。
一つの番組に夢中になれている期間っていうのは、番組と自分が共鳴できている期間。
結構な奇跡の上に成り立つ関係性だ。
去年から、向井さんは「結婚したい」と言っていて、ほかのラジオ番組やYouTube「くるま温泉チャンネル」などでも、「芸人仲間と恋バナをしている。恋がうまくいかない」という内容の話をしていた。
だから、「好きな人」は今までもできていたと思う。それでもわざわざ発表してこなかったのは、たぶんそこまで本気になれなかったり、脈がなかったから。
今回、「まだ付き合ってもない」と言いつつ発表するのは、脈があるし、いよいよ本気なんだろうな。
「ラジオで話すと上手くいかなくなるから、しばらくモグリます」って。
恋の話はしばらくしませんって、やっぱり寂しいな。
いつか「上手くいかなかったっていうエピソード」として、話して欲しいと期待してしまう。
ひどいよね。
向井さんの人生を考えたら、絶対に上手くいく方が良いんだから、応援すべきだよね。
だけど、向井さんが結婚したら、たぶん私はしばらく向井さんのラジオを楽しめなくなってしまうと思うから、向井さんのラジオと離れることが寂しくて、引きとめようとしてしまう。
ラジオって、テレビよりも心の距離が近くて。
私にとってラジオは、友だちと電話で話しているような心の距離感。ラジオパーソナリティは、学生時代からの友だちみたいに感じてしまう。
友だちの幸せを、もちろん願っているし祝いたい。祝える自分でいたいけれど、独身仲間が次々に結婚して、疎遠になっていくことが寂しいと感じる感覚は消せないし、ごまかせない。
ほんとは去年、結婚しちゃうんじゃないかとドキドキしていた。
向井さんは目標を達成していく人だから。
オードリー若林さんを尊敬している人だから、知り合ってすぐの15歳年下の一般人と結婚することにも抵抗ないだろうな、と思うから。
去年から、向井さんのラジオとお別れするカウントダウンが始まっていると感じていた。
だからこそ、「今、夢中になれている瞬間を思う存分味わおう」と、出演する全てのラジオを聴いてきたし、名古屋でのラジオイベントにも、関東から遠征して参加した。
そのイベントで「結婚発表」があるかもしれない、とも思っていた。
結果、それはなかったのだけれど。
去年から、「結婚に向けて本気で動いている」とリスナーに発信していたのは、心の準備をさせてくれているのかな、と思う。
オードリー若林さんの突然の結婚報告で、「若林ロス」になった向井さんだからこその気遣いなのかな、と。
リスナーたちに、「突然」で衝撃を与えないための措置?
真意は分からないけれど、リスナーに、ラジオに、自分に、真摯に向き合っているんだな、と思う。
そんな向井さんが、若い一般人と結婚したとしても、おめでとうと言います。
ラジオは聴けなくなるだろうけど、今まで楽しませてくれてありがとうございましたという感謝と共に、全力でお祝いしたい。
いつ結婚発表になるのかわからないけど、それまでの期間、たぶん残りわずかな貴重な時間をしっかり楽しんでいきたい。
今日も一日、がんばろう。
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