「柏飛行場と秋水 - 歴史めぐり街歩き -」動画公開中です。(鈴木みそさんマンガ付き)
(マンガ:鈴木みそ)
…ということで、展覧会「柏飛行場と秋水」展 関連動画、
「柏飛行場と秋水 - 歴史めぐり街歩き - 」を現在公開中です。
こちら、マンガにも書かれていますが、ブラタモリのフォーマットで、柏飛行場やその周辺の戦争遺跡を紹介していこう、という企画です。撮影は10月25日の秋晴れの日に実施されました。同行者は小林エリカさん。
最初は1時間位の動画にする予定でしたが、ご案内いただいた柏歴史クラブの上山さん、櫻井さん、小林さん、秋水研究家の柴田さんの話があまりに濃密で切るところがない!となったので、合計2時間半の大作になってしまいました。そこで、前後編の2本立てに編集して公開することにしました。
(各撮影場所は、特別に許可をとって撮影させていただいています)
「柏飛行場と秋水 - 歴史めぐり街歩き - 」(前編)
前編の見どころ紹介
前編最初は、柏歴史クラブ会長の上山和雄さんのお話からスタートします。柏の葉で馬を育成していた頃の話、また明治〜昭和初期にかけて「東の宝塚」を目指して開発されていたことなどをお聞きしました。その後、柏の葉公園内のバラ園に移動。ここでは柏歴史クラブの櫻井良樹さんに、第二次大戦開戦直前に設置された柏飛行場および周辺の軍事施設や掩体壕のことなどをおうかがいしました。櫻井さんには、運動場エリアに移動後、柏飛行場が戦後、農地を経て米軍の通信基地になった話や、その後東大などが入って現在のかたちになっていった経緯も教えていただきました。
その後、柏飛行場の遺構である飛行場正門や弾薬庫、戦時中の機銃掃射の痕跡などを歩きながらめぐり、最後はNPO法人こんぶくろ池自然の森の岡本曻さんに、こんぶくろ池や周辺に残る、豊かな自然とその維持についてお話をおうかがいしていきます。(YouTubeで開くと、目的の場所に飛べるインデックスがついています)
「柏飛行場と秋水 - 歴史めぐり街歩き - 」(後編)
後編の見どころ紹介
つづいて後編です。後編は自然博物公園のなかにある、えんたい壕からスタートします。戦闘機を隠す用途で使われていた掩体壕が実際にはどのように運用されていたのか、柏歴史クラブ櫻井良樹さんにおうかがいします。その後、公園の南側に移動。ここには実は秋水の実験用燃料庫がありました。このあたりの燃料庫発見のいきさつと終戦末期に開発されたロケット戦闘機秋水開発のお話を、秋水研究家の柴田一哉さんにうかがいます。柴田さんによる詳細な調査や実物の燃料瓶も必見です。その後、柏飛行場から少し離れた花野井の燃料庫群に移動。花野井5号燃料庫からスタートし、町中に残る燃料庫の形跡を巡っていきます。
そして最後に有名な花野井1号燃料庫へ。地上部分でこの燃料庫がどのように利用される予定だったか?の解説をおうかがいしたあと、いよいよ花野井1号燃料庫の中へ潜入!柏歴史クラブ 小林正孝さんの案内のもと当時の状況を推測していきます。
(YouTubeで開くと、目的の場所に飛べるインデックスがついています)
ーーー「柏飛行場と秋水 - 歴史めぐり街歩き - 」ーーー
[出演]
八谷和彦(東京藝術大学 先端芸術表現科)
小林エリカ(アーティスト 小説家 マンガ家)
上山和雄(柏歴史クラブ)
櫻井良樹(柏歴史クラブ)
小林正孝(柏歴史クラブ)
柴田一哉(秋水研究家)
岡本曻(NPO法人こんぶくろ池自然の森)
[協力]
柏市教育委員会
柏歴史クラブ
NPO法人こんぶくろ池自然の森
Yutaka Kikutake Gallery
浦久淳子(柏歴史クラブ)
[企画]
八谷和彦
[撮影・編集]
髙橋生也
[音楽]
余湖雄一
エンディング曲 雨〜Largo〜
作曲:鬼頭恭一 編曲:余湖雄一
この動画の撮影には、柏歴史クラブの皆様、とりわけ関係各位との連絡・調整など柏歴史クラブの浦久淳子さんにたいへんお世話になりました。改めてお礼申し上げます!ありがとうございました!