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【ゴールデンHackウィーク2021 ブログリレー⑦】 社会の中で「個人がそれぞれの能力を自分の意思でつかうことができているか?」

HackCampの新しいビジョンを現すべく、メンバーみんなで、HackCampが実現したい世界に対する「問い」を問い、詩にしていこうと、ゴールデンウィークにわたりリレー形式で綴ってきたブログリレー。
体調を崩して参加が叶わなかったメンバーを除いて(小松さん、元気になったら良い問いを!)、みんなの問いが出揃いました。

みんなの問い

1日目に私たちがなぜ「問いと詩」を今大事にしたいのかについて考えてくれた宮島さんの問い
「ビジョンとしての「ポエム=詩」を失っているから、私たちは迷走しているのではないでしょうか?」

2日目に自らの想いをポエムにしたためてくれた寺崎さんの問い
「主体性(Ownership)を持つと、人は幸せなのか?」

3日目に問いの持つ面白さと価値について考察をしてくれた矢吹さんの問い
「もし、だれもが主体的に自分事化として取り組める仕組みがあったら、マネジメントの定義はどうなるのだろう?」

4日目に、なぜイノベーションを起こすことよりも先に民主化に注目したいのかを解きほぐしてくれた関さんの問い
「なぜ民主化が大事なのか」

5日目に、どうして私達が民主化をを目指すのか、をHackCamp愛いっぱいに語ってくれた菊地さんの問い
「なぜHackCampは民主化を目指すのか」

6日目に、自由についてまわるルールについて考察してくれた山本さんの問い
「不自由はイノベーションにどんなメリットを与えてくれるのか」


7日目に私が問いたい問い

小松さんの問いは体調の回復を待つとして、ブログリレーの終わりに私が問いたい問い、それはこちらです。

社会の中で「個人がそれぞれの能力を自分の意思でつかうことができているか?」

HackCampではいつも、社員それぞれが自分の管理のもとで毎日の業務を組み立てて実行するようにしていて、私はそこがとても働きやすいところだと思っています。
例えば、自分の手をつかってAをBに動かすとき、「AをBに動かせ」と言われて動かすのと、「AをBに動かせば目的が達成できる」と自分で思って動かすのと、みなさんにとっては同じですか?
私にとっては大違いだし、みなさんにとっても、後者の方が納得して、やりがいを感じながら動かすことができるのではないかと思います。

自分の能力を自分の意思で使い価値が出せること、は社会の中で私がありたいあり方です。みんなが同じように考えるべきだと思っているわけではありませんが、そういうところを目指したいという気持ちが伝わるといいなぁと、今回ビジョンづくりに取り組んでいて思っています。

そしてポエム

この問いについて、私がよく表されているなと思っている詩を紹介します。
みなさんもご存知の、The BeatlesのBlackbirdという曲の詩です。
Wikipediaによると、この曲は1968年に発表され、当時アメリカで盛んだった公民権運動の中で、「リトルロック高校事件で差別と隔離を受けていた黒人女性に宛てて書いた曲」であったと、ポール・マッカートニーが語っているそうです。
歌詞の一部を紹介します。

"Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life
You were only waiting for this moment to arise

Black bird singing in the dead of night
Take these sunken eyes and learn to see
All your life
You were only waiting for this moment to be free

Blackbird fly, blackbird fly
Into the light of the dark black night"

簡単に要約すると(失礼をお許しを)

ブラックバードが傷ついた翼で飛ぶことを覚えようとしている、落ち窪んだ目で見ることを学ぼうとしている、君はこのときがくるのをずっと待っていたんだ、飛べ、ブラックバード、真っ暗な真夜中の光の中へ

というような歌詞です。

ブラックバードはそれまでも生きてはいたが、自分の目で見ることはできず、自分の翼では飛べなかった。目も翼もボロボロでも、自分でその使い方を覚えて、自分で飛び立とうとしている。目の前は真っ暗でも、その向こうにさす光を目指して。

自分の意思で自分の能力を使う、ということ、私はとっても大切だと思うんです。

楽しかったブログリレーもゴールデンウィークもいよいよ終わりですね。
明日からまた、目指すべきビジョンからバックキャスティングで明日を考え、精進していきたいものです。

この後の1年も、みなさんと一緒に成長していきたいHackCampをどうぞよろしくお願いいたします!!


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