重種馬との出会い

私が初めて重種馬というものを見たのは、フランスに出かけた時に出会ったArdennais(アルドネ)種という馬でした。

ほぼ軽種馬しか知らなかった(その頃ばんえい競馬は知ってましたが北海道和種が競走しているのかと思っていたくらい無知でした)私にとって、この出会いは衝撃でした。牛かサイ(あるいはゾウ?)のような体型の動物が馬のお面をかぶっているのかと思ったくらいですから。

しかし私はArdennaisたちのそのずんぐりむっくりの体型と、長い距毛(ここ重要!)とタテガミにすっかり魅了され、重種馬のとりこになったのでした。

Ardennais種は本来人を乗せる(いわゆる乗用種)目的でつくられたわけではなく、今でいう馬車・馬耕・馬搬に使われている「ドラフトホース」だということを知りました(私がペルシュロン種やブルトン種を知ったのはもっと後のことです)。

その後デンマークに渡った時にもJutland(ユトランド)種と出会い、「いいなあ・・・こんな馬が日本にもいたらなあ・・・」と思っていたところ、ばんえい競走馬の祖先がペルシュロンやブルトンだということを知ってまた驚くのでした。

こうして私は重種馬=ばんえい競走馬に魅かれていくのでした。

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