消防庁実科査閲に行ってきました(写真はナシ)
先日、撮影の仕事で笹塚にある東京消防庁管轄の消防学校の実科査閲に行ってまいりました。この学校に入学すると6ヶ月間の寮生活を通じて、厳しい訓練が行われます。実科査閲とは、6か月間の訓練期間中の成果を確認するもの。いうなれば最後の卒業試験兼、家族を招いてのお披露目会という感じの行事です。
ここを卒業すると、プロの消防士として、各地の消防署に配置されるとのこと。
いやあ、実はよい写真がたくさん撮れたのですが、今回は販売を目的としたものなのと、個人情報の関係でお顔の写真などはお載せできないのですよ。すみません、消防車だけでご勘弁ください。
学生たちの一糸乱れぬ行進や整列、さまざまな仕草はまさに体育会系の極みのようなもの。ひいては軍隊を思い浮かべるものですが、消防隊なるもの人の命を預かる、ある意味もっとも大切な使命を背負った仕事だけに、こういった“超”厳しい規律を遵守するのは当然のことなのでしょう。体力のないヘタレな僕には絶対にできる仕事じゃないですね。
実科査閲の内容は、行進からロープの結び方、蘇生術、はしごがけ、綱渡り、放水…とさまざまですが、どれもすごいスピードで動きがパキパキ! ハイライトは訓練塔に向かっての一斉放水はド迫力でしたね。
実科査閲が終了したあとは、閲覧しにいらしたご家族やご友人たちとの懇談の時間がもうけれておりました。半年ぶりに会う息子さんたちの素晴らしい成長ぶりをみた親御さんたちは、さぞ誇らしい気持ちでいっぱいだったことでしょう。この日、卒業する若者たちの写真を撮っていたのですが、皆はつらつとした、本当によい表情でした(写真を載せられないのが残念!)。
帰宅しデータを整理して思ったことがあります。同期の学生同士が笑顔で肩を組み写る姿をみて、つい子犬を抱き、笑顔で集う戦時下の特攻隊の若者のたちの写真(上)を思い浮かべてしまいました。年頃もきっと今回の学生たちと同じぐらいでしょう。もっとも学生たちは特攻にいくわけではありませんが、これからは命を危機にさらす仕事に就くわけです。 みなさん、どうかご無事でいてください、と…願わずにはいれれませんでした。そしてこういう人たちの存在にわれわれの平和な生活は守られているのだなとしみじみ感じました。本当に感謝の念しかありません。
まだまだ日本の若者も捨てたもんじゃないですね。頑張ってほしいものです。
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